in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Forest Hills

2012年04月25日 | United States
いつになく忙しくて、延ばしていたR&R(rest and recuperation 要は休暇)を急遽取って、ニュー・ヨークへ。前から遊びに来いと言われていた知人を頼って、QueensにあるForest Hillsのアパートにお邪魔する。

パートナーは単身赴任中、本人も昼間は仕事ということで、朝から夕方まで一人で寝たりテレビを見たり食べたいものを作ったりと、自分の家のように好き放題。さすがに疲れが溜まっていたのか、最寄り駅から地下鉄で20分もかからないManhattanにも行く気になれず、久しぶりに徒歩移動のできる自由さ・快適さを満喫しながら近所を散策する(写真)。

駅も近いし、都心にも近いし、ちょこっとしたスーパーとか雑貨屋とか食堂とか歩いて行けるし、昼間歩いているお年寄りも多いし(これ、アメリカではとても珍しい)、千里ニュータウンみたいやなと思っていた。

1週間何もするわけではなく滞在しているうちに、街の計画を<誰が><いつ頃>したんやろうと気になり始めて、ちょっと調べてみた。なんとC.A.ペリー氏が著した『近隣住区論(The neighbourhood unit)』をまとめるきっかけとなった(彼自身も住んでいた)街だったことが判明。十年ほど前に論文のためにあんなに読み込んでいたはずの参考書の内容を忘れていたとは、自分の記憶のあいまいさにガックリした。それでも、自らその街に滞在できた偶然に感謝。


*近隣住区とは、「都市計画で、小学校を中心に店舗・レクリエーション施設などを備えた、人口8000~1万人程度の住宅地域。(大辞泉より)」。20世紀の住宅地整備(日本のニュータウン開発)に大きく影響を与えたといえる。

8年目

2012年04月12日 | Haiti
早いものでこの業界に入って丸7年が過ぎた。

日本から離れて生活して、何が懐かしいかと聞かれると、いろいろあるのだが、(ここで書ける範囲で)一番懐かしいのは、音楽のあった生活だろう。

学生時代からずっとオケ(オーケストラ)をやっていて、卒業しても市民オケに所属していた。職種や年齢の垣根を越えたメンバーで練習していた時間が懐かしい。毎週日曜日夕方6時から9時の練習、なんとなく義務で通っていた気持ちもあったけれど、あんなに平和で満たされていた時間はもうやってこない。そんなことは、いつも過ぎてから気づくものだろうか。

最近、ヴォーン・ウィリアムズの5番のCDが古荷物の中から出てきて、思わず聴きまわす。情景的な(と思う)曲調に、練習していた当時をはっきり思い出すと同時に、自分の今置かれている状況を当時を比較せざる得ない。失うことと得られたこと、そういうことか。


写真はKinam hotel。Victorian(ビクトリア朝)Gingerbreadという様式らしい。ハイチの震災前はこういった植民地時代の名残の建物が多く残っていたという。

選挙色

2012年04月08日 | Dominican Republic
隣国ドミニカ共和国の地方都市(タウン)Azua近くで見かけた大統領候補の選挙事務所(写真)。選挙戦に政党色でアピールするのは、多くの国で見られるが、ここまで徹底した選挙事務所は珍しい(と思う)。