レマン湖の対岸・フランス側にあるエヴィアンという町に立ち寄った。自然水で有名なEvianの工場があるところ。町中には源泉があり、ボトルを持って汲みに来ている人らがいた。試し飲みしてみると、外気温は30度を超えていたが水は冷たく、美味かった。
多くのフランス人はせかせか仕事をしないと経験上思っていたら(失礼!)、金曜夕方5時からの会議で急遽市役所に呼ばれた。よっぽど切羽詰っていたのだろう。議題は例の移民・難民施設の準備で、うちの組織からの提案をいくつかあげる。予算を抑えたいかつホームレスの溜まり場になってほしくない先方側と、最低限の基準は守ってもらいたいこちら側と、あーでもないこーでもないとやり取りする。
ジュネーブ行きの最終TGVに間に合わなかったので、喜んで仕方なく、パリで一泊する。
写真はパリ市庁舎の内側から光庭を望む。
ジュネーブ行きの最終TGVに間に合わなかったので、
写真はパリ市庁舎の内側から光庭を望む。
あてにしていた同僚の都合がつかなかったのだろう、明日パリに行ってくれるかと聞かれ、今朝のTGVで現地に向かう。パリにもあるうちの事務所(この建物とその周辺が映画 The Bourne Identityに出てくる1シーンににそっくりだった)で打ち合わせをした後、某所で役所の方々とお会いする。移民支援施設に改装する前の使われていない倉庫(写真)は現代美術館と言えなくもない現状だった。
イギリスに向かおうとしていた移民・難民が諦めて、パリ周辺に集まってきているらしく、早急な対応を迫られているらしい。やはり仕事が見つからないと将来の生活ができないので、彼らが都市部に集まってくるのは理解できるが、受け入れ側ははいそうですかとはいかず難しいところ。
前回のパリへの日帰り出張からしばらくたつが、ジュネーブ・パリ間は、大阪から東京に日帰り出張するのとさして変わらない距離感と時間であることを再確認した。
イギリスに向かおうとしていた移民・難民が諦めて、パリ周辺に集まってきているらしく、早急な対応を迫られているらしい。やはり仕事が見つからないと将来の生活ができないので、彼らが都市部に集まってくるのは理解できるが、受け入れ側ははいそうですかとはいかず難しいところ。
前回のパリへの日帰り出張からしばらくたつが、ジュネーブ・パリ間は、大阪から東京に日帰り出張するのとさして変わらない距離感と時間であることを再確認した。
昼はジュネーブから車で40分ほど南下したところにあるフランスの町アヌシーを訪れる。フランス人にも人気の観光地だそうで、旧市街の運河はフランスのベニスと呼ばれているらしい。実際の運河部分はそんなに大きくないけれど、きれいに整備されていて、花も咲きあふれていて目を楽しませてくれる。このところ続く雨で、水かさが増していた。
夕方はジュネーブに最近引越して来られて、UNオケに入られた方のお宅にお邪魔して、旦那さんも交えての三重奏を楽しむ。テレマンを吹くのは20年ほどぶり。とても楽しかった。
夕方はジュネーブに最近引越して来られて、UNオケに入られた方のお宅にお邪魔して、旦那さんも交えての三重奏を楽しむ。テレマンを吹くのは20年ほどぶり。とても楽しかった。
息子の誕生日に家を空けるわけには行かないと言う職場のイギリス人の先輩に代わり、パリにある某建築学校の会場で仮設住宅の話を30分ほどする。聴衆は、緊急支援にかかわっている人か(授業の一環で借り出された)学生らが大半であった。
前日に、ハイチに居たなら仏語でプレゼンしてもらえませんかと聞かれたので、できませんと即答した。
あまり質問は来なかったのだけれど、休憩時間に『どうしたら将来このような仕事に就けますか』と尋ねにきた学生の瞳がキラキラしていたので、少しでも彼らの刺激になったのであれば、それでよかったのかなと思う。
前日に、ハイチに居たなら仏語でプレゼンしてもらえませんかと聞かれたので、できませんと即答した。
あまり質問は来なかったのだけれど、休憩時間に『どうしたら将来このような仕事に就けますか』と尋ねにきた学生の瞳がキラキラしていたので、少しでも彼らの刺激になったのであれば、それでよかったのかなと思う。
