in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

確認申請

2008年02月26日 | 学校建設
確認申請というほど大そうなことではないが、教育省に提出する建設予定の学校の図面、積算、建築仕様書が完成した(写真)。デザインは、オリジナルをそのまま使うことにしたので、そんなに変更はないもののColombo事務所の技術職員総出で2ヶ月ほどかかった。戸惑うことが多かった分、学ぶことも多かった。早く許可が下りますように。

ここは常夏の島

2008年02月17日 | Weblog
週末を利用して、Colomboから車で南に6時間ちょっと走ったTangalleというところまで泳ぎに行ってきた! この時期は海が澄んでいて、とてもきれいだ。熱帯魚もよく見えた。
帰ってくると日焼けで背中が熱かった。

シャツできました

2008年02月11日 | Weblog
Water and Sanitation事業の一環で、現場職員用のシャツをつくった。上からTamil語、英語、Sinhara語と「清潔に保ちましょう」という同じ意味を表す。完成するまでに、周囲への説得、予算の獲得、デザイン、納入業者との格闘等々、構想から1年長かった。。。。

”Keep Clean”は、屋内や家の周り(特に水回り)をきれいにして感染症を防ぎましょうという意味を表している。一方で「この白いシャツを清潔に保ちましょう」って変な意味!と同僚にまで勘違いされてしまう。もう少し工夫が必要だったか・・・。しかしながら、事務所内での人気は高し。ちょっと嬉しい。

黄昏の海岸沿い

2008年02月10日 | Weblog
Colomboには、Galle Face Hotelという有名な植民地時代の名残を残すホテルがあり、その前の海岸沿いに防波堤が築かれている。その堤防沿いがちょっとした散策コースになっている。赴任当初は宿から近かったこともありよく訪れていた。今日は1年ぶりくらいにやってきた。昼間はかなり暑くてちょっと散歩と言うわけにはいかないが、日が沈みだしたころから海からの風も手伝って涼しくなり、歩くと気持ちがいい。ところどころ浜に降りられる階段があり、家族連れや子供たちが遊んでいた。

のんびりくつろいでいたのだけれど、波とたわむれている人々の背後に監視船(というのか?:写真)を見つけて、現実に戻る。Galle Roadという大通りをはさんですぐ後ろに陸軍本部があるからだろう、警備は以前に訪れたときよりもさらに厳しくなっていた。

Solar Power Project 2/太陽光発電事業 2

2008年02月06日 | Weblog
最初から何かと問題の多かった太陽光発電事業がようやく大詰めを迎えている。最近は、学校プロジェクトに忙しくて、あまり時間が避けていなかった。

最近、情勢の悪化で、業者が現場に出られる日数が少なくなり、進行が遅くなっている。さらに電気設備関係は、爆弾をつくるのに欠かせないので、輸送のチェックはもちろん非常に厳しい。現場付近では、作業中の労働者が政府軍から暴力を受けたり、反政府軍の疑いをかけられたりと、黙認するには行き過ぎた行為が目立ち始め、対策に乗り出す。

日々、想像を超える作業が自分を待っている。

静かな休日

2008年02月03日 | Weblog
日本はずいぶん寒い週末のようだが、こちらは毎日常夏、特に今週末は3連休なのでColomboから南下して、サーフィンをしに行った同僚もたくさんいる。

自分のほうはゆっくり休養したかったので、週末はColomboにとどまることにした。今日は、スリランカ人の友人AとCが日本食が食べたいと強引に家に押しかけてきたので、五目煮(というよりもゴッタ煮?)とカラ揚げをつくる。日本人用では味付けが物足りないので、味付けは適当に最後は唐辛子をがんがんかけて完成。これでは日本人方には却下されるだろうが、彼らは満足して食べてくれたのでよしとする。わーわー騒いで知らぬうちに一日が過ぎて楽しかった。

日本でニュースになったように、テロ騒ぎが止まない。昨日のDambullaに続き、今朝はColombo郊外のDehiwala動物園で、昼にはColomboのFort駅で、爆弾テロがあり、今日だけでも何十名という人が亡くなり、百名を超える人々が負傷した。明日、独立記念日の式典を阻止しようと、反政府軍が何かを企んでいるらしい。それなら、式典を自粛したほうがよいのではないかと思う人も多いだろうが、それは政府の威信にかけてでも成功させたいというのが、多くのスリランカ人(特にシンハラ人)の熱い思いだそうだ。

国内でテロが起こるごとに自分の携帯電話に詳細のメッセージが入るので、メッセージが毎日届くたびに胸が傷む。このシステム、状況を把握するのにはよいが、自分が運悪く巻き込まれた時にはどうしょうもない。必要以上に出歩かないようにせよということか。

独立記念日に向けて

2008年02月02日 | Weblog
スリランカの英国からの独立記念日(2月4日・祝日)に行われる式典に向けて、政府側はColombo市内の警備を厳重体制にしている。自分が2年前に参加した時よりも、軍事力を誇示するものになることだろう。今回は自宅から一歩も出ない予定である。

今朝もDumbulla(内陸部)で公共バスへの爆弾テロがあり、20名のほとんど一般市民が亡くなった。ひどい。
いつ自分の乗っているバスが狙われるか、その確立は低いにしても、思いながら日常生活をすることの苦しさはどう表現できるのだろうか。大抵のスリランカ人は「慣れている」、「仕方ない」と表現する。バス以外の交通手段を選択したくても、金銭的に難しいのが大半のスリランカ人の状況である。(そもそも、公共交通が狙われることがあり得ないはずなのだが。)