ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

山口県に近い3つの原発立地県(島根・佐賀・愛媛)の独自リアルタイムデータのリンクを集めました。

2013-02-13 | 放射能汚染

今回PM2.5の件で環境省のそらまめ君がサーバーダウンして見れない事態がたびたび起きました。その時は各県の県環境保健センターHPで、市民は速報データを見ることができました。

それと同じように、もし空間線量率の速報値を見ようとして、文科省がサーバーダウンしたらどうなるのでしょうか?

調べてみると、自治体によっては放射線モニタリング能力、HPの作りに差があるようです。原発立地県においては、見やすい地図入りでリアルタイムデータを県のHPで見ることができるのですが、山口県は、空間線量率データ速報値は、いったん文科省経由でないと見れない仕組みになっています。

山口県環境政策課のHPではリアルタイムデータを見ることができないのです。⇒http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15500/monitor/kukanhousyasen.html

山口県民は、県HPにリアルタイムデータが出てなかったら困ると思います。改善を要求していかなければならないと感じました。

従って山口県民は速報値が知りたい場合、一番近い県、福岡や周辺の原発立地県のHPでデータを見ざるを得ないということになります。これから先、隣国の核実験だけでなく、自国の原発事故も収束してないし、日本中で震災廃棄物が燃やされたり、岐阜県で核融合実験の予定があったり、どれだけの放射性物質が環境中に撒き散らされるかわからないような状況になってきています。なので、このブログ記事で山口県民としてチェックできることを、リンクなどでお知らせします。

判断材料がなければ話になりません。お手持ちのガイガーカウンターで計測したり、下記サイトを見たりしてご判断ください。

まずは単位から。

http://jp.newsconc.com/saigai/monitoring.html#12  より転載

よく原子力発電所などで放射線量を表すものとして用いられているのが「空間放射線量率」です。これは、「Gy(グレイ)」という単位で表されます。実際には、nGy/h(ナノグレイ/時)という小さい単位が用いられています。

 これに対し、人体への影響の大きさを表すものとして用いられているのが「等価線量」です。放射線によって人体に与えられたエネルギー量(被曝量)」を表すものあり、「Sv(シーベルト)」という単位で表されます。実際には、μSv/h(マイクロシーベルト/時)という小さい単位が用いられています。

 グレイ(空間放射線量率)シーベルト(等価線量)に換算する場合であり、かつ外部被ばくの線量当量を求める場合には一般的にグレイの数値に0.8を掛けることでシーベルトに換算できます(通常は、1グレイ=1シーベルトとして換算しますが、人体への影響の度合いとして考える場合には、0.8を掛けるということらしいです)。

ただし、自治体によっては、人体への影響度合いについても、1グレイ≒1シーベルトと表示しているものもあります。

 グレイは、実際のケースで『ナノグレイ』が用いられているのに対し、シーベルトは『マイクロシーベルト』が用いられています。大きさを表す尺度として、『1,000ナノ = 1マイクロ』であるため、

  1 nGy/h (ナノグレイ毎時) = 0.0008 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)
1nGy/h ×0.8÷1,000 = 0.0008μSv/h

という算式で換算されることになります(実際の計算をされる場合は、

次項「ナノグレイ (nGy/h) ⇔ マイクロシーベルト (μSv/h) の換算」をご参照ください)。


島根県環境放射線データ リアルタイム表示

愛媛県環境放射線データ リアルタイム表示

佐賀県環境放射線データリアルタイム表示

 


追記

公益財団法人 日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター に電話して CTBT高崎でデータをとってるかどうか聞いてみました。

データはとっているがHPなどで一般公開していない。CTBT高崎はHPもない。このデータは外務省が一元的に扱うものなので、外務省の指示があればこのHPで出す。 24時間監視しており全世界のデータが集まっている。現在も測定中である。リアルタイムではないが、外務省の指示により公開する。

感想   

受付の女性は担当者が留守と言っていましたが、そのあと出てきて、たいへん冷たく対応をされました。放射性物質の拡散というのは結局軍事機密になってるんだなと感じました。


2/13北朝鮮の核実験実施を想定したWSPEEDI-Ⅱによる放射能拡散予測を見る

2013-02-13 | 放射能汚染

北朝鮮地下核実験について文科省の報道発表がありましたのでお知らせします。

北朝鮮による核実験実施発表に対する放射能影響の観測結果等について(第1報)  より

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/02/__icsFiles/afieldfile/2013/02/12/1330431_1.pdf

(別紙)北朝鮮の核実験実施を想定したWSPEEDI-Ⅱによる放射能拡散予測結果  より抜粋転載

《資料を参照する際の注意》
※一般的に、地下核実験の場合は大気中に放射線物質が放出されることは想定されません。
※本試算は、高空における放射線モニタリング実施の際の飛行経路設定の参考情報として一
定の計算条件を仮定し拡散予測を行ったものであり、実際にこのような放射線量が観測されているわけではありません。

「一般的に、地下核実験の場合は大気中に放射性物質が放出されることは想定されず、仮に放出が
あったとしても放出源情報が不明であるが、計算条件を仮定し拡散予測を実施。」と書いてあります。

昨日、文科省に電話しましたが、「過去二回は影響なし」を強調していました。

しかし2006年の核実験時の報告書を見ると(ブログ下段参照)

「封じ込めの失敗など最悪の条件が重なった場合に,我が国への放射性降下物による汚染の可能性がある」

と書いてあったので念のため WSPEEDI-Ⅱ見ると、午後から地域的には西日本に流れてくる予測となっています。

現在、自宅室内 エステー0.08μSv/h、RADEX 0.10μSv/h  でした。 

今日は県内モニタリングポストの数値をネットで注意して見ていこうと思います。

http://ma-04x.net/4_l.html 近畿・中国 空間線量率グラフ 

http://houshasen.pref.fukuoka.lg.jp/  福岡県及び近隣県(山口県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県)に設置されたモニタリングポストの測定結果

http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/~hoshano/data/funjin.pdf  福岡県保健環境研究所(太宰府市)で測定している大気浮遊じんの測定結果

http://www.pref.shimane.lg.jp/environment/kankyo/kankyo/houshanou/   島根県原子力環境センター 

島根県 環境放射線データ リアルタイム表示 

http://www.houshasen-pref-shimane.jp/page/radiation/radiationMap.html

http://www.pref.ehime.jp/h15105/genshiryoku/index.html 愛媛県原子力センター

愛媛県 環境放射線測定リアルタイムデータ表示

http://www.ensc.jp/pc/main/pcbase.html

佐賀県 環境放射線測定リアルタイムデータ表示

http://www1.bbiq.jp/sagaatomteleme/

 

九州電力  玄海 川内  リアルタイムデータ 

http://www1.kyuden.co.jp/php/nuclear/genkai/g_env_monitor.php 玄海

http://www1.kyuden.co.jp/php/nuclear/sendai/s_env_monitor.php 川内

 

 

北朝鮮による核実験実施発表に対する放射能影響の観測結果等について(第2報)

 (別紙)モニタリングポストによる空間線量率調査結果報告(平成25年2月12日11時~平成25年2月12日15時) (PDF)

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/02/__icsFiles/afieldfile/2013/02/12/1330786_1.pdf  より抜粋転載

 

 

お問い合わせ先

科学技術・学術政策局放射線対策課放射線環境対策室

放射線環境対策室長 田村
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線3930)

放射線環境対策官 大慈弥
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線4038)


2006年にも 「北朝鮮核実験時の放射能影響調査 2006」 が出されていました。

http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/H18-35kasuga.pdf 北朝鮮核実験時の放射能影響調査 2006  より転載

 

 

 

2006年の核実験時には新潟県放射線監視センターで県独自のモニタリングの強化をしたようです。原発立地県なので独自の設備があるからだそうです。

昨日の核実験後、佐賀で独自に測定するという報道は見ました。 

 

 なのに佐賀県環境センターのHPが最終更新2/8って・・・???

