15連泊したホテルをチェックアウト。首都のKinshasaを目指し、コンゴ国内を大移動。前日、貨物機(といっても政府軍兵士が乗っていたらしい)がGoma空港の滑走路で事故ったため、「飛行機が今朝になっても飛ぶかわからないが、とりあえず来て下さい」と言われて、飛行場にやってきた。見送りに着てくれたお世話になったD所長に厚くお礼する。
結局、3時間ほど待って、滑走路が使えないので、ヘリで移動。どこ行きとも告げられないまま、BukavuというKivu湖沿いの空港に着く。結構うるさかったが、乗り心地はよかった。
次の飛行機がいつ発つかもわからないまま、漠然と待っているとハイチで一緒に働いていたコロンビア人のBが後ろから「よう!」と声をかけてきた。今年初旬からKinshasaで働いていたのは知っていたが、直前に連絡が取れず会えずじまいかと思っていたら、こんなところで。Gomaへの出張途中だと言う。昔話(といっても去年や一昨年の話)や近況を話していると係員から呼ばれて、Bukavuを発つ。
機内壁にベージュのカーペットのような内装が使われていて、型はかなり古いが007の映画に出てきそうな飛行機で、Kisanganiという町に到着。この時点ですでに、午後3時半。明日10時に大事な約束があるのに、今日中に着けるかな、焦ってもどうしおうもないなと思っていると、待ち時間1時間ほどで、次の都市に向かう。
ようやくKinshasa空港に到着。時差が1時間あって、DRコンゴの首都Kinshasaまだ夕方5時過ぎ。が、誰も迎えに来てくれていないので、途方にくれていると、ちょっと遅れてうちの会社の運転手がやってきて一安心。「渋滞で遅れた」と言うので、また口実かと思っていると、空港から事務所までの道のりに結局3時間半もかかってうんざり。風景を見ていると、ハイチに戻ってきたようだ。目の前を、JAFのシールがついたトヨタのRav4が走っていたので、昔よくお世話になった知人や当時のことを思い出す。
事務所で到着を待っていてくれたスタッフと軽く打ち合わせをした後、事務所代表のスイス人M氏とベルギー人の同僚Cさんと中華料理屋へ。後ろのテーブルが日本人グループだったので、久しぶりに日本語を耳にした。
記憶に残る長い1日だった。