週末に、紅茶が栽培されているスリランカの高地を訪ねた。長袖シャツでも涼しくて快適な気候である。いつも海岸地ばかり行っているので(仕事だから当たり前だが)、2年以上もスリランカに居て、今回初めて茶畑で作業する人々を見られた。
日曜日のタマゴ事件を大使館に報告したところ、けしからんことだ!と職員の方々には本人以上に憤って頂いた。海外に住んでいる以上、多少の嫌な思いをするのは仕方ないかなと思っていたが、そういう風に黙ってしまう思考が日本人らしいそうだ。
まず地元警察の力を借りるために、とりあえずは被害届を出すことになる。大使館職員で元警察官Tさんの同行で、警察署を訪れる。手続きがわかりにくくて、多分一人では諦めていただろうなと思う。被害届番号を頂いて、後日に調査状況を教えてもらうことになった。
とりあえず、特定個人へのいやがらせではないらしいなので少し安心する。
まず地元警察の力を借りるために、とりあえずは被害届を出すことになる。大使館職員で元警察官Tさんの同行で、警察署を訪れる。手続きがわかりにくくて、多分一人では諦めていただろうなと思う。被害届番号を頂いて、後日に調査状況を教えてもらうことになった。
とりあえず、特定個人へのいやがらせではないらしいなので少し安心する。
マニラの人事本部から「貴方が公募の空席に選ばれました」と昼過ぎにひょこっとメールが来る。前回の事件(今年5月)のことがあるので、手放しでは喜ばずに周辺に確認する。どうやら本当のようだ。形式上は新しいポジションに選ばれたということだが、実質上は以前からその仕事をしていたので、結果的にはまあ昇進したことになる。
ここまで来るには、いろんな方のお世話になり感謝している。まずは部下らに報告した。実は、この昇進を得るにあたって、該当ポジションを空席として、公募が世界各国の事務所に流された(ネット上だけだが)。もちろん、スリランカ事務所の職員の耳にも入り、自分がここを去ると考えていた者も多かったようである。先月初めに空席情報が流れたとたん、昔の職場仲間(レバノン事務所のR姉御、ロシア事務所のO君、アメリカのM嬢などなど)から次々に「どうした!?」と連絡が入り、予想上の反響に驚いた。
そんなことを先日の手相鑑定士がするよしもなく、昇進が今月中に起こると言い当てた彼はいったい何者なのだろうか。通訳してくれたL君家では、家族親戚中がこの話題でもちきりで、自分達も見てもらいたいとかなり真剣な様子だと報告してくれた。
なにはともあれ夜は同僚らと祝杯をあげた。

ここまで来るには、いろんな方のお世話になり感謝している。まずは部下らに報告した。実は、この昇進を得るにあたって、該当ポジションを空席として、公募が世界各国の事務所に流された(ネット上だけだが)。もちろん、スリランカ事務所の職員の耳にも入り、自分がここを去ると考えていた者も多かったようである。先月初めに空席情報が流れたとたん、昔の職場仲間(レバノン事務所のR姉御、ロシア事務所のO君、アメリカのM嬢などなど)から次々に「どうした!?」と連絡が入り、予想上の反響に驚いた。
そんなことを先日の手相鑑定士がするよしもなく、昇進が今月中に起こると言い当てた彼はいったい何者なのだろうか。通訳してくれたL君家では、家族親戚中がこの話題でもちきりで、自分達も見てもらいたいとかなり真剣な様子だと報告してくれた。
なにはともあれ夜は同僚らと祝杯をあげた。
良いことは長くは続かないもので、久しぶりに嫌な思いをした。
昼過ぎからいつものジムで汗を流して、家路を歩いていたところ、銀色の自家用車が寄って来た。知り合いかと思い足を止めたところ、卵を顔面に投げつけられ、車はそのまま去っていった。突然のことで、呆然とたちつくしてしまう。
痛みは半日ほど残ったが、眼鏡をかけていたので、異物が目に入ることもなく大事には至らず。しかしながら、私個人を狙った犯行か、日本人を狙ったものか、それともただのいたずらか判断できないのが腹が立つ。
車種はわからないが、ナンバープレートは覚えたので、それなりに対処しようと思う。20歳代後半のスリランカ人らしき人物が少なくとも2人(運転席と助手席)以上乗っていた。コロンボには2年以上住んでいる中で、今回のような事件に遭遇したのは初めてだった。
昼過ぎからいつものジムで汗を流して、家路を歩いていたところ、銀色の自家用車が寄って来た。知り合いかと思い足を止めたところ、卵を顔面に投げつけられ、車はそのまま去っていった。突然のことで、呆然とたちつくしてしまう。
痛みは半日ほど残ったが、眼鏡をかけていたので、異物が目に入ることもなく大事には至らず。しかしながら、私個人を狙った犯行か、日本人を狙ったものか、それともただのいたずらか判断できないのが腹が立つ。
車種はわからないが、ナンバープレートは覚えたので、それなりに対処しようと思う。20歳代後半のスリランカ人らしき人物が少なくとも2人(運転席と助手席)以上乗っていた。コロンボには2年以上住んでいる中で、今回のような事件に遭遇したのは初めてだった。
