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【熊本の災害廃棄物問題】3mの高さのゴミの山。テレビや木製の棚、割れた皿、ぬれた衣類が異臭

2016-04-25 | 災害廃棄物


あふれる災害ゴミ、3メートルに…処理進ま

テレビ朝日 ANN (2016/04/21 11:48)

震災で出たがれきの処理が本格化し、新たな問題も出てきています。

 (青木梨紗記者報告)
 熊本県益城町の避難所の一つ「総合体育館」の裏にある災害ごみ置き場です。益城町では21日朝から雨が降ったりやんだりしていましたが、現在は強い雨が降り続けています。この災害ごみ置き場は震度7の地震があった14日の翌日から設置されていて、町内の建物のがれきなどが運び込まれています。燃えるごみ、燃えないごみ、木材、コンクリート片、瓦などに分類されていますが、地震から1週間が経ち、すでに3メートルほどの高さにまで積み上がっています。町役場によりますと、21日は雨が降っていて作業が危険なため、持ち込みを控えるよう呼び掛けているということです。町中にはまだ倒壊した家が手付かずで残っています。道をふさいでいたがれきは撤去が進み、交通の便は改善されてきましたが、住宅の敷地内にはがれきがまだ残されています。今後、それらのがれきが災害ごみ置き場に持ち込まれることが予想されていますが、ここに集まったがれきを今後どうするか、まだ決まっていないということで、町では対応を検討しています。 

 


熊本 大量の災害ごみ処理に不安 仮置き場も不足か

テレビ朝日 ANN (2016/04/24 06:21)

熊本県益城町では、大量の災害ごみが仮置き場に運ばれました。今後、置き場所が足りなくなることが懸念されています。

災害ごみの仮置き場となっている益城町の小学校の跡地では23日、災害ごみを積んだ車が列を作りました。
ごみ捨てに来た人:「(Q.どういうものを捨てに?)割れた食器、電化製品」「1日、2日じゃ片付かないですよ」
益城町のごみ焼却場は一部が損壊して停止していて、復旧のめどは立っていません。他の自治体が今後、災害ごみを運び出す予定ですが、担当者は「どれだけのごみが出るかまだ把握できておらず、仮置き場が足りなくなる可能性もある」と話しています。

 

 

 


熊本地震 ごみの山「総量読めない」 処理場破損・人手不足…回収進まず
産経新聞 4月24日(日)7時55分配信 

 16日の本震発生から23日で1週間が経過した熊本地震。被災地では倒壊家屋のがれきや壊れた家具など大量のごみが回収できず、うずたかく積まれたままになっている。焼却炉の破損や交通渋滞などで回収は遅々として進まず、道路通行の妨げになるなど悪影響が出ている。熊本市は23日、他の自治体の支援を受けて集中回収に乗り出したが、市担当者は「総量が読めない」と頭を抱えている。

 熊本市東区下南部(しもなべ)の市営団地。大人の身長を軽く超えるごみの山が並ぶ。テレビや木製の棚、割れた皿、ぬれた衣類が詰まった袋が異臭を放つ。

 「清掃車が来てもなかなか減らないんですよ」

 同団地に住む理容師見習いの和田裕二さん(24)は困り果てた表情で話す。壊れたタンスを出した和田さんはごみの山を見上げ、「衣類なんかは地震と関係なさそうですけどね」と苦笑いする。

 熊本市では18日から家庭ごみの定期収集を再開。地震のごみは「地震災害ごみ」として生活ごみと並行して曜日に関係なく回収を進めている。ただ、2つあるごみ処理工場の1つが地震で壊れ、処理能力が半分以下の状態。さらに震災対応のため人員不足でごみ回収が思うように進まない。

 道路にあふれたごみが車の往来を妨げており、山積みとなったごみが風で散乱する光景も見られる。市担当者は「総量は全く読めない」と危機感を募らせる。

 地震被害が甚大だった熊本県益城(ましき)町では、事態はさらに深刻だ。唯一のごみ処理工場が機能を停止し、倒壊家屋のがれきなどの処理が全く進まない。生ごみが処理できず、積まれたままの避難所もある。「悪臭を放ち始めていて、風向きによっては避難所中に臭いが充満する」と避難中の女性(39)は話す。

 災害時のごみ処理は過去にも問題になっている。平成23年の東日本大震災で津波による被害が大きかった宮城県石巻市では、家屋のがれきなど推定約53万トンのごみが出た。被災3県は他市町村との協力を進めたが、すべてのごみを撤去するには3年を要した。

 熊本市では、福岡市や広島市などが回収作業や処理を支援しており、今後も作業を加速させる。「ごみが積まれたままになっとるうちは地震が終わった気がしないけんね」。熊本市のタクシー運転手、関洋之さん(55)はごみの山を眺めながらそうつぶやいた。

 

  (管理人より) 益城町では、ゴミがどんどん溜まる一方。生ごみもがれきも山積み。仮設トイレがあふれる寸前

以前にも書きましたが、益城町、熊本市では災害廃棄物の問題がさらに深刻化しています。生ごみ、トイレのゴミも含めて大量に出ていますから、このままだと衛生状態がどんどん悪化していきます。

私の経験で言うと熊本はGWに天気がよければ夏のように暑い時がありますので心配です。当然、電子廃棄物を含む家電ごみの山も出来ています。

一箇所ではなく、あちこちに仮置き場があるのだと思いますが、たまたま、ほかのニュースを見ていて見つけた仮置き場に驚きました。

熊本県益城町の町総合運動公園にテント村を作ったというニュースですが、それが災害廃棄物置き場のとなりでした。ブログ冒頭の4/21のニュースのがれき置き場と同じ場所だと思います。

ヘリコプターからの映像で分かったのですが、その報道ではその件に関しては何も言及されていませんでした。 

 

 私が懸念しているのは、家電ゴミからの出火です。中にリチウムイオン電池が入っている家電は落下した衝撃などで出火する可能性があります。それはこのブログでは何度も伝えていますが、こういった緊急の仮置き場も、産廃業者の廃材置き場も家電ゴミを積んでいるという点では同じことです。危険であることに変わりありません。

そういった危険ながれき置き場のよこに避難者のテント村があるということが心配なのです。

今、経験がないため現場では担当者が困っているようです。災害がれきを処理した経験のある行政職員を、他の自治体から派遣するということこそ、私は大事な災害救援だと思います。

 

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