自衛隊機で大気中のちり収集 

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130212/k10015459981000.html  より

 

北朝鮮が核実験を行ったと発表したことから、大気中のちりを収集する装置を取り付けた自衛隊機が、午後3時半ごろから順次離陸し、日本の周辺で上空を漂う放射性物質がないか収集を行っています。

このうち青森県の三沢基地では、胴体の下に、大気中のちりを収集する装置を取り付けたT4練習機が、午後3時半ごろ離陸しました。
同じ装置を付けた練習機は、茨城県の百里基地や福岡県の築城基地からも順次、離陸していて、日本の周辺で、上空を漂う放射性物質がないか収集を行っています。
この装置は、全長3メートル、直径50センチほどの細長い形で、先端の穴から空気を取り入れ、掃除機のように内部のフィルターで大気中のちりを集めます。
自衛隊機によるちりの収集は、北朝鮮が核実験を実施した前回、4年前と、7年前の前々回にも行われましたが、分析の結果、核実験に伴う放射性物質は検出されませんでした。


【速報】2/12北朝鮮の核実験報道を受けて山口県環境保健センターに電話して山口県の対応を聞きました。

2013-02-12 | 放射能汚染

 http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201302/12_p.html  首相官邸 HP 

北朝鮮の核実験の実施情報について

 

 

  


北朝鮮の核実験報道を受けて、山口県環境保健センターに電話して聞きました。(佐野さん)(16:50)以下わかったことを書きます。

本日13時頃に国からの連絡が有り、山口県でも緊急時の放射線モニタリングの対応をすることになった。

●調べるのは大気浮遊じんと、定時降下物のデータ。データは文科省経由で、おそらくその日のうちに発表される。もしも、よほど高い値が出た場合は山口県環境政策課の判断で発表されるかもしれない。文科省にスペクトルまではおくらないが、数字は報告する。

●定時降下物は10時までに文科省に報告する。↓大型水盤(文科省のシール)⇒ゲルマニウム半導体検出器

●大気浮遊じんは17時までに文科省に報告する。↓測定する機械はハイボリウムエアサンプラー(文科省)37万円⇒ゲルマニウム半導体検出器

●2/12の午後から始めたので明日が1回目の報告。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130212/kor13021214230007-n1.htm

 

Q「佐賀県は独自に県HPで出すと言っているが山口県はしないのか?」

A「佐賀県は原発立地県なので独自の機械を持っている。山口県のは国の借り物なので基本的に国の指示で動かし国経由の報告をすることになる。」

 

なお、山口県環境保健センターには連絡が入って測定を始めているのに、山口県環境政策課トップページにも、山口県HPトップページにも17:30の時点でなんの掲載もありませんでした。

山口県の放射線量の測定結果↓にも2/12 17:30の時点でなんの記載もありません。

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15500/monitor/kukanhousyasen.html

 

原子力災害支援本部 文科省 に聞いてみました。

「通常のモニタリングと同じ。過去2回核実験しているが特に異常はなかった。何かあったら官邸のHPで更新情報が出る。」

この文科省担当者は名前を言いませんでした。名前を言わない理由は、名前を言ったことでやめなければならないことになった人がいたからだそうです。それが理由になるのかと思いましたが電話代がかかるのでやめました。

 

当ブログ関連記事

山口県環境保健センター大歳庁舎に行って、あの「丸タライ」を見学した!  

 


岐阜県核融合科学研究所の「重水素実験」 大型ヘリカル装置の異様さ

2013-02-11 | 放射能汚染

 一体これは何なのでしょうか?SF映画のセットかCGのような気もしますが実は

 

岐阜県土岐(とき)市にある文科省所管の研究機関 核融合科学研究所の大型ヘリカル装置とよばれるもの。私は心の底から恐ろしいと思います。

 

そこで計画している重水素実験に対し、放射性物質の安全管理などに不安を抱く母親たちからの反対が強まっています。↓

こんなにたくさんの配管が有り、その一つ一つが少しでもおかしくなれば大事故を起こし、そこで働く人・周辺に住む人・その国に住む人の命を奪い、何百年、何万年もの長期にわたり、みんなの未来に禍根を残す、恐ろしい技術です。

核を使った発電はもう人類が諦めなければならない技術、人類を不幸にする技術だと私は思います。福島の事故があり、まだ収束もしていないこの状況でまだこんな危険な実験をしようとする人がいることに驚きます。何か「未来の知」などとさも素晴らしいもののようにHPでは飾り立てていますが、まったく違います。以下の内容をひとつずつご覧下さい。

周りに気付かれない様静かに進められてきた為、これ程までに恐ろしい事にも関わらず、県内外、地元ですら認知度が異常に低いそうです。署名集めも困難な状況となっている様です。

 

           核融合科学研究所の「重水素実験」を認めないよう求める署名ダウンロードはこちら                             


多治見を放射能から守ろう!市民の会

(署名用紙、一般市民向けのチラシ等があります)(署名用紙の「多治見市」は二重線で消して頂ければ他県、他市の方でも良いそうです)

220が署名の期限です!http://t-mamorou.digi2.jp/index.html

 

 

この研究はノーベル賞の受賞者 小柴昌俊さんも危険すぎる当時の小泉総理に嘆願書を出したほどです。

見通しのいい古塔http://oldtower.blog.shinobi.jp/Entry/1724/  より転載

 

 

「岐阜県土岐市の「核融合」実験施設についてと、「核融合」とは何かについて」

http://hibi-zakkan.net/archives/22959191.html

 

「核融合炉 その危険性について (核融合炉とは何かが、一発でわかります)」

http://hibi-zakkan.net/archives/23262979.html

 

こちらは930秒の辺りから2分間小出裕章先生が核融合の危険性と将来性について明言しています。

2011年12/1(木) 大阪毎日放送ラジオ 小出裕章氏 音声12分

  

☆岐阜県で核融合実験>放射性物質トリチウムが、1回で4億2920万ベクレルも発生。わが家から4キロの施設で。

http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11460174243.html

 

☆「嘘ばかりついてきた核融合研究者」http://www.asyura2.com/08/senkyo50/msg/384.html

 

☆「トリチウム:健康との因果関係 ガン、遺伝子・生殖への影響、発達異常、腫瘍 低線量でも影響大」

http://rengetushin.at.webry.info/201301/article_13.html

 

☆核融合科学研究所が開いた、昨年の市民説明会の質疑応答

http://www.nifs.ac.jp/briefing/2012qa.pdf#search='%E6%BB%9D%E5%91%82%E5%8C%BA%E6%B0%91%E4%BC%9A%E9%A4%A8

 

※放射性物質トリチウムの処理方法が7頁めに記載されていますが、恐ろしい事に実験で発生したトリチウムを含んだ水の回収方法は、日本アイソトープ協会がこの水を回収し、茨城県まで運び、人体に影響のない低い濃度のものだから、そのまま海に流すということです。

