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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

シェルター会議(2)

2014年09月03日 | Luxembourg
昨年も参加したシェルター会議に今年も参加する。前回は2年前かと思っていたら、1年前だった。そういえば、その間に特に2013年4月にはいろんなことがあった。

ジュネーブの家を朝7時に出て、午前10時前にルクセンブルグの会場入りと、大阪から上京するような感覚。正確には人が少ないので混雑によるストレスは全くなし。具体的には、家の近くから路線バスで飛行場に向かい、8時20分発のフライト(写真)で9時半にルクセンブルグ空港に着き、バスに乗って会場近くまで到着。

今回は、シェルターの屋根や壁材についての実験がメイン。日本語でいうブルーシートの素材の検討などの項目もあって、仕事に役立つ情報をたくさん得た。

夜は情報交換会という名の食事会。様々な国籍と人がいたのだけれど、どんどんdrinkをふるまって業績につなげたい業者と、話の中心に居たい大学関係者と、中立でいたい役所関係者というような構図が絵に描いたようにできていて、興味深かった。

価値観それぞれ

2013年04月11日 | Luxembourg
ルクセンブルクに会議参加のためにやってきた。オランダとベルギーと共にベネルクス3国と呼ばれると、たしか中学生の時に習ったけど、自分が訪れるとは思っても見なかった。

いつものごとく、観光に関して準備をする間もなく、着いてから街を少しだけ散策する。4月のヨーロッパは春という勝手なイメージで空港に降り立つも、気温5度。まだまだ寒い。解けていない雪が空港の隅に残っていた。

街はとてもきれいで人々も親切で、『この世界に飢餓や貧困なんて存在しない』と勘違いしてしまうぐらい、衝撃的だった。中心部にしかいなかったけれど、全ての店が午後6時きっかりか、それ以前に閉まってしまい、その後はレストランか飲み屋ぐらいしか空いてない。そんなあくせく働かないで、夕方になったら帰宅して、家族と食事をして夜を過ごす、そんな平穏な日常が成り立っている国なんだろう。

シェルター会議

2013年04月10日 | Luxembourg
ルクセンブルグ赤十字と国際赤十字の企画で、仮設住宅の基礎に関する会議に参加。知っている人いるかなーと思ってたら、参加者80名ほどの中で10名ほど顔見知りだった。主に3年前のハイチで、もしくはどっかの会議かスリランカで。この業界ではよくある話。

スペインから大学教授も来られていて、仮設建築の歴史から構造体の説明まで、久しぶりに中身のある講義を聴けて満足。一方、口だけのコンサルタント系、口八丁手八丁な業者の方々も居て、いろんな立場・経験からの話を聞けた。

現場に居ると、その日ごとのノルマや事業計画に気を取られて、なかなか考え事ができないので、今回の参加はとてもよい経験となった。

会場でインターンとして手伝っていたローザンヌ大学(スイス)の院生君Cは、母親が日本人の日系ルクセンブルグ人。これから人道支援の業界に入って行きたいと熱く語る姿がとてもまぶしかった。フランス語、ルクセンブルグ語に英語と日本語(謙遜していたけど多分ドイツ語もできるのだろう)を操る若者の将来は明るいに違いない。

(写真は会場近くのアパート。ディテールがとても洗練されていて気に入った。)