日本で15年ほど過ごして今年帰国したばかりのスリランカ人L君のお招きにより、彼の自宅を訪れる。ご両親も大歓迎してくださり、お昼をたんとご馳走になる。カレーも辛くないように味付けされており、勧められるまま、おなかがはちきれそうなくらい食べた。
自分の英語よりも彼の日本語の方がもちろん堪能なので、2人で話すときは日本語で、ご両親が入ると英語に切り替わって、他の親戚が入ってくるとシンハラ語に会話が変わって、満腹感も手伝って途中で頭がこんがらがってきた。
少し休憩した後、L君の家の近くにある、お釈迦様が来訪したといわれる由緒あるKelaniya Templeに行った。1年半ほど前に来た当時は観光気分であったが、今回は素足になって厳粛な気分になっている自分がいた。祖母をはじめ家族の健康を願う。菩提樹のまわりでは、人々が熱心にお祈りしていた(写真)。
その後、境内をうろうろして、出会ったスリランカ人の手相鑑定士に手相を見てもらう。L君の通訳によると気になる結果は以下の通り。
1)芸術全般に興味があり、とくに音楽の才能が秀でている。
2)人に意見を左右されることがない。
3)国際的に仕事をする親戚がいて、自分も似たように海外での仕事をこなしていく。
4)これまでに大病をしたことがある。
5)糖尿病になりやすいので、甘いものや脂っこいものをさけたほうがよい。
6)今月中か近いうちに昇進する。
7)好きな仕事を続けていると生活に困らない程度の収入が得られる。商売はしないほうがよい。
8)手にも顔の額にもしわがあるので頭がよい。
9)子供が4人授かる。
当たっているかどうかは別にして、こんなによいことばかり言われると悪い気はしない。そこまで他人の人生を断言する鑑定士に、その自信がどこから来るのか不思議でたまらなかった。スリランカ人と日本人で手相の診断は異なるか聞いてみたところ、全く同じではないが、誤差の範囲だろうと鑑定士は語っていた。鑑定料は、50ルピー(約60円)。悩んだときの参考にというよりも、ストレス解消にいいかもしれない(笑)。
自分の英語よりも彼の日本語の方がもちろん堪能なので、2人で話すときは日本語で、ご両親が入ると英語に切り替わって、他の親戚が入ってくるとシンハラ語に会話が変わって、満腹感も手伝って途中で頭がこんがらがってきた。
少し休憩した後、L君の家の近くにある、お釈迦様が来訪したといわれる由緒あるKelaniya Templeに行った。1年半ほど前に来た当時は観光気分であったが、今回は素足になって厳粛な気分になっている自分がいた。祖母をはじめ家族の健康を願う。菩提樹のまわりでは、人々が熱心にお祈りしていた(写真)。
その後、境内をうろうろして、出会ったスリランカ人の手相鑑定士に手相を見てもらう。L君の通訳によると気になる結果は以下の通り。
1)芸術全般に興味があり、とくに音楽の才能が秀でている。
2)人に意見を左右されることがない。
3)国際的に仕事をする親戚がいて、自分も似たように海外での仕事をこなしていく。
4)これまでに大病をしたことがある。
5)糖尿病になりやすいので、甘いものや脂っこいものをさけたほうがよい。
6)今月中か近いうちに昇進する。
7)好きな仕事を続けていると生活に困らない程度の収入が得られる。商売はしないほうがよい。
8)手にも顔の額にもしわがあるので頭がよい。
9)子供が4人授かる。
当たっているかどうかは別にして、こんなによいことばかり言われると悪い気はしない。そこまで他人の人生を断言する鑑定士に、その自信がどこから来るのか不思議でたまらなかった。スリランカ人と日本人で手相の診断は異なるか聞いてみたところ、全く同じではないが、誤差の範囲だろうと鑑定士は語っていた。鑑定料は、50ルピー(約60円)。悩んだときの参考にというよりも、ストレス解消にいいかもしれない(笑)。
ケーブルテレビでやっている「忍者ハットリ君」(写真)。インド向け放送のヒンドゥー語なので、登場人物の名前(主人公はケンイチ、覚えてました?)ぐらいしかわからないが、ボーっとたまに見ている。家並みとか柿の木とか、ちょっとした風景に日本への郷愁を感じる。大げさか・・・。
実家経由で某クレジットカード会社から電話があった。「お客様のカードが不正に使われている恐れがあります。昨日(7月14日)、日本国内の電気店で42,800円、スーパーで25,000円を使われましたか?」
もちろん自分はスリランカに居るし、支払い自体も身に覚えがない。この請求は本人の元には来ないかわりに、本人のカードを即無効にし、再手続きすることになった。いったい誰が使ったのだろうか。このカードは、ここ1年で10ヶ国ほどで使ったため、どこで情報が漏れたのか見当がつかない。もしかしたらネットで決済したのが原因だろうか。