朝飯をのんびり食って、駅まで歩いて電車に乗って、搭乗時間の1時間半ほど前にシャルル・ドゴール空港に到着。Eチケットをもとに機械でCheck-inするのだが、うまくいかない。おかしいと係員に文句を言うと、
翌日のチケットだった。
午後からGenevaで予定が入っているので、出直しするわけにもいかず、なんとかチケットを変更して、荷物のチェックインもセキュリティ・チェックもこなし、予定(と思い込んでいた)通りの便で移動する。どこでどう間違ったのか、まあ間に合ったからよいが、気をつけないとと反省。
搭乗ゲートのある建物には、冷暖房の送風口がないなあと見ていたら、腰壁に内蔵されていた(写真)。なるほど。
翌日のチケットだった。
午後からGenevaで予定が入っているので、出直しするわけにもいかず、なんとかチケットを変更して、荷物のチェックインもセキュリティ・チェックもこなし、予定(と思い込んでいた)通りの便で移動する。どこでどう間違ったのか、まあ間に合ったからよいが、気をつけないとと反省。
搭乗ゲートのある建物には、冷暖房の送風口がないなあと見ていたら、腰壁に内蔵されていた(写真)。なるほど。
建築をかじったことのある人なら、何の説明もいらないであろう超有名なサヴォア邸(1931年竣工:ル・コルビジェ設計)。電車と徒歩でパリ中心部から向かうこと小一時間で到着。
80年も前に存在したとは思えない斬新なデザイン。屋内スロープがごく自然に納まっていて、内壁の色がとてもおしゃれ。近代建築の第5原則(よく試験に出たなあ)を実現させた20世紀を代表する住宅(別荘)を前に、自分ならどう住みこなすか想像してみる。
4年前のロンシャンの教会に続くコルビジェ作品巡礼。次回はまた数年後か。
80年も前に存在したとは思えない斬新なデザイン。屋内スロープがごく自然に納まっていて、内壁の色がとてもおしゃれ。近代建築の第5原則(よく試験に出たなあ)を実現させた20世紀を代表する住宅(別荘)を前に、自分ならどう住みこなすか想像してみる。
4年前のロンシャンの教会に続くコルビジェ作品巡礼。次回はまた数年後か。
雪の積もる道を踏みしめ、凍えながらやって来ましたChapelle de Ronchamp(ロンシャンの教会:1955年竣工)!
粉雪の舞う中、その建築は荘厳さと寛容さを併せ持っているように感じた(撮影時刻は午後3時頃)。その素晴らしさについては、私が敢えてここで書く必要はないが、百聞は一見にしかずとはこのことかと思う。外観は360度とさまざまに表情を変え、内部の光の差し具合、傾斜した床・優れた音響効果など、これまで見てきたどんな写真や書籍を用いても、その良さは伝えられない。20世紀建築の代表作といわれるゆえんを実感した。
誰も来ていなかったので、礼拝堂内部で一人30分ほど時を過ごす。建築内部も寒いのだが、外の零下と比べたらぬくいので、ほっとする。昨日までの本社での軋轢や抑圧から解放され、また一生訪れることはないだろうと思っていた地に立つことができたことに感謝する。誰もいないのをいいことに、なんとなく歌を歌ってみた。よく響いた。
*設計したのは、ル・コルビジェというスイス生まれの建築家。
*この教会は、スイスよりのフランスに位置してます。
粉雪の舞う中、その建築は荘厳さと寛容さを併せ持っているように感じた(撮影時刻は午後3時頃)。その素晴らしさについては、私が敢えてここで書く必要はないが、百聞は一見にしかずとはこのことかと思う。外観は360度とさまざまに表情を変え、内部の光の差し具合、傾斜した床・優れた音響効果など、これまで見てきたどんな写真や書籍を用いても、その良さは伝えられない。20世紀建築の代表作といわれるゆえんを実感した。
誰も来ていなかったので、礼拝堂内部で一人30分ほど時を過ごす。建築内部も寒いのだが、外の零下と比べたらぬくいので、ほっとする。昨日までの本社での軋轢や抑圧から解放され、また一生訪れることはないだろうと思っていた地に立つことができたことに感謝する。誰もいないのをいいことに、なんとなく歌を歌ってみた。よく響いた。
*設計したのは、ル・コルビジェというスイス生まれの建築家。
*この教会は、スイスよりのフランスに位置してます。