ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

風レンズ風車が暴風で破損。破片が車の窓を直撃。公園に置くのは間違いだと気づくべき。

2014-12-04 | 風力発電は危険

強風が影響?風力発電用風車の羽根が車に…福岡市

テレビ朝日系(ANN) 12月2日(火)10時31分配信

 強風の影響でしょうか。福岡市で風力発電用の風車が壊れ、破片が車に当たってガラスが割れる被害がありました。

 福岡市によりますと、1日午後3時半ごろ、福岡市東区香椎浜埠頭(ふとう)の公園で、市が設置している風力発電用の風車が壊れて落下しました。その際、破片の一部が約100m離れた駐車場に止められていたワゴン車に当たってサイドガラスなどが割れたほか、屋根の一部がへこんだということです。けが人はいませんでした。風車は重さ6.7kgの羽根3枚すべてと外側の輪の一部が壊れていました。この風車は5年前に設置され、先月の点検では異常はなかったということです。福岡地方には朝から暴風警報が出ていましたが、原因が特定できないため、福岡市は他の4基の風車の運転を停止し、異常がないか調べることにしています。

最終更新:12月2日(火)10時31分

 

<風車>折れた羽根、車の窓ガラス割る 福岡の100年公園

毎日新聞 12月2日(火)0時19分配信

1日午後3時半ごろ、福岡市東区香椎浜ふ頭1の「みなと100年公園」に福岡市が設置している風力発電施設の風車の羽根が折れ、約90メートル離れた駐車場の車を直撃し運転席の窓ガラスが割れるなどした。男性が車に乗り込もうとしていたところだったが、けがはなかった。市は強風が原因とみている。

 市によると、風車は直径約3.5メートル、羽根1枚の重さは約7キロで、繊維強化プラスチック製の羽根3枚すべてが根元から折れていたという。2010年3月にも一部の羽根が折れており、風速約20メートルになると停止するよう改良していたという。九州北部は寒気の影響で海上を中心に暴風警報が出されていた。【松本光央】

最終更新:12月2日(火)2時39分

 

風レンズ風車の羽根落下し車直撃 強風で破損?

読売新聞 2014年12月02日 

福岡市は1日、同市東区の「みなと100年公園」に設置している風レンズ風車(高さ約13メートル)の羽根などが破損して落下し、破片の一部が近くの駐車場の車にあたったと発表した。けが人はなかった。市は強風が影響した可能性もあるとみて原因を調べている。

 風レンズ風車は繊維強化プラスチック(FRP)製で、風を集める「風レンズ」(直径3・4メートル)を併設し、弱い風でも発電できる特長を持つ。市が2009年から同公園などに設置した。

 市によると、同日午後3時半頃、近くの駐車場で会社員男性が車に乗ろうとしたところ、羽根などが落下してきたという。運転席側の窓ガラスなどが破損した。3枚の羽根(1枚約7キロ)が全て落下し、レンズの一部も壊れていた。市は市内にある風レンズ風車全5基の運転を停止した。

 

(管理人より)初めに書いた記事が何故か完全に消えてしまったので書き直します。

レンズ型の風車が破損し、破片が車の窓ガラスを直撃して割れるという事故が起きました。 恐ろしい話です。人間にもしぶつかっていたら死亡事故につながっていると思います。

脱原発市民の中には、「大型風車は良くないけど小型の風車はいい、感じがいい」などと、その構造や危険性も考えず発言する人が実際にいますが、今回の事故でレンズ型が決して安全でないということが証明されたと思います。

このような資料が出てきました。↓ この中に、今回の風車=みなと100年公園 の風車の写真がありました。

風力発電: 風レンズ風車とは何か ー その将来計画 ー 九州大学応用力学研究所 新エネルギー力学部門 風工学分野 大屋裕二

 

九州大学で 国策自然エネルギーの開発研究⇒福岡市が税金で風車設置⇒風車破損落下事故

福岡市HPの風レンズ風車のページ http://www.city.fukuoka.lg.jp/kankyo/energie/hp/windpower.html

この事故の責任はどこにあるんでしょうか? 原発事故と同じ構図だと思います。

 資料にはまずメリットしか書いていないわけですが、メリットの中に安全性と書いてあります  

「年平均風速4m/s」 とありますが、平均で考えること自体がおかしいと気づかなければどうしようもない。

今回のように暴風、台風の場合は20m/s以上で停止するように改良されていたはずなのになぜ破損したのかわかりません。止めても羽が風にあおられて破損したのかもしれません。

