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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

レクリエーション

2006年01月28日 | Weblog
今日は職場のスポーツ大会が行われる。Kalutara近くのホテルの敷地を借りて、Colombo、Kalutara、Matara各事務所対抗のクリケット大会となった。職員の親交を深めるためにと大ボスCの提案で企画された。総勢60数名の参加。

始まってみると、仕事でもそんな真剣な姿を見たことないぞ!と突っ込みたくなるぐらい真剣勝負となった。一方、観客席横では、朝から宴会が始まり、最後の方には酔っ払い続出で、よくわからない団体となった。晴天の下、楽しい一日だった。

地引網/Dragnet

2006年01月28日 | Weblog
会場のホテルがビーチ横に立っていたので、合間に海岸沿いを散策する。夕方に地引網漁の一団に遭遇し、スリランカ人の同僚と面白半分に参加する。最初は10名ほどで引っ張っていたのが、だんだん人数が増えて最後の方は40名ほどになる。声を掛け合い、まるで「大きなカブ」の話みたいだった。

漁が大詰めを向かえ、列から離れて、その様子を撮ってみる(写真)。10センチほどの魚がたくさんかかっていた。

Peace, peace, peace

2006年01月25日 | Weblog
昨夜はColombo市内のあちこちで5つの爆弾がたてつづけに爆発して、一時は騒然となったが、幸い死人も出ずにすんだ。外国から要人が和平交渉に来ていて、それらに反対するグループの犯行だと今朝の新聞にあった。

上司や同僚はこうした状況を各国紛争地域で経験しているらしく、昨日もこれが「最後の晩餐」とか冗談交じりで一緒に晩飯を食べた。自分は笑えず、かなり落ち込む。こうして、人は強くなっていくのかもしれない。

やりたいことは、できるうちにやっておかないとと改めて思う。大抵のやりたいことは、やってるけれども。

PRA (Participatory Rural Assessment)

2006年01月24日 | Weblog
主な担当であった津波被災者への仮設住居の建設は終息期を迎え、次の段階への準備が始まる。恒久住宅は、政府やNGO団体とのコーディネーションがうまく進んでおらず本格的に始まるまでには、もう少し時間を要する。内戦絡みの被災者への仮設住居は、情勢悪化のためしばらく見合わせ。再開の目処はたちそうにない。

いくつかの地区で、生計(Livelihood)支援のための活動(8月9日参照)に関連して、平屋のマーケットをつくることになった。先週、数十m先で襲撃事件の起こったBatticaloa事務所の職員とも、電話やメールで図面や積算のやりとりをする。彼らは家で待機することもできるのに、出勤して事務所内でプロジェクトを進めている。

午後からは、Unicefに提出するプロポーザル(案件)をM嬢とP氏と練る。ノートパソコンを前に3人が顔をつき合わせて、文章を仕上げていく。内容を把握するだけでも必死なのに、入力文章や意見を求められるとタジタジである。それでも緊張感と完成した達成感を得られた。

今日は、プロポーザルを仕上げながら、PRA (Participatory Rural Assessment)という社会学の手法を学んだ。CPA (Community Participatory Approach:いわゆる住民参加)の一手法らしい。仮設住宅サイトを改善するにあたって、被災者住民と話し合いをすることにより、彼らのニーズを引き出すと共に、そのニーズから改善策を作成し住民との合意を得るというもの(日本語にすると当たり前のような表現になってしまう。。。)である。

仮設住宅サイト自体が孤立している(町中心部から離れている)場合が多いので、公共的な施設やインフラ整備をどこまで行うかのアセスメントに使われるらしい。各分野の専門の人がいるので、話を聞くだけでもためになる。

北東部、情勢悪化のため

2006年01月23日 | Weblog
スリランカ北部および東部の現場事務所(Jaffna、Trincomalee、Batticaloa、Ampara)はこのところの情勢悪化のため、今週いっぱいの現場作業を見合わせることに。該当事務所の職員は、Cチーフ(現在は、スリランカ事務所代表=大ボス)より事務所内で内勤もしくは自宅待機との指示を受ける。

Colombo事務所および、Kalutara、Matara事務所は平常どおりの営業を続ける。外務省の渡航案内では『十分注意してください』レベル(昨年4月と同じ状況)なので、今のところ大丈夫です。
外務省:スリランカに対する渡航情報(危険情報)の発出


午後から、恒久住宅の会議に出る。コーディネートがうまく行っておらず、議論自体が空回り。昨年10月に変更のあったBuffer Zone(緩衝帯=建築行為禁止地区)についても、政府の回答は「現在、現場でマーキング中(印をつけている最中)」とのこと。制定だけでも何年とかかりそうな進み具合である。

写真は、Kalutaraの現場にて、1月19日撮影したもの。こんなに木々が育っていた。

ひさしぶりの現場

2006年01月19日 | Weblog
Kalutara現場事務所の所長に呼ばれて、久しぶりに現場を訪れる。思い返すと、現場に出るのは、なんと約2ヶ月ぶり。

夕飯前の井戸端会議の女性陣に「あんた、久しぶりやね」と声をかけられる。とても楽しそうに話しているので、その姿を撮りたくてお願いすると、快く撮影を許可してもらう(写真)。今日も彼らに元気をもらった。

インド版みのもんた

2006年01月15日 | Weblog
先月15日に引越をした家には、なんとケーブルテレビがついている。18もチャンネルがあるので(前の家では、共同の地上波テレビの6つで、そのうち英語は2つだけ)、嬉しくてチャンネルをカチャカチャしていると、見たことある映像が目に入る。インド版ミリオネアらしい(写真)。

会話には、英語と多分ヒンドゥー語が入り混じっているので、全部は聞き取れなかったが、回答者の答えに司会者は「ファイナル・アンサー!?」とは言ってなかった。"Confident?"とか言ってました。今でも日本でやってるんかな。

遠く遠く

2006年01月13日 | Weblog
昨日から何十回と「休暇はどうやった?」との質問を受ける。

事務所の職員だけでなく、よく利用しているレストランの店員にも、プールの監視員にも、家の近所を流しているTukTuk運転手にも、「しばらく見んかったけど、どうしてたんや?」と声をかけられる。わりと人懐っこいのがスリランカの人々の良さだろう。

あとどれだけこの国にいるかわからないが、もう少し頑張ってみようかなと思う。

”遠く遠く離れていても 僕のことがわかるように
 力いっぱい輝ける日を この街で迎えたい”
                
 詩:槇原敬之 『遠く遠く』より


一方で、日本を慕わしく思うのも事実。それはそのうち忙しさに紛れていくやろう。(写真は大阪:淀屋橋)