藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

こんな仲間を持とう。

2005年09月25日 | テニス
『スラムダンク』に学ぶ、テニス上達法 パート53

人は環境に影響されます。
環境は自ら進んで作っていくことです。
環境は人で変わります。
どんな人と出会うかが大切です。
良い環境を作るためには、人と良い関係を作ることです。
そのためには、年齢、性別、地位などで判断せず、中身で判断しましょう。


山王がタイムアウトをとります。
宮城「さあ こっからが湘北 炎の追い上げだぞ!!」
流川「そのとーり」
赤木(こいつらも 全くあきらめちゃいねえ・・・!!相手は山王だというのに!!)
赤木は、以前は一生懸命なのが小暮だけだった、メンバー達に恵まれない、悔しい経験をした頃を思い出します。
赤木(・・・・感情的になるな・・・・まだ何かを成し遂げたわけじゃない・・なぜ こんなことを思い出してる バカめ)
三井「!!・・何 泣いてやがる!?」
赤木「え?」
宮城「あ――っ 何考えてんだ ダンナ!!こっから死力の追い上げだってときに!!?」
三井「勝つ気が もうねーのか てめーは!!」
流川「いつから そんなヤワに・・・」
赤木「ちっ・・・ちがう バカモノ!!これは汗だ!!汗が目に!!」
小暮(味方の頼もしさに 一瞬 心が緩んだのか・・・赤木・・・・ずっとこんな 仲間が欲しかったんだもんな・・・・)
桜木「今泣いてただろう ゴリ・・・試合中に泣くなよ 恥ずかしいから」
赤木「うるさいわ バカタレェ!!」


うまくいかないことがあっても、諦めずに続けていれば、きっといいことが起きます。
いい人達にも出会えます。

湘北高校バスケ部は、とてもいいチームです。
みんなが同じ目標に向かっていて、お互いに認め合っています。
こういうチームはあまりないです。
僕は、部活のスタイルに馴染めませんでした。
同学年と後輩には人気がありましたが、先輩には嫌われていました。
生意気だったのです。
何かあると、すぐに先輩とぶつかっていました。
当時は、上下関係が厳しく、先輩の言うことは絶対でした。
ボール拾いと筋トレやランニングばかりで、あまり打たせてくれませんでした。
なによりも、エラソーな態度が気に入りませんでした。
(たかだか、1歳か2歳しか違わねーのにエラソーにしやがって!)と思ってました。
試合のオーダーを見たときには、さすがに頭にきました。
1年生の頃から、3年生のエースだった人に僕は試合で勝っていました。
しかし、オーダーを見ると、その人がNo1で出ていて、僕が補欠になっていました。
「おい!なんだこれ!勝つ気ねーだろ!!オレに勝てる奴いねーのに、なんで補欠なんだよ!!オレをNo1で出せ!!」
と、部長に文句を言いましたが、理不尽な理由で却下され、しかも先輩は嫌がらせをしてきました。
僕には、さっぱり理解できませんでした。
僕には、この年上だから実力にかかわらず試合に出られるという、年功序列的な発想がわかりませんでした。
部活に入る以前に、スクールに通っていたので、そっちが基準になっていました。
スクールでは、完全実力主義でした。
歳は関係ありません。
実力が上がれば、年上の人を追い抜いて、上のクラスに上がれます。
もちろん年下に抜かれることもあります。
年上だろうと、年下だろうと、実力のある人は尊敬します。
コートの上では、全員が平等でした。
だから、年上も、年下も関係なく、あだ名で呼び合ったりして、仲良しでした。
友達であり、ライバルでした。
そんな環境だったので、部活の上下関係には戸惑い、納得できませんでした。
役割分担という意味では納得できますが、1年だからとか、そのような薄っぺらい理由のカテゴリーで分類してしまっては、本質的に重要な部分を見落とします。
このようなシステムは、上達するのには不利です。
スラムダンクにハマった理由は、理想とするチームだったからです。
湘北のようなチームっていいなぁと、憧れました。
桜木は、1年ですが、キャプテンの赤木を、ゴリと呼びます。
副部長は、メガネ君です。
監督は、オヤジです。
先輩でも、ミッチーやリョーちんと、あだ名で呼びます。
しかし、バカにしているわけでもありません。
先輩も敬語を使えと怒りません。
お互いに信頼しているし、尊敬もしています。
遠慮しないで、お互いの本音をぶつけ合える空気もあります。
それぞれが、違うタイプでバラバラですが、共通の目的意識も存在します。
馴れ合いではなく、各個人が自立しています。
そして、先輩、後輩などの枠を超えて、一人の人間として接しています。
年齢ではなく、一人の仲間として、ライバルとして、親友として、近い距離感で接しています。
このような仲間だと、強くなります。
コートの上ではみんなが平等です。
職業も、地位も、年齢も関係ありません。
一人の人間として向き合いましょう。



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