京都大丸であった「長新太展ナノヨ」最終日に間に合った。
長さんの作品に会ったのは平岡小学校の図書室だった。「海賊の歌が聞こえる」か「山の向こうは青い海だった」かのどちらか。ほよんとした長さんのイラストの線がいい感じに思った。
今回は、天衣無縫な色彩にシビれた。
どんな色を使っても自由なのだ。そんな気がした。
四条大宮の立ち飲みで前飲み。
冷奴はよかったものの、弾みで頼んだウニクラゲが添加物だらけで、
あと口中、火傷をしたみたいにチリチリした。ありゃいけませんや。
その後、千本中立売の老舗酒場「神馬」で始まる第7回ぶとり会へ。
太った男たちが集まり、ただむしゃむしゃと鯨飲馬食する会。
今回は京都千本場所。古い昭和なスナックも待っているという。
ホスト役は名カメラマン(メンバーに名カメラマンが二人いる)である
おっちゃん。
衣かつぎ、枝豆、ばい貝で一杯。
ここはなんといっても燗酒がいい。甕にブレンドした日本酒を正一合ずつ尺で注ぐ。ぬる燗にするとまろやかな伏見酒だろうか、すいすいと入ってゆく。京都屈指の名居酒屋にまちがいない。
絶品きずしに、だし巻き、白海老の掻き揚げなどをいただく。
使い込まれたカウンター、店内には色町を彷彿とさせる水の流れに
太鼓橋などがかかっている。このレジスターも年代物。
10月になってからの鯖寿司は持ち帰りとしても人気。
いつまでも続いて欲しい、往時の千本の匂いを残す店だ。
神馬 しんめ 上京区千本中立売
いい店ですね。是非行ってみたい。
店の外も中もいい雰囲気です。
突き出し?もよさそうです。
最近流行りのなんちゃって町家には食指が動かないが、こうした古きよき京都の面影を残す居酒屋で静かに飲んでみたいものです。