in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

東京国立博物館 特別展「スリランカ-輝く島の美に出会う」

2008年11月30日 | Japan

東京国立博物館 表慶館にて
特別展「スリランカ-輝く島の美に出会う」
2008年9月17日(水)~11月30日(日)開催中です。

"仏像やヒンドゥー神像、仏具などの宗教芸術作品や、美しい宝石をふんだんにあしらった宝飾品など、国宝級の作品を含む約150件、スリランカの粋を一堂に集めて展覧いたします。"(特別展Websiteより抜粋)

ご興味のある方は是非ともどうぞ!

海水浴

2008年11月30日 | Weblog
日本人5人組で朝8時すぎにColomboを出て、Unawatunaというビーチ近くで1晩過ごし、翌日夜9時に帰宅。よく遊び、笑い、飲んだ週末だった。

空も快晴で、とても気持ち良かった(写真)。

Cochlea/蝸牛殻

2008年11月23日 | Weblog
うちの事業Eyeキャンプ等でお世話になった(大統領にもツテがある)眼鏡屋さんW氏の誕生日会にお呼ばれする。上流階級が集う単なる飲み食いパーティかと思いきや、

「宴もたけなわになったところで、会場を移動してください」

との誘導で会場を移り、ダンス・ショーでも始まるのかなと思いきや、

『幼児期における人工蝸牛殻の移植が子供の成長に与える影響』という講義がインドから招かれた耳鼻科医により始まった。予想外の展開に酔った頭でついていくのが必死だったが、「聴覚障害が学習障害の大きな要因となること」等前の職場で学んだこと思い出しながら聞いていると、割と理解できたかなと。(手術の映像は食後に見るのはお勧めできないが、地元の人は結構平気そう。)

スリランカでこの手術を初めて(慈善事業として)計画実施したW氏に賛同する人たちが多く出席していた。そんな人々もこの国にいるのだとわかり、ちょっと心洗われた気分で帰ってきた。

コンクリート打放し

2008年11月22日 | Architecture
知り合いの建設会社が請け負う難工事の別荘が、2年以上の工期を経てもうすぐ竣工するということで、先方のご好意により再び見学させて頂いた。

圧巻のひとこと。スリランカで、よくぞここまで。施工業者の方々の苦労に脱帽。自分の学校工事の苦労が小さい小さいものに思えた。

キャンプだホイ

2008年11月20日 | Weblog
9月に米国の業者に発注していたテント一式が、なんとか税関を通過してやっとこさ届く。有事に備えての対応の一部なのだが、今のところ避難民が数十万人発生するような目立った政府軍の動きは無いので、うちの技術スタッフへの訓練もかねて、Colombo事務所の前庭で組み立ててみる(写真)。

日本人にしたら「テント」といえば、「キャンプ」そして「飯盒炊さん」と楽しいイメージがあると思う。ところが、スリランカ人にしたら、「テント」といえば、「避難民」、「紛争」、「自然災害」のイメージ、そして「キャンプ」といえば「軍隊(生活)」と決して明るいものではない。うちのスタッフにとっては、テントを組み立てたことはないし(津波支援経験者を除く)、その中で自分が寝るなんてましてや考えたこともないらしい。

そんなことを話しながら、あーでもない、こーでもないと言いながら、約1時間かけて完成! 汗だくになりながら、ちょっとした達成感と連帯感を得られた。

子犬

2008年11月10日 | Weblog
校舎と校舎の渡り廊下部分に、穴が掘られて子犬が産まれていた!雨にも当たらず涼しいからその場所を選んだのだろう。もっと近くに寄って撮りたかったが、スタッフに「母犬が怒ったら危ないから」と止められる。ごもっとも。

井の中の蛙、大海を知らず?

2008年11月08日 | Weblog
Batticaloa郊外で、井戸を掘るにあたり、近くの既存の井戸の状況(水質とか水位とか)を調べに行く。訪れた井戸には、蛙が15匹ほど(写真)。トイレや体を洗ったりするのにはかまへんやろうけど、飲み水に使うには辛いかな。

蛙君、君たちはそこで一生を過ごすのかい?

学校建設

2008年11月06日 | 学校建設
中学校校舎の2階部分の工事が始まった(写真)。11ヶ月工期のうち約5カ月が過ぎ、進捗状況は43%程度。時間にルーズなスリランカの事情を踏まえると、なかなかの出来(って、満足の程度が低いんやけど)。もうすぐ雨季に入る、その前に進行具合を稼いでおきたい。

建築資材が届くたびに、陸軍兵士たちがやってきて中身を調べる。武器や爆弾などが反政府軍に流れないように、そういったものが入っていないか念入りに調べる。こうした光景にも慣れたけど、いつも違和感がある。

反政府軍がらみで、現場労働者も陰で兵士や警察官に職務質問や嫌がらせを受けているらしい。こちらとしても事実を調べたいのだが、まるで教師が教室で「このクラスにはいじめがありますか?あったら先生に教えてください」と言っても生徒らが何も発言しないように、事実を正確に調べる手段がない。労働者は、仕返しを恐れているのだ。