 

2013118日岐阜県知事への申し入れ書

http://rengetushin.at.webry.info/201301/article_16.html

※下記引用です

核融合研は「公正中立な第三者の専門家、市民」から構成されている安全評価委員会で、重水素実験の安全性が確認されたとしています。(中略)

しかし、この安全委員会の委員16名について調べたところ、核融合推進の専門家が5名、原子力を推進してきた専門家が5名含まれています(資料2)。すなわち、委員の過半数を超える専門家は核融合研の理解者で占められており、重水素実験の安全確認は既定の結論でした。さらに、委員のなかには、核融合研の重要事項を審議・決定する核融合研の運営会議のメンバーである人さえいます。「公正・中立」とは名ばかりです。

中日新聞(東京新聞)特報が、核融合科学研究所の重水素実験について取り上げました。

危うい「地上の太陽」 核融合発電 岐阜・土岐市で実験 東京(中日)新聞特報2013.02.07

http://rengetushin.at.webry.info/201302/article_6.html 

 

 

多治見市主催 シンポジウム 参加者の圧倒的多数は重水素実験反対

動画必見↓  

2013.2.7に多治見市文化会館で行われた 核融合科学研究所の重水素実験の安全性に関するシンポジウム -その1

2013.2.7に多治見市文化会館で行われた 核融合科学研究所の重水素実験の安全性に関するシンポジウム -その2

2013.2.7に多治見市文化会館で行われた 核融合科学研究所の重水素実験の安全性に関するシンポジウム -その3

2月7日に多治見市が主催した重水素実験についてのシンポジウムは、パネラーの意見でも、批判する槌田敦氏、井上敏夫氏の意見に拍手が湧きました。
コーディネーターの小林甲一氏(名古屋学院大学経済学部教授)は公平な司会者でした。

参加者の質問や意見は圧倒的に反対の人が多数でした。
しかも、多治見市が質疑の進め方として、反対者と反対ではない人を会場の両サイドに並ぶように指定したため、反対の意見が圧倒的に多いこと(30人上?)が誰の目にも明らかになりました。

 

 


東大・坪倉医師の欺瞞記事「それは内部被曝じゃなかった」に対する矢ケ崎克馬先生の科学的批判

2013-02-11 | 放射能汚染

放射能汚染した衣類についての東大医科研の坪倉医師の記事「それは内部被曝じゃなかった」がネット上で批判されています。この記事に対する矢ケ崎克馬先生の反論がありましたので掲載します。

衣服についた放射性物質で被曝をしてしまうということは以前にもブログで取り上げました。南相馬の子供のTシャツが130ベクレル、しかも洗濯しても数字が上がったという南相馬市の安心安全プロジェクト吉田邦博さんの報告がありました。↓ 

福島県では中学生のつるつるしたジャージもこのように汚染されているのが現実です。 しかも洗濯しても落ちなかったという実験結果に、放射能汚染の深刻さを感じざるを得ません。
 
その衣類の汚染について、坪倉正治氏が朝日新聞の医療サイト「アピタル」に書いたブログ記事(2/2分)

『それは内部被曝じゃなかった』http://apital.asahi.com/article/fukushima/2013020100003.html 

を読んで、まず一般人の私でもこれはおかしいと思いました。「内部被曝じゃなかったらいいのか!服脱げばいいみたいに言うなんて間違ってる!しかも外部被曝してないなんて嘘だ!」と。さらに私はドライクリーニングで有機溶剤を使う仕事も危険だと懸念しています。原発事故前でも白血病になったクリーニング業者を知っているからです。もともと揮発性の有機溶媒の微粒子を吸い込んでしまう危険な仕事です。その上今は、職業的に衣類についた放射性物質を吸う危険が高まっています。追加リスクです。この点に関して坪倉医師はブログ記事で何も指摘してませんでしたが、一般人を騙すこの医師の専門が白血病をよく知るはずの「血液内科」というのも余計に納得いかないと私は思いました。

ネット上で批判されたこの坪倉医師の欺瞞に満ちたブログ記事に、私のような一般人は科学的に反論できずにいましたところ、矢ケ崎克馬先生が反論してくださってましたので是非お読みください。被曝をさせられる市民の側に立つ科学者として反論してくださった矢ケ崎克馬先生に心より感謝致します。ありがとうございました。↓は矢ケ崎克馬先生に私が頂いたことば。

http://blog.livedoor.jp/medicalsolutions/archives/51967777.html より転載↓

矢ケ崎克馬先生の坪倉氏のブログ記事「それは内部被曝じゃなかった」への科学的批判                          (太字強調は管理人)


《48》 それは内部被曝じゃなかった 2013年2月 2日を見て「何と情けない」「科学的考察のできない」「安全論者」になっているのだろうと慨嘆しました。少し坪倉氏の論理を批判したいと思います。

去年の夏頃の検査でセシウム134と137併せて、3000Bq/body程度検出する方がいました。40代の成人男性で体格はやや細身、職業は事務でした。
その時は、何かしら高度汚染食品を摂取したのかなと思っていたのですが、腑に落ちないところが少しありました。・・・
その原因は、スーツに残った汚染でした。・・・
今回のことで言えることは、検査前は着替えましょう。というだけです。・・・
理論上、この外部被曝の影響を考える必要はありません。たとえば、1000Bqのセシウム137の(非常に小さい)固まりがあったとして、1mの距離での空間線量は6.2x10^-5(0.000062)μSv/hほど上がる計算になります。3000Bqの服を身にまとったとして、その体の中の空間線量の増加分は0.001μSv/h程度の桁にすらならないと計算されます。空間線量計の精度をご存知であれば、意味がある数字かどうかはお分かりになると思います。
(IAEA資料 IAEA-TECDOC-1162 88ページ参照)

 まず、被曝解析について、坪倉氏のあまりにも無知が目立ち、被曝を解析する能力の無いことを自ら暴露していることです。何故このようなむしろ率直すぎる用語を使うかと申しますと、坪倉氏の論理が坪倉氏個人の論理に留まらない、市民の命と健康の切り捨てる陣営の一角を担っているものと判断せざるを得ないからです。

放射線被曝を解析するとき、被曝線源と被曝する人の実際上の位置関係、線源の形態、線種の飛程等々、物理的条件を考慮して初めて実際の危険を数値として反映することができます。

市民の実生活上の被曝で、衣服に付着した汚染による被曝は深刻です。単にスーツだけでなく下着等も汚染されていることが報告されています。

 衣服等の汚染を放射線源とすると、点線源ではなく面線源です。面線源の場合、最も単純な解析モデルは、放射線は面の両側に平等に出て、放射線は面に垂直に放射されるというものです。これはあくまで、面は広く、点線源が面上に均等に分布している状態で、放射線が身体をどう貫くかという幾何学的展開を単純化したモデルです。面が平面をなすならば、放射線は平行線と近似できるというモデルです。衣服の場合は、身体の両側から被曝させるので、単位面積当たり放射する放射線の半分ずつの放射線が両側からやってくるのです。衣服を割いて平面にしたならば、そこから出ている面当たりの全放射線量の半分が被曝を与える放射線になります。被曝がさらに線源から被曝する人の体に至る距離関係は、衣服が身体に密着していると考えれば、発射される全量のきっちり半分が身体を被曝するのです。

