午前中は木工芸家・林鶴山さんのお宅へ伺ってきた。林さんからは分野を選ばず多くのことを学ばせて頂いているGikoohの心の師だ。林さんのお宅には部屋のそこここに季節の花が飾られ、茶・花・香関係の書画や諸道具が飾られ、小さな清流の浄音と苔むした庭を眺めながら抹茶や煎茶を頂くのが常だ。このスタイルはGikoohが故人の父に連れられていた頃(約40年前)と変わらないが、Gikoohの今は林さんや父の行ってきた文人趣味が多分に影響している。
林さんの口癖に「何でも良いから花を生けてお茶を飲む。そうすれば感性は自然と磨かれる」と。日常どんなに忙しくとも、わずかな時間でも心を鎮める習慣が正しい思いを養わせ、日々の言動となって現れるもの。これは、寺の住職にとっても意義深いことだ思っている。お寺へお参りしても花の一輪もない、さらに接待のお茶はペットボトルという環境では、わざわざ寺へ足を運んだ客人の心境はいかばかりか。例えばの話である。
さて、写真は「ささゆり」。葉が笹の葉に似ており、さゆりは早く咲くゆりというのが語源だ。古来から珍重され、万葉集にも詠まれている。6月の今の季節、山の奥深くに自生しているが、一般的には入手は難しい。Gikoohは今日、林さんからお裾分けを頂いた。林さんはお知り合いから頂かれ、その方の郷の持ち山に多く自生しているという。いずれにしてもGikoohにとって5年以上ぶりの入手となっているので大事に鑑賞している。ささゆりは夕方あたりから一面に香りはじめ、その香りは幽玄そのものだ。
林さんの口癖に「何でも良いから花を生けてお茶を飲む。そうすれば感性は自然と磨かれる」と。日常どんなに忙しくとも、わずかな時間でも心を鎮める習慣が正しい思いを養わせ、日々の言動となって現れるもの。これは、寺の住職にとっても意義深いことだ思っている。お寺へお参りしても花の一輪もない、さらに接待のお茶はペットボトルという環境では、わざわざ寺へ足を運んだ客人の心境はいかばかりか。例えばの話である。
さて、写真は「ささゆり」。葉が笹の葉に似ており、さゆりは早く咲くゆりというのが語源だ。古来から珍重され、万葉集にも詠まれている。6月の今の季節、山の奥深くに自生しているが、一般的には入手は難しい。Gikoohは今日、林さんからお裾分けを頂いた。林さんはお知り合いから頂かれ、その方の郷の持ち山に多く自生しているという。いずれにしてもGikoohにとって5年以上ぶりの入手となっているので大事に鑑賞している。ささゆりは夕方あたりから一面に香りはじめ、その香りは幽玄そのものだ。
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