勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

鏡開き

2014-01-11 22:30:06 | Weblog
1/11は「鏡開き」。家庭の神棚を拝すれば、そこには「円い鏡」が祀られている光景をよく目にする。Gikoohも毎日神棚を拝しながら、鏡に何かしら感じることが多々ある。鏡は神様の依り代だ。正月には歳神様をお迎えするが、歳神様は鏡餅を依り代とされる。
鏡は依り代で、餅は望月(満月)からきており、神仏の欠け目のない澄んだ心を表しているといわれ、平安時代から人々は、神仏への畏敬の念をこのような表現方法で具現化し現在に伝えている。

正月は慶月だから、鏡餅を切るとは言わず開くという。勝福寺でも本日御供の鏡餅を下げ細かく開いた。神様の気を頂戴する鏡開き。とても素晴らしい伝統文化だと思う。

今日は早朝から夕方まで年始参りに出掛け、無事に全日程を終えることが出来た。昨年正月から遠方のみ息子に供をしてもらっているが、お参りの途中でお菓子を頂いたり、お抹茶を頂いたり、約1週間様々な面で貴重な体験をさせて頂いた。快くお迎え下さるすべての檀家様に感謝申し上げたい。
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