 坪倉氏が点線源で1m離れたところの数値を計算していますが、全く的外れでのモデルを適用しようとしています。おそらく、ご自分で計算などしないものだから、どこかに数値が載っているものを転用しただけなのだと推察しますが、これで一人前の「科学者」ぶりをして安全度を解説しているのだから有害で、迷惑千万な話です。市民の健康を心配するのならば、倫理上絶対に許されない、「現実を理解しない上での「安全論」」をひけらかしているのです。

 坪倉氏のモデルとしている点線源の場合だけでも6ケタもの過少評価につながります。なぜなら、点線源から発射される放射線量は単位時間について一定で放射状に発射されるので、計算しようとする「点線源を中心とする球の表面」上でどの場所でも同じ強さになり、単位面積当たりの被曝線量が計算できるのです。ところで衣服が汚染されているのですから、衣服上の一つの点線源は、身体までの距離が1mm程度です。点線源から考えている点までの距離の二乗がそこに描いた球面の面積に比例しますので、この場合半径1mと1mmの距離の比率は1000倍違います。表面積はその二乗に比例しますから100万倍大きさの程度が違います。すなわち6ケタ違います。坪倉さんのどこかの文献で見つけ出してきた線量を100万倍したら、皮膚に密着した場合の線量の目安となります。坪倉氏の出している数値0.000062μSv/hの100万倍は62μSv/hになります。巨大な被曝線量です。そのあと、3000Bqの服を身にまとったとして、と「計算した」と称している数値はまさに被曝計算の物理的設定もできない者が、「専門家」ぶった安全論を説いています。

 その上、1mでは届かなくなっているベータ線→アルファ線は1mmでは完全に被曝に寄与しているのです。セシウムだけとっても、セシウムはベータ線を出し、バリウムになり、バリウムがガンマ線を出します。セシウムとバリウムは放射平衡を構成しており、物理的現実は2本の放射線を出しており、「セシウムのガンマ線」という表現は間違いなのです。衣服の被曝を論じるのならば、せめてこの程度は論じてたうえで、どうぞ「安全論」に進めるのならお進みください。

 「空間線量計の精度をご存知であれば、意味がある数字かどうかはお分かりになると思います。」とおっしゃっていますが、物理的な条件の違いもわからない方が、「意味がある数字かどうかはお分かりになると思います」は無いでしょう。意味もわからない方が安全論を説くのは、市民としたら有害な厚顔無恥の輩でしかありません。

 「今回のことで言えることは、検査前は着替えましょう。というだけです。」という弁にも市民の健康に対する配慮そのものが伺えません。東電事故前は被曝なんてほとんど無縁であった市民が現実に多面的に被曝していることをどう思っているのでしょう? 被曝地の住民に関わっている以上、チェルノブイリの現実を学んでください。WBCの精度が尿検査に比較して少なくとも2ケタ以上は悪く、WBCは被曝の現実を切り捨てて、「検査をしてみましたが被曝はありませんでした」と、原子力ムラのご都合に奉仕しているのではないのでありませんか?

 否、これは坪倉さん個人の科学者の資質の問題ではなく、加害者の論理を被害者に強制する「原子力ムラ」の一員を、周囲からほめられて一所懸命演じているのではないのでしょうか?
 被曝の「科学」は原爆以来徹底した加害者の都合が「科学的」と称されてきて、実際の被害を切り捨てる論理が放射線学の世界的「原子力ムラ」を形成してきました。こういう歴史も是非学んでください。何よりも現実を市民に寄り添って科学的に考察できる人間として誠実な人になってください。
こんなことをしているのなら、坪倉さん、あなたはホールボディーカウンターの操作はできるテクニシャンではあるかもしれませんが、専門的な判断をする科学者あるいは医者とは名乗らない方が良いのではないでしょうか? 

 医師の肩書持った「安全論の官僚」は医師の仕事はしていないのだと思います。医師ならば、市民に寄り添って、健康を最大限防護する心が無ければならないと思うのです。以前、講演会で鼻血を出した市民の話を聞いたとき、たちどころに「それはでたらめな情報だ」という意味の言を発し、切り捨てたと聞いています。何故もう少し丁寧に科学的に考察する姿勢を持てないのでしょう?バンダジェフスキーの臓器解剖結果をどう読み解きますか? 条件記載が明示されていない論文は論文として認めないから、その事実は無かったことにするというお考えですか。少なくとも被曝の結果の解析の背後にある可能性として受け止めれば、でたらめ情報と切り捨てる権威主義は出てこないでしょう。

                                                             矢ケ崎克馬


追記

(管理人個人より~素人なりに汚染衣類について考える)

まずはじめに、当ブログ記事について「私なら人に紹介しない」という、指摘をされました。「私なら人に紹介しない」という言葉に潜む問題は、「自分はそういった物理の知識がなくてわからない。無責任になるので紹介しません」という意識を市民に植え付けようとしていることにある、と思っています。「物理がわかってない人は誰かに言っちゃいけないんだ」と市民が自粛するのを狙っているのです。さらに追い討ちをかけて市民を馬鹿にし揶揄してくる人間も出てきます。東電の会見でも、技術論に持っていって記者や見ている人をおいてけぼりにするというのはよくあったパターンです。がれき問題でも見られました。空間線量のみに着目させたり、シーベルトに換算するあたりでごまかしてきます。東大話法も使われるでしょう。「わかってないやつはだまっておけ」という人間が原発ムラを作って原発をはじめたのです。そして「わからないやつをだまして危険な作業をさせて」原発を続けてきたのです。

http://togetter.com/li/452430

このツイッターまとめでは汚染衣類のシーベルトに換算した数字が正しいか正しくないかを問題にしています。結果的に矢ケ崎先生と、先生を信じる市民への攻撃・中傷になっているまとめです。私たち市民は被曝をさせられている側です。ですから市民にとっては、自分の被曝が追加されるかどうかが問題なんです。本来体調が悪い人、体が弱い人にとっては、避けなければいけないリスクが分かれば十分なわけです。計算した衣類の汚染の数字が仮に低くても、子供の体調が悪くなっていくなら、その数字は意味がないということです。

学習院大学理学部物理学科の田崎 晴明氏も汚染された服を着た時に受ける被ばく線量を計算されています。

http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/ContaminatedClothing.html

こういった被曝線量の計算は、理系の学者が少なく見積りたいと考えれば数字を変えることは可能だと思います。

しかも、市民側でない立場の学者、あるいは中立?の立場を維持したい学者であればあらゆる数値を少なく見積もってくるという実態は3.11以降、市民もたくさん見てきました。立場で数字は変えられてしまうのだなと素人でもわかりましたし、またショックを受けました。

私の素人一般人としての個人的な考えですが、まず、放射能防御に関して被曝をさせられる側=市民側にたった学者の意見を参考にする。被曝自体を過小評価していないかどうかその科学者のその他の意見も調べる。自分なりに限界まで調べ学習し、最終的に母親の責任として限界までリスクを減らす。

内部被曝の計算にしても同じだと思います。御用学者は未だにカリウム40の話をするし、実効線量の話に持っていきます。3.11以降、御用から脱原発になった学者には「極端を避けろ」という論調もあります。ちなみに日本でもっとも内部被曝を危険だと言っておられる学者は矢ケ崎先生です。http://www.acsir.org/regulations.php  

