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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Political Capital

2005年07月12日 | Weblog
技術職員Rの契約更新を認めない件(7/6、7/7参照)で、S上司が私の不在中(Ampara出張中)に出た行動は、R親方やSさんの担当現場に突然出向き、「工事に一ヶ月以上もかかっている(実は、土地の交渉で中断していた)」、「トイレのドアが壊れている(実は、住民が壊した)」、「電気工事の仕上げが悪い(実は、再工事連絡済み)」、「雨漏りがしている(実は、一件のみ)」といった報告書を仕上げ、大ボスに提出するというもの。

”Rだけを辞めさせるのはおかしい”という論理の展開を望んでいるようだが、やり方が嫌らしすぎる。S上司は技術系でもなんでもないし、これらのことは、すでにR親方やSさんと話し合っていたので(7/4参照)、特に大騒ぎする必要もないと軽視していたが、大ボスがS上司の報告書を鵜呑みにし、R親方やSさんを呼び出し叱りとばしたらしい。彼らを守るためにもすぐに抗議したいところだが、準備せずに行ったら私の英語力では、しどろもどろになるだけなので、その報告書に目を通してから対策を練ることにする。

報告書の内容について事実確認をするために、昼から現場に出る。その前に、私が昼飯を取っていないことに気づいた守衛さんが、運転手から聞きつけたのか、「今日も昼から出るのなら、昼飯を買ってくるから食べたほうがいい」と席まで持って来てくれた。頭がカーっとなっていたが、その優しさに我に返る。

19時すぎに戻ってきて、一部始終をCチーフに相談する。「S(S上司はCチーフの部下)が騒いでいるのは些細なことだから、そんなことに気を取られず、やるべきことに力を注ぎなさい。R親方もSさんもたくましいから心配する必要はない。大ボスが彼らに対してこれ以上口を出すようなら、私から言うようにする」と、よく部下たちを見ているなあと感じた。その後、事務所内の人事関係や政治力について、この環境における私の振舞い方について、助言を受けた(詳細は書けません)。

席に戻って、大ボスから指示された内容について、メールで返答する。言いたいことを書きつつ、相手の気を損ねないように書こうと思うと、何かと時間がかかる。今日も遅くなってしまった。