勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

阿部海太郎さん ―夏の夕暮れの演奏会― 間もなく

2024-07-16 22:02:15 | Weblog

今夜は今週末7月21日(日)に開催予定の、「阿部海太郎 ―夏の夕暮れの演奏会―」(第17回 勝福寺ザ・スーパーライヴ 勝福寺音楽祭)についてお話したい。

既にお知らせの通り7月21日(日)に作曲家、阿部海太郎さん(ピアノ)と、クラリネット奏者の前田優紀さんによる演奏会が間もなく開催を迎える。檀務の手隙に少しずつ準備を進めてきた会場がほぼ整った。

ご覧のように会場となる勝福寺の客殿は、伝統的な和風建築で平素は畳敷きなのだけれど、演奏会の時などには板場と化す。Gikoohが勝福寺に来てスーパーライヴを重ねるうちに、大手家具メーカーにお勤めだったお檀家に床材の寄進を受けたことにより子洒落た趣になったのではなかろうか。

ところで、弘法大師様のお言葉に虚往実帰、つまり「虚しく往いて満ちて帰る」(性霊集)という一文がある。例え何もよく分からずに行っても、帰る頃には多くの感動を得て気持ちが満ちるという意味になろう。

阿部海太郎さんは、NHK連続テレビ小説「らんまん」、NHK/BS「世界で一番美しい瞬間」、NHK/BS「京都人の密かな愉しみ」、映画「碁盤斬り」、舞台「100万回生きた猫」など数々の音楽を手掛けられているが、優れた美的感覚と知性から生まれる音楽表現は各界からの評価が高い。クラシック音楽など器楽の様式に着目しながら楽器の今日的な表現を追求されている。(プロフ参照)

クラリネット奏者の前田優紀さんは、(プロフ引用)大分県大分市生まれ。8歳よりウインドアンサンブル荷揚に所属しクラリネットに出会う。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業後、渡独。ベルリン芸術大学オーケストラ科修士課程修了。現在は東京と大分を拠点に奏者、講師として活動している。公式YouTubeチャンネルでは自主制作した演奏動画などを公開。石森管楽器講師。RENTARO室内オーケストラ九州クラリネット奏者。

前田優紀さんは、NHK 連続テレビ小説 「らんまん」 劇伴参加するほどの凄腕の実力家で、「クラリネットの奥ゆかしさと繊細な音色」は特筆ものだとGikoohは思う。

そんな全国区の阿部海太郎さんと、前田優紀さんが7月21日に中国地方は岡山県に来岡され、その中で人口約6万9千600人の総社市に来総され、更に久代の勝福寺に来寺される。これは有難い。

そんな演奏会が小さな山寺で開催される。Gikoohのワクワクは止まらない。そして、演奏会にご参加される方々もきっときっと心の深い歓びを得られると思う。しかし同時に、この清らかで美しい演奏会の力を通してGikoohは世界平和の誠を願いたい。

この度は希少度マウンテンマウンテンの演奏会です。関心のある方は是非。

⦿阿部海太郎さんのサイト。

⦿前田優紀さんのサイト

⦿勝福寺のサイト

コメント
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