in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Immebeule Clarté クラルテの集合集宅

2014年12月21日 | Architecture
スイスで生まれた建築家ル・コルビジェは、この国の10フラン紙幣に肖像画と作品が描かれている。その彼が設計した集合住宅がジュネーヴにあるので、天気がよかった今日、訪ねてみることにした。以前、偶然前を通りかかったのだけれど、その時は夜だったので良く見えず。今回カメラを持って再び訪問(外観だけ)。家から歩いて、40分ほどの距離に「クラルテの集合集宅」はあった。

コルビジェといえばコンクリートなんだけれど、この住宅は鉄骨造に壁面一体が後ろも前もガラスとなっている。メゾネットで居間の部分が2層分吹き抜けになっていたりと、設計当時(1930年)にはとても斬新だったはず。角の居間には空間をうまく利用して窓際に大きなオブジェが置いてあるのがよく見えた。1932年竣工にしては、えらく保存状態がいいなあと思ったら、6、7年前に大規模改修をしているとのこと、どうりで。市や政府もかなりのお金を出したようで、民間集合住宅を保存するためにいろいろな活動団体が動いたらしい。(そこまでこだわったのなら、一階に入っているレストランの場違いな看板も制限したらよいのに・・・。)

いずれは伝手を頼って中も見てみたい。

Barclays Center

2013年04月13日 | Architecture
ニュー・ヨークのトランジットで時間があったので、ブルックリンにできたBarclays Centerという名のスポーツ・アリーナ(写真)をのぞく。建築家フランク・ゲーリーの設計で始まったけど、見積り額がみるみるかさみ、Ellerbe Becketという組織設計事務所が設計を取ってかわったという建物。



エントランスの頭上は、スケート・トラックになっていて中心は空洞。それを囲んでLCDのスクリーンが映像(イベント告知や広告)を映し出すというもの。LCDが建築の外壁を構成する建物をよく見かけるようになった。

ミュンヘン空港

2013年04月08日 | Architecture
Munich到着後、次のフライトまで5時間ほどあったので、初ドイツやし街を見に行こうかなと思っていたけれど、そんな元気もなく、ラウンジで休憩したりして空港内で過ごす。

空港を散策して思ったのは、デザイン・センス(こないだミーティングで、これをそのまま英語で言ってしまい、???となった。和製英語ですね)がよく、ルフトハンザの職員の対応もよく、空港サービスもよかったこと。次回はドイツを是非訪れてみたくなった。

素晴らしかった講演会

2010年05月31日 | Architecture
仕事帰りに構造デザイナーCecil Balmond氏の講演会を聴きに行く。有名なスリランカ人といえば、日本では英会話でおなじみのウィッキー氏だろうが、建築界では故Bawa氏とBalmond氏の名前が入るのではないかと思う。今年(2010年)に入って東京オペラシティでBalmond氏の展覧会が行われている。

彼は大学で教鞭をとっている分、慣れてはいるのだろうが、講義がすらすら流れるように進んでいく。これも、それも、あれにも、彼が構造計画に関わっている。建物や橋の形がどのように決まっていったか、そのアイデアがどこから来たか、その話し振りが情熱的で、かつ魔術師のようであり、75分という時間があっという間に感じるほど食い入るようにスライドを見、話に聴き入った。

これまで受講した講義の中で(日本に居た時も含めて)、一番感動した。

ドバイ空港

2010年03月23日 | Architecture
出張はまだ終わらない。NYからの16時間のフライトを終えてドバイの空港に着いてすぐに、これからハイチに向かうスリランカ事務所スタッフと打ち合わせ。本当はコロンボ事務所で時間をかけてするはずが、私の滞在予定が延びてこんな形に。お互いの1ヶ月分の仕事を補って、約3時間の申し送り。それが終わってやっと一息。

コロンボ行きの便に乗り遅れないようにと搭乗ゲートを探すと、目に入ったのが大阪行き便の搭乗ゲート。あー、これに乗れたらどんなにいいだろうと、一瞬の現実逃避。

ドバイ空港の案内表示デザインは、どうも病院のそれに思えて仕方がない(写真)。自分の中の薬局のイメージと近いのだろうか。さらに、空港の補助員(車いす利用者を補助する人など)の制服が真っ白で、病院の理学療法師を連想させるので尚のことなのだ。

在タイ国日本大使館

2010年02月07日 | Architecture
トランジットで立ち寄ったバンコクで在タイ国日本大使館を見かける(写真)。落ち着いた渋いデザインに洗練されたイメージを受ける(内観や使い勝手はわからないが)。一種の荘厳さを感じるとまでいうと書き過ぎかもしれないが、とても日本らしさを感じた。

帰宅して調べて見ると日本の(株)久米設計の設計とわかりしごく納得。ちなみに、在スリランカ日本大使公邸も設計されている。