in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

潮干狩り

2006年07月29日 | Weblog
「近くのビーチで潮干狩りができる」という児童からの情報を得た日本人学校のH先生のお誘いで、行って参りました潮干狩り。二十云年ぶりの体験だろう。

建設会社の日本人社長Tさんの車で走ること小1時間。着いたのは、Negomboビーチ沿いに建つBAWA設計のリゾートホテル。バカンスでくつろぐ人々の間を抜けて、バケツと熊手(手製)片手に出陣する。

ほんまに貝が取れんの?と思いながら10センチほど掘ると、アサリらしき貝がザクザクと出てくる出てくる。炎天下の中、30分ほどでバケツが満杯になり終了する。

そこのホテルにてビールで乾杯した後、Tさん宅に移動して「アサリの酒蒸し」に挑戦する。半信半疑で食べて見ると、めちゃくちゃ旨い! Eさんのアサリ味噌汁も最高。Tさん秘蔵の日本酒をご馳走になり、大満足した休日であった。今度はアサリパスタに挑戦したい。

レバノン紛争、そして

2006年07月18日 | Weblog
週末あたりから中東レバノンではイスラエル軍の空爆を受けて大変なことになっている。朝のニュースでも近況が流れていて、レバノン出身であるR姉御のことを考えていた。

出勤すると、UKで休暇中のR姉御から「今からレバノンに赴任することになったから後はよろしく」とのメールが届いていた。スリランカにはしばらく戻ってこないらしい。

日本人建築家

2006年07月16日 | Weblog
スリランカにて、建築家・安藤忠雄氏と坂茂氏の個人宅プロジェクト(津波とは関係ない)がそれぞれ進行している。

パートナーシップを組んでいる地元建築事務所とは、以前に仕事関係で知り合った。施工業者は日系ゼネコンで、社長さんとは何回か飲み会をしている。建築業界は思いのほか狭いらしい。

今日は、その坂茂氏に自宅の設計を依頼した施主に友人経由でお会いした。プライバシーの関係で紹介できないが、気さくな方だった(日本人ではない)。
「実は両親が自宅の設計を安藤氏に依頼しているんだ。○○海岸沿いの崖に東からBAWA氏、坂茂氏、安藤氏の設計した住宅が並ぶんだから、名所になるよ。」
想像を超えた世界に驚く。

設計図面や模型に意見を求められたが、敢えて答えなかった。さすがに、それは・・・。

プレゼン

2006年07月14日 | Weblog
某協議会にて、スリランカでの津波被災者への仮設住宅の現状とうちのプロジェクト概要を説明することになる。R姉御はイギリスで休暇中、広報担当Mはインド出張で不在のため、自分がやらざるを得なくなった。

主催者側からは、仮設住宅の現状を統計による数値を用いて説明してほしいと要望があったが、それらを抑えている機関はこの国にはないため(政府は論外)、持ち前のいくつかの県データをもとに類推値を用いることにした。また、おぼつかない英語を補うために、仮設住宅の写真をふんだんに使って30分弱のプレゼンをした。

津波発生後から約1年の間にスリランカでは、約5万6千戸の仮設住宅が作られた(ちなみにその1割をうちの機関が担当した)。今年6月末の段階で、現存しているのは約5万戸で、個人の庭先などに建てられた住戸を除き、10戸以上の集合仮設住宅地は、全国に約400件あり合計約3万8千戸が存在している。多くの仮設住宅が1、2年の耐久性しか考慮されていないため、すでに雨漏りや崩壊寸前の構造体も多く見られる。

こうした仮設住宅は、名目上は政府の管理下にあるが、役所が自ら維持管理を行うことはないため(予算上、能力上困難である)、比較的体力および資金力のある支援団体が留まって、改修などを続けている。小規模な支援団体やNGOの多くはすでに撤収しており、建て逃げ行為が頻発している。復興住宅完成時期が大幅に送れる中、維持管理の重要性が非常に高まっている。

質問は3つあったのみで、事なきを得る。政治に絡む微妙な質問に関しては、日頃から親しいUNのD紳士が助け舟を出してくれて、うまく交わすことができた。彼が最近輸入したトヨタ車のカーナビ説明書を要約してあげた借りがこんなところで発揮されるとは。

会議が終わってみると、40名ほどの参加者の中に別団体に所属する知人がちらほら。仕事絡みで会ったことはなかったので、こんな場所で会うと緊張する。休憩時間に振舞われた紅茶を飲み干すと、すぐに事務所に戻る。

(写真は、Kalutaraの仮設住宅。このままスラム化していくのだろうか。)

北東部へ出張

2006年07月04日 | Weblog
Colomboから北部のVavuniya、Mannar、Trincomaleeへ出張する。主な仕事は、以下の2点。

1)Vavuniya、Mannar県にて行われるトイレ建設事業の開始に伴い、事業対象地区の両県知事への挨拶と事業説明を行うこと、
2)厳しい状況で勤務する現地職員たちに直接会って環境改善策を練ること、いわば彼らの苦労をねぎらうこと

さすがに安全対策は、今年3月上旬にTrincomaleeを訪ねたときよりも徹底されており、安全確保のために、滞在場所や訪問場所の制約を受ける。目にする兵士の数も前回の訪問時よりも格段に増えている印象を受ける。直接の経験として、Trincomaleeの宿の近くで夜中に手榴弾の爆発音を聞いた以外は、危険な思いをすることもなく出張を終えることができた。自分の安全な移動に関わってくれた組織内外の数十人の職員に感謝する。

Colomboからの職員、しかも外国人職員が現場を訪ねるのは、数ヶ月ぶりとあって、どこの事務所でも歓迎してもらう。建設事業の進み具合の報告を受けた後、治安が悪化する難しい環境の中、日頃の活動を心から感謝している旨を告げる。

それぞれの場所で現場を訪れた。詳細は次項に。

Jazz Concert

2006年07月02日 | Weblog
ラグビー競技場で、毎月第一日曜に開催される屋外ジャズコンサートに初めて参加する。演奏に聞き入るもよし、ワイングラス片手に知人との会話に花をさかせるもよし、競技場の芝上で走り回るもよし。晴天のもと開放感いっぱいのひとときを満喫する。