突風が吹くときもあり、風の予測というのは完璧にできないと思います。「自然に弱い自然エネルギー」がここでも証明されました。

しかも、この風車の近くで子どもが遊んでる写真が掲載されていて驚きました。 怖くて子供は連れていけないですし、車でも怖いです。

にもかかわらずこのようなレンズ型の風車を子供が来る公園に設置する自治体があります。

ときわ公園次世代エネルギーパーク 

宇部市民は遠足に行ったり、ウオーキングを楽しんだり、スケッチ大会、四季折々の花など子供から大人まで楽しめる憩いの場でした。ところが

宇部日報 2014/2/21 「風レンズ風車」 726万円(半分は国の補助金) 「鳥にも優しく」が強調された記事です。

カッタ君で全国的に有名になったときわ公園ですから「バードストライク」のことを突っ込まれたくないということなのでしょうが、市民の公園に「風レンズ風車」を設置することの妥当性などは市民に問われることもなくどんどん進められているわけです。

私は、風車以前に、宇部市が鳥インフルエンザ対策として、このときわ池の白鳥をすべて殺処分したことに大きなショックを受け、ときわ公園に行けなくなっているので、この風車設置で完全にときわ公園に足が向かなくなりました。 子どもの頃からの思い出の公園なのに・・・・どんどん公園が変わっていってる気がします。

福岡の業者、「風レンズ風車」で検索かけると http://windlens.com/

同じ型ですね。1基726万円も出して税金で購入したんですね。事故があった福岡市の風車は5年で壊れています。この風車はどうなるでしょうか?

工業製品なので、壊れたら産廃です。

風車のゴミのことはこのブログでも書いてきました。

【唖然】日本に作られた風車が、すでに99基はゴミになって撤去・休止されている事実をご存知ですか?

【驚愕】世界の風車事故を調べて驚いた!世界中で合計1485件の事故が発生。146人の死亡者。

【驚愕】30年後、日本はソーラーパネルと巨大風車のゴミ屋敷!再エネ廃棄物問題【設備には寿命】

 

 

風車自体が潮風で錆びて劣化したのでしょう。安岡洋上風力も、当然海なので相当劣化が早いと思います。 「点検で異常なし」でも壊れるということです。

 

 

 全国でこのようなことが貴重な税金を使って行われていることの問題を、市民が全く考えておらず、

むしろいいことと勘違いしていることが、もう絶望的ですらあります。

最後に、『電力亡国論』の近藤邦明さんのブログ記事を転載します↓ 風レンズ風車は「おもちゃレベル」と書いてありますね。


 

No.966 (2014/12/02)冬将軍の強風で風レンズ風車発電装置が破損New!

 九大の応力研が開発している風レンズ風車を用いた風力発電装置が、今季一番の寒気の流れ込みによる強風で破損したと報道されました。九大応力研とは学生時代に土木構造の耐風安定性の研究に関わっていたためまんざら関係がないでもありません。風力発電に噛むことは、独立行政法人化した大学では研究費稼ぎのために仕方ないかもしれませんが、愚かなことをやっているなと前々から思っています。
 このホームページでは風レンズ風車について何度か書いていますが、オモチャとしては面白いかもしれませんが(笑)、実用上は使いものにならないのは当然だと考えています。売り物の“風レンズ”と呼んでいる集風装置が構造的なネックになって、とても大型化することが出来ないことはわかりきっています。今回破損した風車は、勿論オモチャレベルの大きさでしたが、これでも壊れてしまいました。ネット上では構造上ネックになる風レンズの耐風性について九大応力権のレポート(集風構造体付き風車の耐風性能について)が公開されていますが、あまり役には立っていないようです(笑)。もう止めたほうが良いのではないでしょうか?!

参考記事
No.641 (2011/08/05) 九大:洋上風力発電実証実験
No.723 (2012/02/17) 常識の欠如したお人好しの国民 年金・エネルギー問題/無知は犯罪
エネルギー供給技術の有効性の検討
 (2012/10/22)21頁

 


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