衣類に付着した放射性物質も水道水や食材に含まれる放射性物質も、すべての核種の検査はされていません。いわゆる御用学者・専門家が係数をあれこれかけて数字をいじって素人を煙に巻き、机上の計算で被曝影響を少なく見積もることに私は意味を感じません。害悪しかない。仮に少なく見積もった数字を信じて、自分が放射能防御を怠った結果、自分や子供が病気になったとしたら、自分にとっては100%だからです。被曝による病気は白血病やガンだけではありませんし、病気でQOLが下がることは避けたい。当然治らない病気もあります。

結論として、着ている衣服が高線量となるような、空気中に放射性の浮遊物が多い地域で、「衣類が汚染されていたせいだ、内部被曝じゃないから良かった、計算したら大したことない」という論など、意味がないだけでなく、これこそまさに被曝蓄積、リスクの追加、現に出ている健康被害実態を無視した暴論です。311以降、汚染地域では、汚染空気の吸入、汚染水道水、汚染食品の摂取で、住民は相当の内部被曝をしています。計算の数字がどうであれ、汚染衣類を身にまとっていれば被曝はさらに追加で加算されるということは、文系素人でも誰でもわかることだと思います。

しかも衣類の繊維に付いている放射性物質の微粒子をホコリとして、着ている人が常時吸い込んでいることの危険性を、学者がなぜか指摘していません。内部被曝・ゼロ距離の被曝を否定したい学者だから言わないのは当然だけど。

汚染衣類の件でこれだけ御用学者、ネット工作員を含めてネットが騒がしくなるということは、「衣類の汚染を過小評価したい」、いろいろな数字を出してきて難しい説明を加え、一般素人が「なんだか難しくてよくわからないから棚上げ」となるように誘導したいという意図を感じます。なんとしても汚染衣類の影響を一般市民に隠したい勢力と、「衣類を気にしていたら服を全部捨てなきゃいけなくなるのでそれは困る」という市民側の単純な願望が結びついているような気もします。想像ですが。

それではその汚染衣類を捨てるとどうなるのでしょうか?衣類は燃えるゴミです。ごみ焼却場で燃やされ、バグフィルターを抜けた核種は、空気中に浮遊し、土壌や水源を汚し、環境中にループします。

問題は「汚染された服は着なきゃいい」ではとどまらないということです。

すぐさまゴミ問題となって私たちに跳ね返り襲いかかってくるということは、鮫川村問題、汚染焼却灰問題、震災がれき問題を見ればわかることです。

長時間消えない汚染毒物を出して、その危険性を過小評価し、燃やして目の前から消し去り、見えない毒を何世代にもわたって撒き散らすという行為を、もうやめなければならないと思います。

 

関連 

http://blog.livedoor.jp/medicalsolutions/archives/51966467.html#comments

http://memogoldentama2.blog.fc2.com/blog-entry-159.html

http://ameblo.jp/megumi-jk/entry-11454629919.html

 http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/254.html


お台場の海苔づくり体験で、小学生に海苔を食べさせることについて考える

2013-02-04 | 放射能汚染

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00239806.html


追記 あっという間に動画が消されました。FNNニュースのソースも消されました。

 私は1回しかお台場に行ったことがないのですが、地図を見てみると、江戸川・荒川河口と非常に近いです。

NHKスペシャル「知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~」という番組が2012年の1月にありましたが、その時点で、東京湾の海洋汚染が深刻であるということが、伝えられています。番組では、

東京湾で海底にセシウムが集まりホットスポットができていること、

●首都圏に降った放射性物質は東京湾へ 江戸川と荒川河口付近は最大872ベクレル/㎏ 原発付近の海と同じレベルの汚染があること。 

●京都大学の研究グループによるシミュレーション。事故後、東京湾周辺に降り積もったセシウム、その約50%が6カ月の間に川へ。ゆっくりと(年に5km)海へ移動。今から2年2ヶ月後に海の汚染が深刻になると予想されること

などが報告されていました。

にもかかわらず、このようなことをしていいのでしょうか?もしこれが学校の体験授業なら、一般的に校外でする総合学習に関して、学校教員は蜂の巣がないかなど、事故を防止するため、下見に行って危険箇所をあらかじめチェックすることが決められているはずです。

 「総合的な学習の時間」・体験活動における危機管理

なのに、このような汚染された海で収穫された海苔を、こどもたちに手で触らせ、口に入れさせています。

 

子どもに食べさせる前に、セシウムやストロンチウムの放射能検査をしたのでしょうか?

原発事故前の海苔の放射能はどうだったのかを、文部科学省が行っている環境放射能調査結果を収録したデータベースで検索しました。

あおのり、あまのりで検索すると、関東が出てきません。参考としてあげておきます。あおさで検索すると茨城が出ました。

  

事故前のレベルと比べて、高かったら子どもには食べさせてはいけないと私は思います。食品の基準値100ベクレル以下だったらいいということではありません。

事故前は約0.1ベクレル/㎏ですから、仮に海苔が100ベクレル/㎏だったとしても事故前の1000倍ということになります。

収穫する海苔のセシウムなどの汚染を調べてもないのに食べさせるとは無責任です。

水産庁のHPから最新データを探しました。http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html

神奈川県のノリが出てますが検出限界未満でギリギリだったとしても事故前よりは100倍汚染されているわけです。

 

http://www.jfa.maff.go.jp/j/sigen/housyaseibussitutyousakekka/pdf/kaisou.pdf  より

東京湾の魚介類の放射能濃度(12/31公表分まで)というのがありました。

http://konstantin.cocolog-nifty.com/blog/files/111231_Tokyo_bay.pdf

11月に検査してるので2012年のデータだと思います。従って2011年の海苔でしょう。東京湾でも千葉側の海苔で2合算で27ベクレル/kg出ています。2013年2月のお台場の海苔の汚染度はわかりません。

 

どこの小学校かわかりませんが、教育委員会に注意喚起しなければいけないと思います。

港区小学校一覧 http://www.city.minato.tokyo.jp/gakkouuneishien/kodomo/gakko/sho/sho/index.html

このようなことを「楽しい体験授業」といったニュースとして報道するテレビ局にも問題があると思います。

保護者も勉強し、データを調べて、学校に訴えて改善されないなら、このような授業は拒否していく運動が必要なのではないかと思いました。

ニュースに出てきた子どもたちのことを思うと胸が痛くて仕方ありません。涙が出ます。 

日本はどうなってしまったのでしょうか?先生の危機管理、親の危機管理はどうなってしまったのでしょうか?

 


追記

東京湾における海域モニタリング(海水)の結果について(試料採取日:平成24年6月13日、15日)

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5894/view.html

海上保安庁が公表した「放射能調査報告書」 - 平成21年及び 22年調査結果 -によると、東京湾内の地点K-T1において平成21年、平成22年に採取した海水中のCs-137濃度は、いづれも0.0016Bq/L。

K-T1 平成22年 0.0016 Bq/L  ⇒ 平成24年  0.015 Bq/L  事故後 約10倍 

 


 

東京湾における海域モニタリング(海底土)の結果について(試料採取日:平成24年6月13日、15日)

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5895/24/229_t_kaiteido_120803.pdf

 

 文科省のデータでは海水(表面)・海底の土の汚染はこのようになっています。潮の流れに境はありません。

海上保安庁が公表した「放射能調査報告書」 - 平成21年及び22年調査結果 -によると、東京湾内の地点K-T1において平成21年、平成22年に採取した海底土中のCs-137濃度は、それぞれ4.0Bq/kg・乾土、3.5 Bq/kg・乾土。

K-T1  平成22年 3.5 Bq/kg  ⇒平成24年 70Bq/kg   事故後 20倍!

