in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

守衛さんは知っている

2005年07月06日 | Weblog
S君が感電した原因は、避難所の外溝沿いにたつ街灯から電気が漏れていたことによるものらしい。S君が外溝フェンスを乗り越えようと、街灯を握ってフェンスに手をかけたところ、通電した模様である。気を失ったS君を被災者らが抱えて、車に乗り込ませて、すぐに病院まで送った。街灯は以前、海軍により整備されたもので、事故の報告をするが、先方が対応するとは考えられないらしく、うちの機関でこれ以上事故が起こらないように、管理することになった。

昼過ぎに、「昼飯を多めに持ってきたから一緒に食おう」と馴染みの運転手からのお誘い。どうも守衛さんが、最近の私が昼食にも出かけないし、出前も取っていないことに気づいていたらしく、気をきかせてくれたらしい。辛さも抑えてあり、旨かった。

部下の技術職員RとR親方の契約期間が終わるため、Cチーフより契約更新の判断を依頼される。R親方の契約更新は人事に伝え、Rの契約更新は、これ以上問題を起こされては責任が持てないのでしなかった(6/30参照)。しかしながら、Rを家来にしているS上司より、クレームがつく。あくまで、技術能力の不足として、例をあげて冷静に返答する。

20時過ぎに区切りがついたので、S君の見舞いに向かう。一応、確認のため電話すると、夕方退院して家でゆっくりしているとのこと。「今から2時間かけて来なくてもいい。その気持ちだけで嬉しい」と言われ、様子を電話で話した後、職場に戻る。Aさんも残っていて、ピザの出前を頼み、日本語での世間話。その後Negomboの避難所に建てる配置図を完成させる。

24時すぎに、Cチーフが「車で送るから、帰りなさい」と声をかけてくれたので、一緒に帰る。
私   :Cチーフも最近遅くまで残っていますね。
Cチーフ:実は、今月末に結婚するんだよ。その準備もあって忙しくてね。
私   :そうですか。大変ですね。
Cチーフ:ま、まあな。
私   :・・・・。 け、結婚ですか?!
Cチーフ:そうだよ。
私   :おめでとうございます。
Cチーフ:ありがとう。

考え事をしながら会話してはいけませんね(反省)。