in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

************** はじめに **************

2008年12月31日 | Weblog
このブログは、2005年4月にスリランカにやってきた筆者が、スマトラ沖地震後の津波被災者のための仮設住宅建設にたずさわる様子を日々綴っています。
(出てくる地名は、地図をクリックして参照してください。)

なお、国際協力や開発援助には詳しくないため、不適切な表現があるかもしれません。また、職務上、便宜上、ぼかして書かざるを得ないところもありますが、ご理解ください。

筆者自身へのご質問・ご意見等は喜んでお受けいたします(gitan@mail.goo.ne.jp)が、筆者以外の登場人物や所属先への中傷等はご遠慮下さい。よろしくお願いします。なお、このブログは筆者の主観的なコメントですので、必ずしも所属機関の意向を示すものではありません。

4 years after Tsunami

2008年12月26日 | Weblog
Spending a Christmas season in Sri Lanka for the first time after my almost four year's stay, I came to Galle this weekend. At 9 :30 am today, we had a silent moment at a hotel to remember the Tsunami occurred on 26 December 2004. Newpapers say houses for Tsunami victims are still required in Colombo and Northern Districts. And very few organization work for Tsunami Re-construction these days.

3年ぶりのAmpara

2008年12月18日 | Weblog
3年3ヶ月ぶりに東海岸のAmpana現場事務所にやってきた。主な目的は不祥事の調査なんやけど、作業の合間に工事中や竣工中の建物を見て回る。

写真奥の給水棟(貯水量;4万リットル)は、着工してから完成になんやかんやと1年かかり、その後の各戸への接続に(正確には、コミュニティに維持管理の仕組みをとりいれるために)また半年近くかかったやや問題事業。数日前にようやく水が出るようになったということで、近くの民家をのぞきに行く。

対応してくれた女性は満面の笑みで、「これで、1キロ近く離れた場所まで水汲みに行かなくてよくなった」と話してくれた。文化的に写真に入ることを嫌う女性が多いのだけれど、今回は全く構わない。30年以上毎日続けていた水汲みの生活から開放されたことが、本当に嬉しいのだろう。定期的に維持管理がなされ、給水棟や水道管が長く使われることを強く願う。

Sakana Church

2008年12月15日 | Architecture
前から気になっていた建物があった。それは、BatticaloaのTownから車で1時間40分ほどかかるVakaraiの学校建設現場までの道のりの途中にある。いつもは見逃したり、車を止めてもらうタイミングを逃したりしていたが、かれこれ1年かけてやっと写真に収めることができた。

その建物は、魚の口が玄関になっている教会だった(写真)。建物自体はこの壁の後ろに一般的な切妻屋根が続いている。海沿いのこの地域では、住民の多くが漁業で生計を立てており、魚と宗教が日常の身近な存在なのだろう。銀色の魚のうろこのモチーフが黒壁に広がっていて、単純やけどインパクトのある建物。

デヒワラ動物園

2008年12月09日 | Weblog
日本からのお客さんAさんとコロンボ郊外のデヒワラ動物園に行く。学校が休みに入り暇をもてあましているだろうD監督の子どもたちを、せっかくだから連れて行こうと連絡する。すると一時帰宅を許された本人がちょうど数日間在宅しており、一緒に行くことにする(写真)。白く短かった髪も戻り(染めたらしい)、大分健康そうにみえた。奥さんは親戚の法事の準備があるからとお留守番。

朝9時すぎから、園内を観てまわる。英語で動物名がなんていうか、「サイ」はRhinocerosとか勉強になる(覚えても、いつ役に立つかわからないけど)。子供たちのお気に入りはゾウらしく、ゾウ舎に期待していくと、肝心のゾウがいない!、と思ったら、別の場所で水浴び中。コミカルな動きで、10分、20分見ていても飽きない。

かなり広い敷地で、一周するのに歩きっぱなしでも2時間近くかかった。子供たちはまだまだ元気一杯だったが、午後の予定があるので園を後にした。名物のゾウの曲芸ショーは夕方からで今回は見られずじまい。また行きたい。

職場旅行

2008年12月06日 | Weblog
週末に職場旅行でHabaranaまで出かける。7事務所のスタッフがスリランカ中央部に集合した。自分はColomboから参加の予定が、接近中のサイクロンのため足止めを食らい、Batticaloaからの参加。Batticaloaのスタッフは行きしからノリノリで、マイクロバスの通路で歌い踊り始める。朝7時すぎからテンション高すぎ。旅行が、かなり嬉しかったのだろう。

宿に着いたらあいにくの雨で、予定されたクリケット試合は中止かと思いきや、雨天決行。泥ドロになりながら、懸命にボールを追いかける旦那に、声援というよりも「誰が洗濯すると思ってんのー!」と冗談半分でヤジを飛ばす奥さんを見ていると、日本と似たような家庭の構図があるのだなとおかしかった。

そして、日本から訪ねてきてくれた前職場のAさんに、無理をお願いして、このホテルで合流してもらい、久しぶりの再会。

多彩なイベントの最後は、DJを手配して未明まで、ダンス・ダンス・ダンス(写真)。スタッフのいろんな面が見られておもしろかった。

校舎建設と備品納入

2008年12月04日 | Weblog
先週は地元NGOスタッフも殺されたBatticaloaに、今週は安全だということで出張。学校は遅れながらも着々と進んでおり、小学校工区は7割以上完成(写真)。屋根がかかっているので、ここまで来ると雨が連日降っても、そないには遅れない。それに比べて中学校工区の完成は4割足らずと気が重い。

ここにきて教育省の出先機関から、10以上ある特別教室や体育館の設備一式、教員宿舎、グランド整備等のお金がないから、都合をつけてくれとのリクエスト。「契約上、開校にあたり、これらの設備を揃えるのはそちらの義務ですから」、ときっぱり断っても、「そこをなんとか」と図々しく聞いてくる。

ここで「何が足りないのですか」と尋ねようものなら、向こうの思うツボ。そもそも彼らには計画性がないのだ。「新しい学校校舎に何教室あるかさえ、把握していない方々に、これ以上寄付しようと思う援助団体はいないと思います」と率直に言ってみた。でも、本のない図書室なんて、子どもらがかわいそうやな。来年2月まで待って、代替案を考えよう。