 

事故後、セシウム137の汚染が海水が事故後10倍、海底の土が20倍になった海の環境で採れた海苔です。

しかも、全核種調べてません。セシウムより強い毒性のストロンチウムは調べてないという状況です。

 

追記

2012年 10月に調べた 東京湾で捕れた海苔の放射線量 というのがありました。http://bit.ly/12mRDRG

この海苔は2012年1月~2月に収穫されたもので不検出。今からちょうど一年前です。だんだん東京湾の汚染がひどくなることから今はどうかわかりません。

 


 参考までに 

★のり★OKFOOD情報

検出限界10Bq/kgなどもあるので、自己責任であくまで参考程度に。

海苔は日本の食卓に欠かせないだけに、海洋汚染は残念で仕方ありません。

 

 


【必見動画】福島の子供の衣服・頭髪の放射能汚染調査結果⇒空気の汚染が原因

2013-01-19 | 放射能汚染

毎日の生活の中、被ばくは続いている
衣服の放射能汚染調査結果

【ふくしま集団疎開裁判ブログより】


21:16~  南相馬在住 安心安全プロジェクト 吉田那博さん

南相馬の方から安心安全プロジェクトという会をやっている代表の吉田といいます。
この団体は避難支援をスタートとして始まったものなんですけれども、
私自身が東京電力の第二原発で勤務していたということもあり、
以前の原子力発電所の指導の方法だとか、
どんなような装備をしながら、どういうことに注意しろと言われていた事をよく分かっているが為にですね、
今回この汚染の調査をしてみたわけですけれども、

最近よく皆さん「管理区域」という言葉をよく使われているんですけれども、
「管理区域」というのは、0.6以上のところが「管理区域境界線」ということで、
建屋が1.72だったかな、1.74だったかな、
それぐらいの、シーベルト数から建屋は管理区域ということになるんですけれども、
その中でC区域というのがあるんですが、
これはちょっと時間が少ないためにあまり詳しくお話はできませんが、
ABCDと、4つランクがあって、Dが最高なんですけれども、

そのC区域という所はこのたびの昨年の文部科学省の発表の土壌の汚染の調査を公表しているんですが、
それで見ると、岩手の一部と宮城の南部の一部、福島県のほぼ一部を除いたほぼ全部。
それと、群馬、茨城、千葉、というような所が、ほとんどこのC区域に値します。

そのC区域での装備というのは、作業内容によって変わるんですけれども、
マスクは絶対に必要になります。
高性能マスクです。全面マスクと半面マスク、それと、フードマスクといって、頭からかぶって、ろ過した空気をフードの中に送りこむわけですけれども、そのような装備を、東電は、事故前は作業員に求めていました。

実際に管理区域同等エリアでは、作業員は一日10時間以上いてはいけないという話になっています。
そのように指導していたにもかかわらず、
事故後は、何も無かったようにマスクもしなくても良い、
防護服も着なくても良い、何もしなくても平気です。こういう人で良いですよと、
まして事故前の、現在もそうですけれども、原子力発電所は未成年が立ち入る事は禁止していますので、
それと同等のレベルの汚染をされているところに、妊婦や子どもが、未成年がいるということは、
本来これは考えられない事です。

これは法律で定めている事なので、それを国が破るということはどういうことでしょうかと。

飯館にしてもそうですし、双葉、三春町なんかは事故直後、
爆発直前から、最高レベルのD区域というふうにとれる情報がいっぱい出ていますが、
そこではですね、フルフェイスの完全全面マスクで、
そこでは酸素ボンベを背負い、またはホースによってエアーを送り込んで
どこかでろ過した空気を長いホースで送りこんで作業しなければいけないというほどのひどい汚染。

それがやはり内部被ばくを東京電力というか原子力発電所は一番恐れているのですけれども、
そのためにそのような空気を送るような装置。
で、双葉も三春町もですね、そういう状況下で誰ひとりマスクを付けるという指導をうけた事が無いし
ヨード剤も飲めとは言われていないですから、
いかに国がとった行動がひどいかというのがこれで分かると思います。

それでですね、今の防護服なんですけれども、これを着ていても、一切外部被ばくは防げません。
要は、持ち出さないようにするためと、
着ている衣服が汚染をされないようにという名目で着るわけですけれども、
東京電力のマニュアルでも、
「衣服の汚染は余計な被ばくに繋がるので気を付けるように」とちゃんと書いてあります。

それを防護服を着ていないとどういうことになるかというと、
今回私たちが調べて「衣服がどれ位汚染しているか」ということで、
長袖のTシャツとか学生さんのジャージだとか、いろんなものを今測り始めているんです。
あとは頭髪だとか、測ってるんですけれども、私が一番最初に測った、ここの赤色の長そでのTシャツですけれども、
これ自身が、このシャツ1枚から130ベクレル。
5回洗濯した後にもう一回ためしに測ってみたら、150ベクレルと増えています。
150ベクレルということは1秒間に150発の放射線が出てくるということです。

子どもさん、郡山の学生さん、中学生の子どもの服をだいたい別々に測ってみて合算しますと、
470とか、460ベクレル
それにですね、頭髪の汚染。
これは郡山はちょっと調査していませんが、南相馬市の人間の男性の方の髪の毛を測ってみたら、
1kgあたり、130ベクレルという数値も出ていますので、
これは床屋さんなのでいろいろとミックスになっていますから、
ま、平均的な南相馬の数値になるのではないかなと私は思っています。

そこから考えて、中学生が着ている、体全体で背負っているベクレル数は、
500ベクレルを超えるという数字になりましたので、
それをシーベルトに換算してみたら、0.8ぐらいあるんです。

着て歩いてる服から、0.8マイクロシーベルトを発しながらその子は生活しているのです。

だから、学校をいくら除染しても、その着ている服から発しているので被ばくしているわけです。
で、なお且つ学校というのは集団でいろいろな行動を起こしたりしますので、
たとえば、おしくらまんじゅうを、そんな事は30人50人でやることはないでしょうけれども、
そうなった時に汚染されている衣服が、要は30倍になるということですよね。

だから、何マイクロシーベルトになるのか試した事はないのでわかりませんけれども、
ものすごい放射線量である事は間違いないと思います。

それがたまたま10人とかそれぐらいでも十分影響のある数字であると。
さらに空間の、学校は下がっていても、外へ出た時に空間線量として郡山なんかは、平均で0.6あります。
で、町中に、本当の町中にですね、2マイクロを超えているようなポイントも、
本当に小さいのではなく、大きくポイントとしてホットスポットみたいなのが点在しております。

そういうふうなところも加算すればですね、
20ミリを超えるような数値になってしまうのではないかというのが
私たちの今やっているデータで何となく感じていて、
今これを早急に進めていますが、
それぐらい福島県の子ども達が危険な状況にあるということと、私は言えると思います。

で、そのように服が汚染されるということは空気も汚染されているということですので、
マスクなどを学校はむしろ「はずすように」という勢いで学校が動いていますので、より危険であると。
それが科学的も証明されているから、
事故以前にこういうこと(東京電力マニュアル、防護服、フルフェースなど)をさせていた訳ですから、
事故が起きたからそんな事は関係ないなんて言われてもですね、
誰も信じる人はいないと思います。

