藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

人に教えてあげよう。

2005年10月29日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート29

自分の視点ではなく、違う立場になってみると、見えていなかった自分が見えてきます。


水野「自分でもなるほどって思ったんだよね・・・わかりやすく教えようと自分で考えると あやふやだった知識がよくわかるようになってくる・・人に教えるのが自分の勉強にもなるなんて すごい発見・・・・あとは・・・教えられる側って わかったフリするもんだなって・・・わかったフリしとくと 授業は勝手に進んでくれるから それ以上そのことを考えなくてすむし でもそれじゃ 受験には通用しないでしょ・・すごく反省・・・心入れ替えて 納得いくまで先生に聞き続けてみようかなって」

柳先生「まあ・・・そう責めることはない わかったことにしてしまうことは誰にでもあること・・・」

芥山先生「重要なのは わからないことをいつまでもほったらかしにせず たまに立ち止まって 深く考えてみることです」

柳先生「公式を覚える時に 一通りの証明を一緒に覚えても効果は薄い 自分で他の証明方法がないか考え抜いてみることで その公式をより深く理解できるぞ」

桜木「違う立場に立ってみると 自分を客観的に見るようにできるようになる 客観性は勉強をするのにも大切だ・・自分にも厳しく 客観的になれる勇気を持て!」


人に教えるということは、テニス上達法としては、非常に有効です。
実際に教えてみるとわかると思いますが、人に教えるということは、とても難しいです。
相手は、自分と感覚が違うので、客観的に表現しなくてはいけません。
自分の主観的な感覚は、自分では理解できますが、相手にはわからないのです。
「こういう感覚」というものを、どうやって相手に伝えるか?と考えていくと、そのことについて十分に理解していないと、教えてあげられないのです。

僕は、コーチをするようになって、テニスが上手くなりました。
それは、人に教えることで、自分が教えられたからです。
コーチになりたての、右も左もわからなかった頃、人に教えるのが恐怖でした。
どうやって教えるのがいいかが、わからなかったからです。
そうはいっても、新米コーチとはいえ、1円でもお金を貰っていれば、プロとして教えられなくてはいけません。
そのプレッシャーで、散々悩みました。
自分ではわかっているのに、どう表現したら伝わるのかがわかりませんでした。
「どういう言葉で言えばいいんだろう?」「どういうデモンストレーションで見せてあげるとわかりやすいだろう?」「どう、表現するとピンとくるだろう?」・・・と、いろいろ考え、突き詰めていくと、「あれ?自分ではわかっているつもりだったけど、本当はわかってないじゃん!」という事がわかってきます。
「サーブを教えてください」と言われても、「グリップはこうだけど、なんでこのグリップである必要があるんだろう?」「トスの仕方はこうだけど、なんでこうやるんだろう?他にもいろいろあるけど、この人にベストな方法はなんだろう?」「スタンスはこうだけど、このスタンスにする理由はなんだろう?」・・・と考えると、いかに自分が理解していないかがわかります。
当時は、毎日ヒヤヒヤしながら、必死に勉強していましたが、そうやっていくとだんだん「そうか!そういう事か!」という発見が楽しくなっていき、成長していきます。
是非、人に教えてあげてみて下さい。
でも、教え魔の人は、迷惑がられる恐れもあります。
くれぐれも、人の迷惑にならない範囲で、教えてあげるようにしてみて下さい。



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