遅いことは猫でもやる

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バルセロナ グエル公園

2016-12-13 04:16:49 | 行ってきました
   公園内にあるガウディが住んでいた住宅
   広場と西門を繋ぐ通路
   広場を遠望する
   広場を縁取るモザイクのベンチ 縁が少し出っ張っているデザイン

バルセロナではやはりガウディである。サクラダファミリア、カサ・ミラ、グエル公園など代表的な建築物を回った。
前回訪問の時グエル公園はいってなかったので、今回の私の楽しみはここであった。ガイドブックで見る限りガウディのグロテスクな側面を表す、趣味の良いとはいえない場所だという認識であった。

ここはもともと都市開発の一部で、グエル氏の所有するセメント工場の場所の再開発で、高級住宅地を作ろうとして始まったところである。途中で何らかの理由で公園になったのだが、公園建設には工場の廃土、タイルの破片などをリサイクルするという目的もあったらしい。

園内の斜めになった通路、ベンチや階段などそれらの廃材や廃土を活用した建造物が並んでいるのは建築家+デザイナーとしての天分が存分に発揮されています。

   広場から見下ろす門脇の建物
   上は開発初期の邸宅
   広場横の通路 廃土の活用
   広場真下の天井
   公園内の建物
   西門前の階段

西門前の階段にはシンボルマークとも言うべきオオトカゲのモザイク像があるが其処は撮影ポイントらしく終始賑わっている。顔つきは似ているが、仕草が違っているのが日本人、中国人、韓国人である。日本人はまずVサインを出す。中国人は他人が撮影中であろうと、立ち入り禁止区域であろうと平気で撮影する。韓国人はプロのモデルのようなポーズをとる。見ていてこちらが恥ずかしい。言葉を発しなくてもこんな違いで出身国がすぐ分かる。

それはさておき、この公園の設計思想のベースが、資材のリサイクルにあったということがわかっただけでもガウディの理解を少し深めたような気がした。