そのような状況の中から子どもたちを守らなければいけないということで、私たちも協力している次第でございます。
以上です。


30:12~弁護士 柳原敏夫(弁護団)

今の吉田さんがお話になった衣服や頭髪に非常に放射性物質が付着していると。
これがどこから来るかというと大気中なんですね。
これは昨年中通で、切干大根が高濃度の放射性物質が検出されまして、
これは福島県は大気中放射性物質が切干大根を干す時についたという事を、もう認めています。

何故こんなに大気中に沢山の放射性物質が今なお浮遊しているのか?
これが非常に今重要な大きな問題になっているんですけれども、
一つさっきもお話しました武本さんという方が、こういうふうに言っています。

「除染で生じた草木などの可燃ごみについては焼却することで、除染の廃棄物の減量を郡山市は図っています。
しかしこれらについては放射性物質汚染処置法対策で定める
指定廃棄物である可能性を十分に否定できないまま、
市内のゴミ焼却施設、一般焼却場で焼却処分をしています。
その結果、これで燃えたゴミが気化して、
放射性セシウムが大気中に出て大量に飛散している事が大いに懸念されます」と、こう言っています。

いわゆるその、福島県では基本的には収束宣言した後の自治体は
「普通にゴミを燃やしても良いんだ」というような感じでですね、
こう言った除染されたものについてもですね、燃やしているためにですね、
どんどんこの、せっかく沈殿した放射性物質が、また再び一般処理場の煙突から大気に
放射性セシウムが飛散するということが起きているのではないかという事。

これによって、今の福島県も私も大量の放射性物質を大気から吸い込んだり衣服に着くことによって、また極めて危険な状態になっているということが懸念されています。


管理人より  

一般ゴミの焼却場で汚染されたものを焼却をすることで、空気中に浮遊する放射性の微粒子が増えていることを指摘しています。

村上周三・東京大学名誉教授は「住まいと人体、工学的視点から(臨床環境医学 第9巻第2号、pp.49-62)」、のなかで、次のように述べています。

"「人間は環境化学物質の83%を空気(肺)から取り込み、食品からは7%、飲料からは8%に過ぎない」

「我々は空気環境に もっと神経質になるべきである。我々は濁った水を飲むことには強い拒否反応を示すが、濁った空気を吸引することには それほど強い拒否反応を示さない。清浄な水を確保することが人間生活にとって不可欠であるように、清浄な空気を確保することも人間としての基本的な要求である」"

 

私たちが一日に呼吸する空気は約20キロも必要といわれており、これは、食べ物や水の摂取量の およそ10倍にもなります。

放射性物質の高濃度汚染地域に住んでいて、「検査され基準値以下のものを食べてれば大丈夫、空間線量はそんなに高くない」と安心し避難しないことは間違いだということがわかります。空気中に浮遊していて、吸い込めば肺からゼロ距離で被曝するわけです。血中に入るわけです。避けられません。

このことから、原発推進側からすると、市民が空気の放射能汚染に気づき、行動を起こされるとまずいので、そらまめ君のPM2.5のデータを、汚染地域は隠蔽するんだなということがわかります。

ホットスポット柏市のクリーンセンターに電話してみたところ、煙突から出る煙はまったく気にしていなかったですし、北九州市役所の環境局係長も、「空中浮遊の放射性物質があれば空間線量に数値が出る、それが出てないということは浮遊してない」などと言い出す始末。大気浮遊じんの放射性濃度を調べもしないで、PM2.5を出しもしないでそう言うのです。本当に呆れました。

福島の人の衣服や頭髪が、北九州に運ばれる震災がれきよりも汚染されている、この状態この現実をみなさんはどうお考えですか?

放射性の空中浮遊物が常にある福島などの場所からは子供を即時避難、マスク徹底はもちろんのこと、がれきの焼却、首都圏などのホットスポットがある地域のすべての一般ゴミ焼却工場と、火葬場に放射性物質を濾しとる高性能の専用フィルターを後付けすべきだと私は思います。

危険な浮遊微粒子を常時吸わされて、病気になって死んでいく人達(高濃度汚染地域に住む住民、原発内作業者、被曝労働者、ごみ焼却場労働者)は、その大気汚染の仕組みにおそらく気づいてないので、大気を汚染した加害者から見れば、「静かに口封じができる」ということだと私は思います。裁判を起こす前に死んでしまうことになります。

下記のブログをご覧下さい。

http://inventsolitude.sblo.jp/article/53148788.html    ブログ  ずくなしの冷や水 さんより

http://vogelgarten.blogspot.de/2011/10/das-leise-sterben.html  ジーデントップフ医師  静かな死 

 

中国のPM2.5も経済発展のために撒き散らされている。日本も国の間違ったエネルギー政策、がれき広域処理によって放射性微粒子が全国大気汚染拡大中です。

人類を不幸にする技術=原子力はもういらない。

 

 


「人権教育」に名を借りた放射能安全プロパガンダ、中村雅俊氏の授業は約200万円也!

2013-01-10 | 放射能汚染

 

北九の子供を守るネットワークのブログ より転載

市民がメールで質問しました。以下回答↓


 平成24年12月11日にご質問いただいておりました「先日の中村雅俊飛幡中学校での講話の件」につきまして、回答いたします。

1 この企画は、誰がして、誰がオファーしたのですか。

(回答) 北九州市教育委員会生涯学習課において、人権を考えるラジオ番組「明日への伝言板」のシナリオを題材とした特別人権授業について、その番組のナレーターの中から講師依頼をしており、本年度は中村雅俊氏に依頼したものです。

2 この企画のお金の出所を教えてください。

(回答)北九州市教育委員会の予算です。

3 ガレキの広域処理は、違法であるにも係わらず(根拠がない 環境省が回答)しかも、安全であるというのは、原発を推進している国(事故の責任をとるべきところ)一方的な意見の押し付けを生徒にしましたが、反省はありますか?

(回答)市環境局に確認したところ、本市が受け入れている宮城県石巻市の災害廃棄物は、放射能セシウムの濃度が1キログラム当たり100ベクレル以下のものであり、放射性物質に汚染されたものとして扱う必要のないものです。したがって、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、一般廃棄物として処理を行うことができるため、本市の行っている災害廃棄物の処理は違法ではありません。
中村雅俊氏による特別人権授業は、風評被害だけではなく差別問題などの根本は、一人ひとりの意識から始まること。したがって、先入観等に惑わされることなく、正しい情報に基づき、事実を正しく認識することの大切さを生徒に気付かせるという「人権教育の一環」として企画されたものであり、「ガレキの広域処理が安全である」ことを説明するために実施したものではありません。

4 ガレキの焼却によって、健康被害が出ているとの調査書を先日、環境省と北九州市環境局、市長に提出しましたが、一方的な焼却により、引越しをしなければならなかった人、今も症状に苦しむ人たちの立場に立つと人権損害に見えますが、生徒に一方的情報を与えた事にについて、反省はありますか?

