in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Santa Claus is coming to town.

2007年12月12日 | Weblog
今週は北部Vavuniyaに来ている。朝から井戸やトイレの現場を回る。インドからの帰還民の家族を中心に支援しており、現場が点々としている。その途中の風景はのどかそのもので、牛が犬が鶏がのんびり道を移動し、野鳥が田んぼや畦の獲物を一心不乱に狙っている。車内からは、数少ない英語チャンネルからクリスマス・ソングが流れ、その不釣合いさ(どうしてもクリスマスは冬のイメージがあるので)に新鮮さを覚える。

「Santa Claus is coming to town~♪」の音楽の背景に、政府軍の砲撃音が打ち上げ花火のようにドドーンと地底から体に響き、いったい何が起こっているのか、一瞬わけがわからなくなりそうになる。現場スタッフは慣れたもので、何事もなかったかのように作業を進める。そういう自分もビクビクしたり、動揺したりと影響を受けることも少なくなった。

写真は完成したばかりの農業用の井戸。直径24フィート(約8m)とデカイ。「これで乾季も農作業が出来ます」と、人々に喜んでもらう。

戦争を終わらせるために

2007年12月10日 | Weblog
福田首相、来日中のラジャパクサ大統領(写真)に「戦闘を今すぐやめなければ、日本の(毎年の巨額な)援助は一切絶つ」とガツンを言ってください。そうでもしなければ、スリランカ国内での戦争は一向に終わる気配を見せません。
(もちろん、それが外交上できないことは重々承知の上ですが。。。)

小学校建設事業始まる

2007年12月07日 | 学校建設
Batticaloaでの小学校建設事業が始まる。といっても一からではなく、他団体が建設途中で中止したものを引き継ぐ形となる。学校と聞いて、5、6教室の小規模なものを想像していると、26教室に、実験室や体育館など、建設費が一億円を超える大規模なもので仰天する(詳細は入札の関係でここでは省略)。

一応の図面は揃っているがデータがなく、積算をハードコピーした図面で作業するという、気の遠くなりそうな仕事がのしかかる。つてのつてで、次の仕事がはじまるまでに手の空いている積算専門の技術士に来て手伝ってもらう。図面も起こす必要があり、CADオペレーターを数人採用中。設計事務所を立ち上げているような気分である。

この工事は、東部Batticaloaでの紛争勃発と建材の相次ぐ盗難で工事が中止された。基礎工事の途中で終わっているので(写真)、現場としてはほぼ最初からのスタートととなる。

抜糸/Removing the Stitches

2007年12月03日 | Weblog
昼過ぎに出張先から戻る。先週からのColombo市内での爆弾テロ騒ぎで、チェックポイントが一段と厳しくなり、移動にも時間がかかる。

夕方にD病院で、足の傷口から抜糸してもらう。上から押すとまだ痛いが、日常生活には問題ない。傷口をぬらさないようにシャワーするのが大変なぐらい。週末には完治するらしい。

<今回覚えた言葉>
消毒する:Sterilize/Disinfect
麻酔:Anesthesia
抜糸する:Remove the Stitches