今回はカード会社が、自分のカードの不振な使われ方をすぐに察知したので、直接な被害はなかった。カード会社がどうやって見抜いたのか、電話オペレーターに聞いてみたが、詳しくは教えてくれなかった。なにせ、支払い明細を毎回ご確認くださいとのこと、気をつけなければ。
もちろん自分はスリランカに居るし、支払い自体も身に覚えがない。この請求は本人の元には来ないかわりに、本人のカードを即無効にし、再手続きすることになった。いったい誰が使ったのだろうか。このカードは、ここ1年で10ヶ国ほどで使ったため、どこで情報が漏れたのか見当がつかない。もしかしたらネットで決済したのが原因だろうか。
今回はカード会社が、自分のカードの不振な使われ方をすぐに察知したので、直接な被害はなかった。カード会社がどうやって見抜いたのか、電話オペレーターに聞いてみたが、詳しくは教えてくれなかった。なにせ、支払い明細を毎回ご確認くださいとのこと、気をつけなければ。
家から200mほど離れたこところに、公立男子校(小・中・高)がある。今日はやけに騒がしいと思っていたら、TV局主催の全国マーチング・バンド大会が行われていた。もちろんのぞきにいってみる。25名から30名ほどの編成で、行進からフォーメーションを経て再び行進しながら退場するという一般的な形式であった。興味深かったのは、西洋楽器で編成された学校もあれば、東洋楽器(横笛など)で編成された学校も多く存在し、全体の印象を大きく左右させた。
本格的ではないものの自分も少々やっていたことがあり、5mを8歩で進むこと、前を向きながら横に進む難しさなど、各校の演技を見ながら、記憶のかなたからいろんなことがよみがえってきた。
会場周辺での順番待ちの姿勢や、練習場から待機場所への移動時の整列具合など、強い学校はその辺りもきちんと抑えている。顧問の先生であろう人が、生徒の衣装を念入りにチェックしている姿を見ると、自分が中学校でお世話になった先生方を思い出した。
本格的ではないものの自分も少々やっていたことがあり、5mを8歩で進むこと、前を向きながら横に進む難しさなど、各校の演技を見ながら、記憶のかなたからいろんなことがよみがえってきた。
会場周辺での順番待ちの姿勢や、練習場から待機場所への移動時の整列具合など、強い学校はその辺りもきちんと抑えている。顧問の先生であろう人が、生徒の衣装を念入りにチェックしている姿を見ると、自分が中学校でお世話になった先生方を思い出した。
スリランカ在住日本人会主催の盆踊り大会がColomboであった(写真)。一昨年は日本人会の存在すら知らず、昨年は出張で参加できず。今回、初めて参加した。中央に組まれた櫓(というより舞台?)に、日本食レストランの屋台、浴衣の人々など、本格的な日本らしい風景に少々感動する。120名ほどの参加者のおよそ半分が日本人で、残りの大半がスリランカ人という構成で、これまで自分が見たことのない規模の日本人が集まっていた。
『東京音頭』を聞きながら、自分が前回に盆踊りに参加したのはいつ、どこでだったかを考えてみる。思うに、ちょうど10年前の米国カリフォルニア州トーレンスでの日系アメリカ人主催の『盆踊り大会』だった。当時の日系アメリカ人の上司に誘われて、興味本位でのぞいたものの、自分がこれまでに参加して来た日本のそれ以上に日本らしい盆踊り大会が行われていたことにいたく感動した。百名以上いたであろう参加者の多くが日系3世、4世の世代らしく、英語ですべての会話がなされていたことと、伝えられてきた日本文化との(自分にとっての)ギャップが強く印象に残っている。
日本の特に都市部ではあまり見られなくなった盆踊りだが、海外では、長期間の異国での滞在に、あるいは祖先の生まれた日本国を想い、「日本人であること」を大切にする一つの形だろうと思う。
『東京音頭』を聞きながら、自分が前回に盆踊りに参加したのはいつ、どこでだったかを考えてみる。思うに、ちょうど10年前の米国カリフォルニア州トーレンスでの日系アメリカ人主催の『盆踊り大会』だった。当時の日系アメリカ人の上司に誘われて、興味本位でのぞいたものの、自分がこれまでに参加して来た日本のそれ以上に日本らしい盆踊り大会が行われていたことにいたく感動した。百名以上いたであろう参加者の多くが日系3世、4世の世代らしく、英語ですべての会話がなされていたことと、伝えられてきた日本文化との(自分にとっての)ギャップが強く印象に残っている。
日本の特に都市部ではあまり見られなくなった盆踊りだが、海外では、長期間の異国での滞在に、あるいは祖先の生まれた日本国を想い、「日本人であること」を大切にする一つの形だろうと思う。
いつも行くジムで、先日スリランカに戻ってきた友人と再会する。手術時に剃ったからであろう短くなった髪型に後頭部の傷跡が生々しい。体調は悪くないけど、根気が続かないよと笑っていた。今月いっぱい休暇をもらっているので、もうしばらくのんびりするらしい。