in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

偶然の再会

2014年03月14日 | United States
MOMA(ニュー・ヨーク現代美術館)で展示を見ていると後ろから声をかけられた。振り返ると、2年前までハイチで一緒に働いてた韓国人Kさんとその彼氏が立っていた。今は南スーダンで働いているのだが、先月韓国で結婚して、明日カナダに向かう旦那さんについてきたとのこと。偶然、会えるとはびっくりした。

ニュー・ヨーク

2012年06月10日 | United States
週末をNYで過ごすことにして、前から観たかったフランス映画 Les Intouchables (The Intouchables)を上映している映画館を探すと、セントラル・パーク横に建つプラザ・ホテル近くの映画館(写真)でやっていた。

触れられない境遇(人種、社会的階級、身体能力、etc)の者同士が心を通わせていくという話で、ユーモアたっぷり、説教じみてないところがとてもよい。サントラ(Soundtrack)もとても洗練されていて(というか自分の好みに合っていて)、大満足の映画だった。

邦題は『最強のふたり』というそうだが、ちょっと違う気がする。日本では9月公開予定とのこと。各個性を尊重して介護する大切さ、をこの映画で主張する方も居られると思うが、もっと深い意図があるんやけどな。日本の生活環境では難しいかもしれないが。

<訂正>
去年5月にCooper Union新校舎のことを書いた。実はこの建物2010年にニューヨーク市で初めてLEED (Leadership in Energy and Environmental Design)に認定された大学施設とのこと。自然光や換気に配慮してあんな設計になっていたとは、さすがです。

JFK

2012年05月19日 | United States
ニュー・ヨークJFK空港にあるエーロ・サーリネン(Eero Saarinen)設計の空港ターミナル(1962年竣工)はいつ見てもかっこいい。周囲は増築や建て替えが進む中、この建物は空き家(ターミナル)になってしばらくたつ。なんとか使いながら残してほしいが、規模や設備的に難しいんかな。

Forest Hills

2012年04月25日 | United States
いつになく忙しくて、延ばしていたR&R(rest and recuperation 要は休暇)を急遽取って、ニュー・ヨークへ。前から遊びに来いと言われていた知人を頼って、QueensにあるForest Hillsのアパートにお邪魔する。

パートナーは単身赴任中、本人も昼間は仕事ということで、朝から夕方まで一人で寝たりテレビを見たり食べたいものを作ったりと、自分の家のように好き放題。さすがに疲れが溜まっていたのか、最寄り駅から地下鉄で20分もかからないManhattanにも行く気になれず、久しぶりに徒歩移動のできる自由さ・快適さを満喫しながら近所を散策する(写真)。

駅も近いし、都心にも近いし、ちょこっとしたスーパーとか雑貨屋とか食堂とか歩いて行けるし、昼間歩いているお年寄りも多いし(これ、アメリカではとても珍しい)、千里ニュータウンみたいやなと思っていた。

1週間何もするわけではなく滞在しているうちに、街の計画を<誰が><いつ頃>したんやろうと気になり始めて、ちょっと調べてみた。なんとC.A.ペリー氏が著した『近隣住区論(The neighbourhood unit)』をまとめるきっかけとなった(彼自身も住んでいた)街だったことが判明。十年ほど前に論文のためにあんなに読み込んでいたはずの参考書の内容を忘れていたとは、自分の記憶のあいまいさにガックリした。それでも、自らその街に滞在できた偶然に感謝。


*近隣住区とは、「都市計画で、小学校を中心に店舗・レクリエーション施設などを備えた、人口8000~1万人程度の住宅地域。(大辞泉より)」。20世紀の住宅地整備(日本のニュータウン開発)に大きく影響を与えたといえる。

NY散策

2011年05月15日 | United States


乗り換えの都合で、ニュー・ヨークで一泊する。元後輩のNYっ子(New Yorker)に半日案内してもらうと、思いがけずいろんな物が見られて堪能する。写真はCooper Unionの学舎。モーフォシスのThom Mayne氏設計で2009年竣工。未だこんなデザインが熱いのだろうか。

夕食にはもちろん日本食を希望し、East Villageの『横丁』という居酒屋に連れてってもらい、久しぶりの再会を祝う。厨房にも店内にも日本人スタッフが半分以上いて驚く。海外の日本食屋でこんなに日本人率の高いのは初めてだ。NYだからだろうか。



味もよく、今回の旅行の良い締めくくりとなった。

SEATTLE PUBLIC LIBRARY

2010年06月20日 | United States
乗換えで立ち寄ったシアトルで時間があったので、ダウンタウンにあるシアトル中央図書館(写真)を観に行った。

圧巻。

シアトルの街がサンフランシスコのように坂になっていることも、隣接する敷地のビル群が伝統的ななかでこの図書館が異彩をはなっていることも、現地を訪れて始めて知る。

レム・コールハウスの設計で2004年竣工。ARUPも参加していて先日のCecil Balmond氏の講演会でも取り上げられていた作品。構造はもちろんのこと、内部のプランも図書館のどのように使うかというあたりを大胆に設計で提案しているところが、すごいと思った。

NY事務所訪問

2010年03月22日 | United States
サント・ドミンゴからニューヨークに着いたのが21日未明。荷物の不備があって、ダウンタウンのホテルに着いたのが深夜2時過ぎ。同日午後1時からのニューヨーク事務所でのプレゼン資料に手を入れていたら明け方になった。1ヶ月ぶりにちゃんとしたベットでしっかり寝られるはずが・・・。

少しだけ仮眠を取って、ニューヨーク事務所に向かう。雨が降っていたが、せっかくなので事務所まで30分ほどの道のりを歩いてみる。タイムズ・スクエアを抜けて、中央駅の前を通り、クライスラー・ビルの斜め向かいのビルの16階に事務所があった。昨日の朝までハイチに居たこととのギャップが激しい。

まず事務所の代表L氏に挨拶した後、昼食に日本食レストランに連れて行ってもらう。これが予想以上に旨くて、会話も上の空になるほど真剣に食べてしまって、周囲の笑いを誘う。

事務所に戻って、L代表をはじめニューヨーク事務所の職員らに、ハイチの仮設住宅事業の進行状況を、パワーポイントを使って40分ほど行う。わかりやすさを第一に、現場で苦労したこと、今後予想される課題などを説明する。ダメ出しをしたL氏も、仮設住宅の修正デザインにご満足の様子で、プレゼンも無事に終わった。

今月末のニューヨークでのハイチ復興会議に向けて、いい流れで成果と情報を提供することができた。夜の便で慌しくコロンボにドバイ経由で戻る。

谷口吉生氏設計のMOMA新館だけ夕方に観光することができた。