大晦日に、1年を締めくくる、でたらめなニュースが流れてきました。河北新報の印象操作がひどすぎます。
以下http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121231t11013.htm
赤線部は何を根拠にしているのかと思い調べました。ということで我が家では当然丁寧におせちなどは作ってません。作れません。(ToT)
「焼却時に排ガスを通すフィルターに付着した灰の放射性セシウム」とは飛灰のことを指していると思われます。
北九州州市役所HP ・放射能濃度測定結果(12月19日採取分)(PDF形式:31KB) より
12/31に出したニュースなら12/19の最新のデータが反映されてなければおかしいはずです。
「最大1キログラム当たり77ベクレル」⇒ 95ベクレルのあやまり。
「国の安全基準より厳格な市の独自基準(1キログラム当たり330ベクレル)」
⇒そもそも国の安全基準自体が3.11以降100ベクレル/kgから8000ベクレル/kgに緩められていることには、ニュースの中で一切触れていません。北九州市の独自基準でいうならもともとの国の安全基準100ベクレル/kgの3.3倍です。全く「厳格」どころか3.3倍に緩くなっています!いかにも「厳しい基準を独自で設定してます」みたいな欺瞞をやめてください。本当に。がれきだけ燃やせば10倍になるので基準を軽く超えます。
「大きく下回った。」⇒ぱっと聞いた感じの印象操作。
「煙突から出る排ガスからは検出されず」⇒排ガスの検査も、3.11以降ゆるくさせられているということはこのブログでも以前に取り上げました。http://bit.ly/WeDf6i 3.11以前の基準で調べたら出てるかもしれませんので「検出されず」というのは全くあてになりません。
http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/shinsashishin/pdf/1/si017.pdf より
排ガスの検査を文科省基準でして欲しいと再三電話で言っています。 排ガスの安全基準の検出下限は3.11より前からくらべて2000倍も緩くなっているのです。それで不検出と言われても安全安心はありません。
何度も言っていますが、私たちの体は3.11以降2000倍も強くなったわけではありません。
今すぐ排ガスの検査基準を3.11以前の基準に戻し、ほかの核種も調べること。ハイボリウムエアサンプラーで大気浮遊じんを補足し放射性物質の検査をすること。PM2.5のデータをそらまめ君に速報値を反映させること。これらを来年も引き続き北九州に言いたいと思います。
「市内3カ所の焼却場周辺の放射線量は受け入れ前と変わっていない。」
放射性微粒子ではなく空間線量だけに着目させるような、そういう意図的な誘導はやめること。外部被曝にだけ目を向けさせ内部被曝を隠蔽していると言わざるを得ません。
放射線量は、国が設置したモニタリングポストは簡易型なので数値はあまりあてになりません。
なにより、こういった不良情報のニュースが東北の被災地で、何もわからない人に向けてたれ流されているということに私は悲しみを覚えます。
沖縄でも似たようなニュースが http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-12-30_43393
これらのニュースをツイッターでどう反応しているかというと
否定的な意見がほとんど↓ ですが、御用学者がツイートでテコ入れしてきました。
https://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Farticle.okinawatimes.co.jp%2Farticle%2F2012-12-30_43393
「理解を示す声」 ⇒「理解を示せ」ば、北九州近隣自治体に被曝は広がります。なぜ、そうでない声も掲載しないのか理解に苦しみます。反対する市民は「少数派」でもなければ「過激派」でもありません。普通の人たち。みんなの健康を願う人たちです。
地方の役所も、新聞社も、被曝させられる市民の方を全く向いていないという年末のニュースでした。
被曝させられる市民の側に立って頑張っている村上さとこさん↓
http://onodekita.sblo.jp/article/54287710.html ← 小野先生のブログが素晴らしくて泣けてきました。来年も必読!
ツイッターではいかにも、「理解を示した人が多数」というようなことを流す人がいますが実際は↓
2012/3/4熊日新聞