in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

ミラトバク

2015年10月26日 | Serbia
ベオグラードから約400キロほど南下してマセドニアとの国境、ミラトバクにやってきた。毎日平均5千人ほどの移民・難民がクロアチアとの国境へのバス待機場所へ移動するのに、ここを歩いて通過するのだけれど(ちなみに、年寄り、乳児連れ、体の不自由な人には、行政やうちの機関ができる範囲で車で支援している)、あたり周辺に捨てられたペットボトル、食べかす、脱ぎ捨てた服や靴などのゴミの量が半端ではない。これでも一時期よりはマシだと現地スタッフが教えてくれる。地元自治体で処理するにも限度を超えているので、他の支援団体がごみ収集を手伝っている。

ベオグラード

2015年10月25日 | Serbia
ことのなりゆきでセルビア隣国のマセドニアとの国境まで南下することに。まずはザクレブからセルビアの首都ベオグラードまで車で移動して、明朝に現地事務所スタッフと合流する。道中は天気もよく、昨日買ったCDを聞きながら快適に運転し、約4時間で到着。ジュネーヴやザグレブよりも街の規模が大きく、夕食場所を探しつつ、中心部を少し散策する。

スイス、クロアチア、セルビアは時間帯が一緒なのだけれど、何かおかしいと思っていたら、今日から冬時間になって(夏時間が終わって)1時間遅くなっていた。その分多く寝られるとよいのだけれど。

バルカソボ

2015年10月22日 | Serbia
オパトバツから幹線道路を使って国境を越え、セルビア側のバルカソボにやって来た。セルビア側の職員のブリーフィングを受けながら、国境まで歩いていく。

セルビアでは人々は比較的自由に移動できる(交通手段は民間を利用し、各自が運賃を支払う)ものの、クロアチア側では警察が彼らを管理し政府が用意したバス・電車でスロベニア(1週間前まではハンガリー)との国境まで輸送する。その段取りのために、数時間から約半日待たなければならないことが、疲労が溜まり、凍える寒さ、故郷を去った悲しさ、行き先のわからない不安定さなどが入り混じり、群集心理と重なって、混乱をきたすことになる現実を理解した。