Port au Prince名物の交通渋滞。職場近くの交差点で、渋滞に巻き込まれること約1時間。交差点までやっと進んで、信号機が動いていないことが原因と判明(写真)。多分、2日前の暴風雨が原因だろう。普段は、警官が交通整理するのだが、今日は土曜日。多分休みなのだろう。このぐちゃぐちゃ具合に慣れるのが、この国で働くコツだろう。
ご縁があって、自衛隊の駐屯地に初めてお邪魔した。全てがきちんときれいに整っていて、隊員の方々は皆さん丁寧で、別の国というか日本に戻った気分を一時満喫。お昼に食堂でごちそうになった肉じゃがと日本米に舌鼓を打つ。
実物の鯉のぼりを見たのは何年ぶりだろうか(写真)。日本を離れる前の家族旅行以来か?
実物の鯉のぼりを見たのは何年ぶりだろうか(写真)。日本を離れる前の家族旅行以来か?
別部署のカウンターパート(対応相手)である政府機関の引越先の物件の耐震診断をしてほしいというので、うちのスタッフを連れて見に行った。寝室数が7つもある豪邸で、わりとしっかりした設計になっている。と思ったのもつかの間、2階へあがる階段上の梁(beam)が邪魔だったらしく、見事に切り取られている(写真)。さすがに驚いた。
図面を持っているだろう元の家主の居場所を訪ねると、
『He is in a jail.』とのこと。
投獄されて、政府に権利が移った(没収?)らしい。補強工事や化粧直し後に出先事務所として7月頃より使われるとのこと。
図面を持っているだろう元の家主の居場所を訪ねると、
『He is in a jail.』とのこと。
投獄されて、政府に権利が移った(没収?)らしい。補強工事や化粧直し後に出先事務所として7月頃より使われるとのこと。
Easterのお休みで3連休。せっかくの連休なのに、日々の仕事に追われて休暇の予定を十分に練られなかった(といっても選択肢は知れているが)同僚らとなんとなく過ごしていたら、ITスタッフのA君(ギニア人)からお家での食事に呼ばれて、喜んで伺う。想像以上の料理とその旨さに一同感動(写真)。
集まったメンバーは、ホストのA君以外に、ケニア、ザンビア、コンゴ、コートジボアール、チャド、インドネシア、そして日本(自分)からの計8名。アフリカ率高し。このうち5名がイスラム教徒でお酒はなしで、それでも異様に盛り上がった。アフリカ・パワー全開だった。
集まったメンバーは、ホストのA君以外に、ケニア、ザンビア、コンゴ、コートジボアール、チャド、インドネシア、そして日本(自分)からの計8名。アフリカ率高し。このうち5名がイスラム教徒でお酒はなしで、それでも異様に盛り上がった。アフリカ・パワー全開だった。
同僚らに誘われて陸路で隣国ドミニカ共和国のビーチに海水浴にやってきた。道中に、どうも景色に見覚えがあると思い返したら、町の名はBarahona、そう去年の出張帰りに間違って着いた空港がある町だった。どうりで。
思い出した悪夢を忘れ直して、海辺でくつろぐ。青い空、青い海、そしてビール(写真)。新鮮な焼き魚を頂き、大満足した。
思い出した悪夢を忘れ直して、海辺でくつろぐ。青い空、青い海、そしてビール(写真)。新鮮な焼き魚を頂き、大満足した。
日本国民を代表して世界各国への震災復興支援に感謝する管首相のメッセージが、在ハイチ日本大使館経由で、うちの代表Lのもとにも届く。その内容は首相官邸のサイトからも参照できる。
外交文書らしく、当たり障りのない文章が並んでいるが、やはり原発や今後のODA(政府開発援助)については触れざるを得ないのだなあと再確認する。
実際のところの現首相が現時点で交代すること(=方針が変わる、つまり現場が振り回される)は、継続するよりも災害復興にとって不利益になるであろうから、周囲があら捜しをするよりも協力体制を築いて欲しい。
文末に引用された諺 "a friend in need is a friend indeed(まさかの友は真の友)"には、なるほど。
外交文書らしく、当たり障りのない文章が並んでいるが、やはり原発や今後のODA(政府開発援助)については触れざるを得ないのだなあと再確認する。
実際のところの現首相が現時点で交代すること(=方針が変わる、つまり現場が振り回される)は、継続するよりも災害復興にとって不利益になるであろうから、周囲があら捜しをするよりも協力体制を築いて欲しい。
文末に引用された諺 "a friend in need is a friend indeed(まさかの友は真の友)"には、なるほど。
復興のとっかかりは計画を立てることだが、現場の第一歩は瓦礫除去だろう。この仕事は、ショベルカーやダンプカーでの力仕事のように思えるが、地権、敷地境界、所有物、遺体(身元確認、処理)など複雑な問題が絡み、そう簡単には進まない。経費もけっこうかかる。
ハイチでは瓦礫除去の成果が目に見えるまで半年以上かかった。現場では震災から1年以上たち、白骨化した遺体を発見すると、震災か他の事件に巻き込まれた犠牲者か素人目には判断がつけがたく、警察や医療関係者の指示を仰ぐ。
(写真は現場の作業風景で、撮影はうちのスタッフによる)
ハイチでは瓦礫除去の成果が目に見えるまで半年以上かかった。現場では震災から1年以上たち、白骨化した遺体を発見すると、震災か他の事件に巻き込まれた犠牲者か素人目には判断がつけがたく、警察や医療関係者の指示を仰ぐ。
(写真は現場の作業風景で、撮影はうちのスタッフによる)

仮設住宅の竣工戸数がようやく5,000戸を超え、お互いの健闘を称えるとともに事務所前の広場で記念撮影(私は写っていない)。カメラのファインダーごしに見る同僚らの達成感あふれる笑顔を見ていると、「ハイチで震災復興するよりも、日本でしたほうがよいのではないか」と迷い、国は異なるが同じ人間を天秤にかけていたここ数週間の自らの考えの未熟さに気がつく。
いろんな困難を乗り越えて、ハイチの5,000世帯の家族に仮設住宅を贈ることができたのは素晴らしいことで、今の仕事を全うすることが自分に与えられた使命と自らに言い聞かせる。