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角帯

きものに興味をもつ方が最近増えていますが、これは女性だけではなく

きもの男子が全国的に目立つようになってきました。

そこで、男のきものに必要な帯をご紹介いたします。

男性用の帯には兵児帯(へこおび)と角帯(かくおび)の2種類があります。

兵児帯は、絞りで柄付けされた結び方の簡単な帯(黒または紺色)です。

ゆかたや家庭でくつろぐウールのきもの(昭和の男性着物の定番)を着る時に

蝶結びで素早く結べ、誰にでも扱いやすいことで広まりました。

一方、角帯は「貝の口」「一文字」のような結び方があり、本格的な帯結びを

要します。したがって、紋付きのきもののようなフォーマルな場面で着用する

きものに合わせて用いることの多いタイプの帯です。

角帯の結び方は、それほど技術を要するものではなく、何回か練習すればだれに

でも習得できます。実際に中学校でゆかた教室を実施するときに、男子は角帯を

練習します。1時限(50分)の講座でほぼ男児全員が「貝の口」を結べるように

なるので、動画を利用すれば容易に習得できるはずです。

▲ グレー地に風神雷神の柄

▲ 鱗や矢羽根文様をアレンジして紫の濃淡で表した柄

▲ 組紐の要領で織りあげた角帯

▲ 抹茶色の縦縞で濃淡を表現した文様 

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