遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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さすが、国立公園(1)

2012-10-19 16:26:57 | 行ってきました
姉の一周忌の席からそうそうに退出し、翌日上高地についたのはam10:30だった。

予想通り好天に恵まれた上高地は、気持よく晴れ上がり、ツアー客で賑わっていました。沢渡からのバスを大正池で降り、池畔から歩き始めました。鏡のように澄み渡った池の面には焼岳が映り、鴨が二羽遊んでいた。この鴨は人が近づいても逃げるどころか、可愛げに近づいてくる。野生とはとても思えない。

焼岳は噴煙は少なく、大正池も昔に比べ、池の中の立ち枯れの木もほんの数本に減っていた。



田代池の透明な水

林の中を整備された歩道が伸び、木漏れ陽の中の快適なウオーキングだった。
間も無く田代池に出、帝国ホテルの横を通って、河童橋へと近づいた。行楽シーズンとあって付近は多くの人が集っていた。カンバスをたてて画を書いている人も数人いる。池、せせらぎ、川、峰、遊歩道、樹木、笹の葉、どれをとっても美しく快適だ。いつも登山の通過点として慌ただしく通り過ぎるだけだったのだが、改めてゆったり味わってみると、ここは実に良い所だと認識できる。


笹原から林間へと続く道
河童橋から見る岳沢、穂高連峰

さすが、国立公園(2)

2012-10-19 07:15:56 | 行ってきました

上高地は水の楽園でもある

河童橋から見る穂高連峰は、ほとんど雪がなく、わずかに中腹に残雪が少しある程度。連なる岩峰が稜線を青空に刻んでいた。

橋の袂の白樺荘の食堂で昼食。かけそばに上高地コロッケ。普通の4倍はあろうかというジャンボコロッケだ。麺が生煮えであんまりうまくないが、ここはセルフサービスで、山小屋風だ。山に来たのだなあと実感。ここからは右岸の林の中。を行く。

キラキラと陽に輝く、流れる水にかかる木道を歩く。上高地は連なる山々に気を奪われがちだが、大きな樹木と透明な水が豊富な平地でもある。確かに大きな公園である。水中の藻にイワナが戯れている。鴨もイワナも人間が構わなければのんびりと、近くで遊ぶようだ。


岸辺に映える紅葉

岸辺の広葉樹が赤く、黄色く色づいている。ここは標高1,500mだがまだ本格的な紅葉には早いようだ。傾きかけた秋の陽が木の間からこぼれる。ツアー客が列を作って通り過ぎる。

のんびり1時間ほど歩いて明神池へ。今日の宿泊地は「山のひだや」。ここは42年前婚約時代に家内と初めての旅行で来た思い出の宿だ。佇まいも、館内も昔と殆ど変わらない。ただあの時泊まった2段ベッド二組の部屋はなかった。応対に出てくれた娘さんは42年前には生まれていたそうだが、その部屋のことは聞いたことがある、と答えてくれた。

自家発電で3時半から通電。お風呂もあるという。荷物を部屋に置き、近くへ出かける。


昔懐かしい「山のひだや」の佇まい

小屋の付近の池塘

明神橋からの前穂高岳