in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

カブール事務所復活

2013年05月31日 | Weblog
襲撃事件があった日から1週間もたたないうちに、アフガニスタンのカブール事務所が事業を再開した。某欧州出身のスタッフが大やけどし、病院に入院している以外にはスタッフの状態についてはニュースが入ってこないので、大丈夫なのだろう。

事件は、うちの事務所やスタッフが直接標的にされたのではなく、特定の人物をめぐって、約6時間の銃撃戦が繰り広げられたらしい。どんな状況だったのか想像に難くない。その攻防戦の中で、うちのスタッフを守ろうとアフガニスタン人警察官が殉職した。

事務所を再開するにあたっては、内部でいろんな議論があったことだろうが、ここでテロに屈してはいけない、という判断だろう。現地のスタッフに敬意を払うと共に、殉死した警察官遺族への募金に協力する。

母の日

2013年05月26日 | Haiti
ハイチでは5月の最終日曜日が『母の日』。第2日曜が全世界共通とばかり思っていたら、米国とそれにならった日本ぐらいで、各国それぞれ違うらしい。今日が『母の日』の国は隣国のドミニカ共和国やハイチ旧宗主国のフランスなど。ポルトー・プランスの街頭では、花束や花飾りがたくさん売られていた。旦那や息子が奥さんや母上に送るらしい。

昼から、もうすぐ帰国される邦人3名の送別会。今回は20名の邦人が集まり、賑やかな会だった。数人に「こないだのBBQ大会以来ですね」と挨拶したら、「あれは○○さんの送別会でBBQの会ではない」と失笑された。ほぼ毎月、かれこれ何百人ものハイチ援助関係者の送別会に参加しているので、記憶がごっちゃになってしまう。これも言い訳かな。

Orchestra in Haiti

2013年05月25日 | Haiti
友人のパーティに来ていたハイチ人演奏家のつてを頼って、オーケストラのコンサートに招待してもらった。質はともかく、ハイチに楽団があることに感動。もっときちんと調べて早く知っておけば良かった。

開場予定時間になっても客を入れずにリハーサルを続け、開演予定時間より結局1時間送れて始まるあたりは、なんともハイチらしい。お客さんも怒った風もなく、演奏を楽しむあたりは見習わないと、神経がすり減りすぎて、ここでは仕事を動かしていけないなぁと改めて認識した。

カブール事務所攻撃

2013年05月24日 | Weblog
うちのカブール事務所(アフガニスタン)が攻撃されたと、昼休みにのぞいたBBC(英国放送協会)サイトのトップニュースになっていて、言葉に表せないほどの衝撃を受けた。

スリランカ事務所や駐日事務所からの知人4名がその事務所で働いているので、彼らの無事が懸念された。追って、本部人事部長からの全スタッフへのメールが来て、負傷したスタッフは出たが、死亡者はいないとのこと。それでも事務所が狙い撃ちされるとは、大変なことになった。

一緒に昼食を取ろうとしていた友人R(スリランカ時代からの親友)が食事も喉を通らないほどの影響を受けている横で、それでも食べて昼からの仕事に備えないとと平穏を装う自分がいた。

夜、一人になって、ふとこの業界で仕事を続ける不安が出てきた。

Flag Day

2013年05月18日 | Haiti
今日はハイチの「国旗の日(Flag Day)」。フランスとの戦いと独立を象徴するハイチ国旗の誕生を記念した日で、今年で210回目を迎えた。

祝賀式典が行われて、街中のあちこちで検問があった。いつもよりお店が閉まっていて、交通量も少ない、比較的静かな日だった。

設計課題

2013年05月16日 | Haiti
写真のテントや掘立小屋が並ぶ土地に、占拠住民が立ち退いた後、80世帯の集合住宅を作る。各30平方メートルほどで、電気と水道も配慮する。

設計自体は難しくないのだけれど、周辺にギャング(市長もそう呼ぶ)が住んでいるので、近隣対策の難航、工事部材の盗難・窃盗、引渡し前の乗っ取りなどが想像される。

Sushi under Blacklight

2013年05月03日 | Haiti
いつもの寿司屋の催しで、ブラックライト・パーティがあった。

白系の服装で来るように言われて、会場のブラックライトに浮かび上がるシーンやカクテルに感動しつつも、頼んだ寿司への食欲はもう一つわかなかった(写真)。やっぱり日本食は目でも楽しんで食べたいということか。