in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

震災18年

2013年01月17日 | Japan
神戸の震災から18年。今回は年末年始に帰国できなかったので、復興の様子がどうなってるか想像がつかない。

自分の中でも、最近あった東日本大震災や今自分が関わっているハイチ震災後の復興、スマトラ沖地震などなど記憶が絡み合ってきている。こうして、いろいろなことが風化していくのかなと。

震災17年

独立記念日

2011年08月17日 | Japan
「今日はインドネシア共和国の独立記念日(宣言日)だから、同胞らと夜集まってお祝いする」

というインドネシア人のスタッフKの何気ない会話がふと耳に入り、

「それって日本が太平洋戦争に降伏したのを受けて?」

と聞くとその通りだという。日本が占領する前はオランダの植民地だったので、その独立を認めないオランダは再植民地化に乗り出すものの、インドネシア独立軍との戦争により敗れ、インドネシアは1949年に最終的に独立したという。

「太平洋戦争終戦日の2日後になったのは、独立宣言文の作成に手間取ったから」と気まずくなった雰囲気を和ますかのようにKが付け足す。確かに、突然上が居なくなったら、誰が決断するか、権力争い(もしくは責任の譲り合い)になるやろうなあ。

日本に居たら、終戦の日には『日本が負けた』ということばかりが語られて、日本が他のアジア諸国に酷い仕打ちをしたことは知識としてはあっても、その国の人らがどう思ってきたのかまで知ることはなかなか難しい。


World Champion

2011年07月17日 | Japan
FIFAワールドカップ女子の決勝を日本人や職場関連の人たちと一緒にテレビで応援した。こちらでの試合開始時間は午後1時45分。去年のW杯男子のパラグアイ戦では、ハイチに来て間もなく知り合いが少なかったので、百人近くが観戦している中で日本人は自分一人と寂しかったので、今回は日本人の皆様(といっても約8名)を誘って大声援。

序盤から米国のペースやったけれど、点を取られても踏ん張って追いついて、徐々に盛り返していって、最後のPK戦まで持っていったところは、本当にすごかった。手に汗握る攻防とはこのことなんやろうなあと。120分間ずっと走って走って、そしてPK戦での大勝利。日本チームのゴールキーパーすばらしかった。

KIZUNA 絆

2011年04月14日 | Japan
日本国民を代表して世界各国への震災復興支援に感謝する管首相のメッセージが、在ハイチ日本大使館経由で、うちの代表Lのもとにも届く。その内容は首相官邸のサイトからも参照できる。

外交文書らしく、当たり障りのない文章が並んでいるが、やはり原発や今後のODA(政府開発援助)については触れざるを得ないのだなあと再確認する。

実際のところの現首相が現時点で交代すること(=方針が変わる、つまり現場が振り回される)は、継続するよりも災害復興にとって不利益になるであろうから、周囲があら捜しをするよりも協力体制を築いて欲しい。

文末に引用された諺 "a friend in need is a friend indeed(まさかの友は真の友)"には、なるほど。

被災者による震災被害の記録

2011年04月01日 | Japan
自分の出身地が大阪なので、今回の震災で被害にあったであろう知り合いは少ないのだが、その中でもずっと気になっていたW氏の震災関連記事ケンプラッツ(日経BP社のWebsite)で目にし、無事であったことに心の中で小躍りする。

被災しながらも記録を残し発信する姿に研究者の宿命を感じる。彼とは6年ほど前、代官山にある槇文彦氏設計の在日デンマーク大使館で、お互いが奨学金留学候補生として出会ってからのご縁。彼はオーフツで経験を積まれた後、仙台で設計と研究活動を続けておられる。一方の貴重な機会を辞退した自分は、スリランカの次はハイチと島流しの漂流生活をしている。

あの分岐点で、自分がデンマーク行きを選択していたら、どんな将来があっただろうかと、たまにふと思う時がある。


東北地方太平洋沖地震

2011年03月18日 | Japan
今週アメリカでは、東北地方太平洋沖地震の報道が至るところで行われていて、NHKのニュースもOn timeでネットやケーブルテレビで24時間見られる。どうにもこうにも気になって、ついつい見てしまう。

携帯端末や通信機器の発達した日本で撮られた震災や津波の被害の映像が、生々しくモニターに映し出され人々に訴えかける。何回見てもそれはそれは衝撃的で、しかもそれが母国で起こったこととなると、どうしようもなく辛くなる。それでも、本当の被災地の現状はマスコミが伝えられるような内容の比ではないだろうとた易く察することができ、それに対して自分は何ができるのか考える。

以下、ご参考までに。

県や市の職員向けの惨事ストレスマニュアル
報道人ストレス研究会 代表 松井豊(筑波大学人間総合科学研究科・教授)

日本にいる外国人のための情報
IOM駐日事務所

東北大地震

2011年03月11日 | Japan
休暇でアメリカに来ている。日本での地震のニュースは昨夜寝る前に知ったが、夜が明けるてアメリカのテレビ局が流す地震後の被害や津波の画像を見ていると、その被害の大きさに愕然とする。死者や行方不明者の数は2桁台だが4桁まで増えるのではないか、そんな感じがする。今後、ひどい余震や2次災害が起こらないことを祈る。

10数年ぶりの同窓会

2009年12月29日 | Japan
大学時代に所属していたオーケストラの同期や後輩らとの同窓会に参加した。昨年惜しくも亡くなった同期のご遺族に何ができるかの相談をメール等でやり取りしていく中で、実際に何人かのメンバーが定期的に会うようになり、今回はそれと忘年会と私の一時帰国が合わさったような会だった。

引退してから13年たっても、一緒に練習していた日々や飲み会の記憶が瞬時によみがえってくる。その場にいない同期の動向も参加者から聞き知ることができ、大いに満足して帰ってきた。企画してくれた皆さん、ありがとう。久しぶりに会えてとても嬉しかったです。

新政権誕生

2009年09月16日 | Japan
先月末の日本の衆議院選挙での民主党圧勝のニュースは、スリランカにも入ってきた。スリランカ人にも、戦後から初めて第一政党が代わったんやってといわれる。

自分らの仕事には関係ないと思っていたら大いにあった。新政権がこれまでの各事業や予算配分をどう判断するかわからないので、行政の指示により某事業の準備が様子見で一時休止してしまった。中止とならなければよいが。

うちの職場の人らも興味深く新政権がどう動くかを注目していて、日本の政治が世界各国に与える影響は小さくはない事を知った。

正義のゆくえ

2009年09月13日 | Japan
今週末に日本で封切予定の映画『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』には、うちの駐日事務所も後援しています。現在、アメリカ合衆国に1,100万人以上いるとされる不法滞在者をテーマとして、移民や不法就労者の多く集まるロサンゼルスを舞台に物語が展開されます。

アメリカほどではないにしろ、日本で働く不法滞在者は、皆さんの想像以上に多いと言われています。「非合法でも何でもいいから、日本で働きたい」と話すスリランカ人をこれまでに私もたくさん見てきました。実際に彼らが行動にしたかどうかは知る由もありませんが。もちろん、他国で不法滞在している日本人もいるわけですから、外国人(非日本人)だから不法滞在をすると言うつもりはありません。しかし、自国での経済的な要因があることは間違いないでしょう。

話はそれましたが、映画よろしければどうぞ。