遅いことは猫でもやる

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名店の閉店

2014-04-10 00:26:10 | 雑感


JC時代お世話になった老舗のバーから閉店の挨拶状が来た。56年間にわたり街角でひっそりと営業を続けていた名店である。
刈谷では、B、Mと並んで3大バーといわれたが、すでにMはマスターが亡くなって店を畳み、Bは代替わりをして店の雰囲気も変わって往年の縁はない。

渋いマスターと愛嬌の良いママと二人が絶妙のコンビで、「私は酔っぱらいと花見客は嫌いだ」とこの時期花見帰りの一見さんが来ると「うちは会員制なので」とお客を断ってしまう一途な性格をのぞかせていた。カラオケもガンとしていれなかった。
しかし我々(常連やJCメンバー)には寛容で、議論伯仲で夜明けまで居座っていても嫌な顔もせず店を開けておいてくれた。およそ商売っけを感じさせない店で、それだけに安心して立ち寄れた。口数は多くないが、どことなく品格を感じさせるお店であった。

しかも料金はホームバー並みで、懐にやさしい。腕も確かで息子が20歳になった時「カクテルを飲めるバーに行きたい」と希望を出した時、真っ先に此処に連れてきて、作ってもらった。ちょっと小腹がすいた時のお好み焼きやステーキ、稲庭うどん、素麺もありがたかった。
お二人には51歳になる息子さんがいて、お孫さんもいるそうだが、全くお店とは関係がない。時代をつくづく感じさせる。半世紀以上よく続いたものだ。

こうしたお店が1つずつ消えてゆくのはさみしい。お世話になったJC時代の仲間と連れ立って久しぶりに飲みに行った。いつもと変わらない応対に満足し、若い時代に立ち戻った。いつの間にか日付が変わる寸前まで、飲み、語り合い、時を忘れた。青年時代の血が騒ぐ。

JC時代の仲間と


暫く旅行に行ってきますので明日から少しの間(10日間くらい)お休みします。ご了承ください。