前菜はみごとな白鶏(パイチー)・ネギソースがけ。
素晴らしく肉厚! あっさりした中にもコクあり。
こちらの名物は、肉焼売。
一之船入、魏さんの実家は横浜中華街の「明揚(みんやん)」。
お父さんは華正楼の料理長を務めた後、独立された。
明揚は兄が継いでいるが、この焼売はないらしい。
肉団子の塊のようなギュッと肉の詰まった焼売。
原料は豚肉と玉ねぎだけ、10種類ほどの調味料が入る。
これには、奥さんお勧めの赤ワインがよく合う。
微発泡の赤のスプマンテ。
エミリア州、ランブルスコ・ヴィーノ・フリザンテ
濃い中華の肉料理には快適。
人気メニューの坦坦麵。ゴマとピーナッツのペーストがきいて
実に濃厚!ここまで濃いのはなかなか出合えない。
深い丼に入り、満足感あり!
帰りにちょいと川端通りにひっかかる。
大阪の赤垣屋とはまったくちがう。古い佇まいが素晴らしい。
奥には時間の止まった離れなんぞがある。
へぎに料理が並ぶ。これで値段が書いてあればいうことないが。
ここのカウンターで燗酒などやる気分はひとしお。
小鉢何品か取り、燗酒をやる。外はそぼ降る雨。
「おやじ、酒だ・・・」なんて侍が入ってきても不思議ではない感じ。
「一之舟入」 中京区上木屋町
「赤垣屋」 川端二条下ル