ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

【それはおかしい!】ドンナ・マンマ企画座談会~北九州市と石巻市の絆 その2 種かき

2013-04-25 | 震災瓦礫問題

読めば読むほど、ご都合主義で、屈辱的なドンナマンマ座談会内容。⇒http://www.donna-mamma.gr.jp/gareki/

ママさん代表として参加している3人の意見がママさんのすべての意見では決してありません。毎日子供の口に入る食材を求め、作り、食べさせるお母さんは、もっともっと考えています。

調べ学習し、子供を守ろうとするお母さん達を馬鹿にして、放射能安全神話をダメ押ししようとする、おっさんたちのパワーハラスメントを感じます。そんな梶原氏の衝撃発言から。↓


梶原:石巻市は、漁業などが盛んな宮城県第二の都市です。しかし、本市といろんな共通点もあると感じています。石巻市ではカキの養殖もされていて、実は北九州市の皆さんが食べている本市周辺で養殖されているカキも、石巻のたねからできています。今回、がれきのお手伝いもしたということで、石巻市の皆さんはB―1グランプリにも出ていただいています。石巻市には、「石ノ森萬画館」というのがありますが、北九州市も漫画ミュージアムがあります。今後は食や文化的な繋がりも含めて交流ができればと考えております。大変な災害に遭われ、それが契機となりましたが、お互いの市のための交流に繋がればと思っています。

北九州の養殖牡蠣は、石巻のたねだった!!

「燃やして応援」と同時に「食べて応援」がすすめられたという事実。

「この基準値は食べものと同じで安全なものです。」と、座談会の中で何度も梶原氏は繰り返しています。だから、こういう本末転倒なことが起こるのです。

海水を吸ったり吐いたりして成長する生物濃縮の塊みたいな貝類⇒カキ 

先日、私が北九州を車で通過中に、何軒も牡蠣の専門店?の「かき小屋」が見えました。楽しく食べてる人がいました。どこの牡蠣かわからないので通過しただけですが、対岸の山口県にもお店ができてました。最近増えたような気がします。

原発事故で放射能汚染が起きたことは本当に悲しくて悔しくて残念だけど、リアルを見るしかないのです。

マガキ、種かきの放射能汚染を調べていきます。まず宮城県HPに牡蠣の生産についてのページがあります。

宮城県は,かきの生産が盛んですが,その種苗となる「種かき」の生産地でもあります。種かきと呼ばれる稚貝の輸出量は宮城県が圧倒的で、広島の8倍を誇るそうです。(農林水産省 2009)万石浦で育った種かきは、日本全国のみならずアメリカやフランスにも輸出され養殖されています。

では現在の牡蠣の汚染度はどのくらいなのか、宮城県内の農林水産物の放射能測定結果 を見ると一回だけ4ベクレル/kgというのがありますがその他は不検出。しかもなぜか検出限界が書いてありません。

水産技術総合センターのHPがリニューアル中で不具合が多く、肝心の種かきの汚染にいきつきませんので

水産庁のHPから  牡蠣だけ抽出してみました。

 

日本食品分析センターの検出下限は5~6ベクレル/kgぐらいでしょうか。セシウム合算で10ベクレル/kgでも不検出扱いになってしまいますね。

宮城県漁協のページでも見つけました。http://www.jf-miyagi.com/image/radioactiv/2013/13R_check_kaki.pdf

種かきではありませんが

http://www.pref.miyagi.jp/mtsc/kankyo/種ガキ/20120829種がき通報第16通報.pdf

http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/208012.pdf

ここには放射性物質の検査は書いてありません。

漁協の検査の検出下限値が20ベクレル/kg は高いと思います。3.11より前の汚染は2008年で約0.01ベクレル/kgですので、仮にNDで19ベクレル/kgだったとしても、3.11以前の約1900倍です。不検出でもそういうことです。

不検出=ゼロではありません。

  

魚介類の放射能検査というのはヨウ素131、セシウム134と137のみです。 他の核種ストロンチウム90やトリチウムは検査されていません。

種かきの万石浦は、高汚染の牡鹿半島に近いです。ストロンチウム90が検出された付近です。

 

 

海に境界はありませんので、どんどん混ざると思います。ストロンチウムはまだ検査してるのでまだましです。トリチウムは取り除けないのでもうダメかなと思います。このままフクイチの汚染水が止まらなければ、トリチウムがどんどんまわってきて、福島近海だけでなく日本の沿岸部の海は汚れ養殖ができなくなるのではないかと思います。

小出裕章助教http://youtu.be/TLFRB4DLdKc より 

「ですから海へ流れていってるわけで。海から蒸発したものがまた陸に雨となって降ったりするわけで。例えばその流されている放射能の中には、トリチウムという名前の放射能もあります。それは、いわゆる水素なんです。放射能をもった水素なんですが。それも海へ流れ出てるはずで。環境に出ると水の形になります。H2Oという形ですね。そういう形になりますので、海水が蒸発して雲になればそれがまた雨になって落ちてくるという事ですので、もちろん循環して陸にもまた戻って来ます」

広瀬隆さんhttp://hibi-zakkan.net/archives/23262979.html  より

 

トリチウム、水、そして環境(1)京都大学名誉教授 斎藤眞弘

トリチウム、水、そして環境(2)京都大学名誉教授 斎藤眞弘

守田さんがトリチウムについてレポートしてくださっています。必見です。↓

http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/c1ef074e7ca5e48e988bb5d3dbf3418e

福島第一原発から汚染水は止まりません。海の汚染は今でも果てしなく続いています。

トリチウムが出ています。ALPS(多核種除去装置)でも取りきれません。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/chosui_13042501-j.pdf

貯水槽全7つのうち4つのドレン孔からトリチウム検出。

貯水槽No.1の漏洩検知孔(北東側)からは1,100,000,000Bq/m3トリチウムを検出。

これだけ不安材料があっても、大丈夫と思える人は食べる自由はあると思います。しかし、食べない選択をする人が非難されるのはおかしいです。

宮城県は個人での生産が多く、牡蠣生産に携わる漁業関係者は宮城県が一番多いので、今後も種かきは出荷され続けるでしょう。種かきの汚染を引き続き調べてみます。

追記

◆種カキの放射能検査結果を見つけました。

糸島牡蠣 かき小屋のHPより 放射能検査成績書 http://www.jf-net.ne.jp/foitoshima/houshynoukensa.htm

 

検出下限値が7.5と9.3です。合算で 16ベクレル/kgでも不検出となります。

3.11以前は 0.01ベクレル/kg ですから 1600倍です。 セシウムだけで。

あとは自己責任で判断お願いします。

 

追記 「殻を含めてだから・・・ 」というコメントがありました。

種カキの段階ですが、殻は開いたり閉じたりし、可食部にも海水が入ったり出たりして内蔵に取り込まれます。成長後の可食部分の汚染のデータは上を参照してください。

私はサンプリング検査の回数の少なさも、判断材料に入れます。

用心に用心を重ねる人と、「殻ごと食べるわけじゃないでしょ」程度の牡蠣の生態を考えない認識の人との行動は違ってきます。

行動の違いは内部被曝量の違いとなります。

仮に汚染されていても味は美味しいと思いますので、どうぞ自己判断で食べたらいいと思います。

 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。