(回答)市環境局に確認したところ、前述のとおり、本市が受け入れている災害廃棄物の放射性セシウムの濃度は安全なレベルであり、処理の各過程で実施している放射能測定の結果からも、その安全性は確認されています。したがって、処理によって健康被害が生じることはあり得ません。
また、本市に提出いただいた調査書についても、健康被害と災害廃棄物の処理との因果関係が立証されていないため、当該健康被害が災害廃棄物処理に起因するものとは考えられません。
なお、今回の特別人権授業の中では、「ガレキの焼却による健康被害」については一切触れられておらず、 「一方的情報を与えた」という事実はありません。

北九州市小倉北区大手町1-1
北九州市教育委員会生涯学習課
電話 093-582-2385


 

先ほど電話をして聞きました。3クラス120人程度で、50分授業。それで、1,989,750円

校長との掛け合いで授業は進められました。進め方の指示はしていないと教育委員会は言っています。雪に関するシナリオは、教育委員会が選んだと言っていますが下の見積り内容と違います。理由はわかりません。

教材選定やシナリオ授業企画は「西広」がしたことになってます。24万円もかけて。選ぶだけでそんなにお金がかかるのでしょうかわかりません。

「放射性物質を危険視し、がれきを受け入れないことは被災地の人を苦しめる」という方向づけ印象操作をしているのではないかと、教育委員会の担当者に言うと、「それは深読みである」と言われました。「そういったことは考えてない。ニュース記事は記者が恣意的に書くことがある」などと終始しました。この担当者は放射性物質に関する国の基準値に関して、環境局からの説明しか聞いていないし、その他のことを何も知らない人物でした。そういう人が、税金を200万円も使った授業をすることを決めているということです。

情報開示請求資料をみてみると、西日本新聞が出資して作った、「株式会社西広北九州支社」1社に特命委託したことがわかりました。

さらに資料を見ると

「またこの「人権授業」を中学校で実施することにより、教材としての活用方法を提示するとともに、この企画の持つパブリシティへの訴求力を生かして、市民の人権意識の向上を図る。」

と書いてあります。中学生への授業だけでなく、それがニュースになって、市民に読まれたあとの影響を考えて立てた企画ということがわかります。

【流れ】

被災地出身の有名な人=中村雅俊氏

「放射性物質への懸念で雪を沖縄へ送るイベントが中止された」話

「放射能測定では問題ない数値だった、風評、誤った情報に惑わされてはいけない、差別問題はひとりひとりの意識から」

【このニュース記事】⇒がれき受け入れは当然という世論誘導、反対するものは人権意識がない差別者。


教育委員会は「放射性物質が危険である」という「科学の問題」を、「心の問題」に巧妙にすり替えているとしか思えません。受け入れ反対する人への差別を生むのがどこが人権教育でしょうか?

中村さんは、被災地出身で、放射性物質の危険を知らない人なのだと思います。芸能人は用意されたシナリオを読むだけです。ある意味それが仕事。問題は、「この企画は一方的である」という市民の指摘に一切耳を貸さない北九州市教育委員会の姿勢だと思います。

放射性物質は危険だから避難をした有名人を同席させて、中村氏と対話形式ですすめるなら、教材としては中立・公平です。

そのあと、みんなで考えるという流れならまだわかります。震災からの復興を困難にしているのは、がれきの受け入れが進まないことが一番の原因かのようにしてしまっているのも問題ですし、被災地に大量に降り注いだ放射性物質が人々を苦しめているという一番重要な議論を抜きにして、「助け合いが大事、ガレキ受け入れないのは差別の心」ということが人権授業として行われたことは、本当に残念でなりません。

汚染地域や被災地で健康被害が出ている人や避難したい人を北九州が受け入れるのが、本当の応援です。無人区を作り放射性物質を封じ込めるための議論が必要です。

以下のツイッターのコメントをお読みください。ほとんどの人がこの人権授業の欺瞞に気づいています。

http://topsy.com/s/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E9%9B%85%E4%BF%8A%E3%80%80%E4%BA%BA%E6%A8%A9?allow_lang=ja&window=a


教育委員会も問題ですが、シナリオを作った「西広」の社会的責任はどうなるのでしょうか? ISO26000、JISZ26000 というルールを守ってないのではないでしょうか?偏ったシナリオを作ったということはプロパガンダと思われても仕方ないと思います。 

 【放送法 第四条】

  1. 公安及び善良な風俗を害しないこと。
  2. 政治的に公平であること。
  3. 報道は事実をまげないですること。
  4. 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

 

人権教育というなら「福島人権宣言」を教材にすべきではないでしょうか?

福 島 人 権 宣 言

 私たちは今、大いなる不安の中で日々生活しています。うつくしま、福島。私たちの故郷がカタカナでフクシマと呼ばれたり、放射能問題にこれほど頭を悩ますとは全く考えたこともありませんでした。

 原発事故直後、私たちは老若男女を問わず、放射線を浴びました。その後も、線量の違いはあれ、外部被ばく・内部被ばくを続けています。原発から放出された眼に見えない放射線が、電離作用によって身体細胞の遺伝子を切断しています。一時は住み続けるかどうか家族で話し合わなければならないほどの大きな衝撃を受けました。今も子どもを外遊びさせるかどうかなど、日々困難な選択を迫られています。何も気にせずに深呼吸することさえできなくなりました。これらの事実により、私たちは精神的にも大きく傷ついています。

 このような放射線の健康リスクと隣り合わせの環境で、日常生活を送っている人が大勢います。しかし決して健康に無関心というわけではありません。簡易な放射線検査機を購入して測定をしながら、外部被ばく・内部被ばくをどうやって避けて生活したらよいか毎日悩んでいます。特に、感受性の高い子どもたちの被ばくを避けるためにどうしたらよいかは切実な問題で、将来に不安を感じています。

 住み慣れた場所から避難している人も多くいます。それが強制であれ、任意であれ、それまでの日常生活を捨てて生きていかねばなりません。経済的な負担はもちろんのこと、家族や地域と離ればなれになることによって精神的な苦痛を感じています。

 福島に住み続ける人も、去った人も、みな故郷を愛する気持ちは同じです。にもかかわらず、福島に留まる人、避難している人、避難しようとしている人との間に心の隙間が広がっているという悲しい現実があります。

 原発事故により私たちは多くのものを失いました。しかし、もうこれ以上失いたくありません。

一、 私たちには、憲法で保障された幸福追求権があります。

一、 避難する、しないを自分で選択する自己決定権があります。

一、 放射線被害について、私たちが納得いくまで情報を得る、知る権利があります。

一、 差別のない、自由かつ平等な社会を求める権利があります。

一、 健康な身体を持ち、福島の自然を愛し、楽しむ生活を送る権利があります。

一、 財産が放射能汚染により侵害された場合には完全な補償を求める権利があります。

一、 私たちが愛した元の福島を返してほしい。そう主張する権利があります。

   何も考えずに水が飲みたい。おいしい米、野菜、果物、魚、肉、これらを何の不安もなく食べるこ とのできる、元の福島に戻してほしい。

   放射能のことなど考えないで、子どもの笑顔を見守り、家族や近所の人たちが笑顔を交わして仲良くできる、昔の福島に戻してください。

一、 元の福島に戻すことが無理ならば、私たちが納得のいくまで、その償いを求める権利があります。

 私たちは立ち上がることをここに宣言します。本当の笑顔と人権を取り戻すため。


放射能を逃れて避難して来られた人の生の声を聞くべきです。200万円もかけて遠くから交通費を使って芸能人を呼ばなくても立派な人権授業が可能です。

福島や宮城県、あるいは首都圏ホットスポットでは、放射能被害が隠蔽されているという実態を知ることが一番の人権教育だと思います。

 


【70800ベクレル/kgの灰】フクイチから200km地点のホットスポット柏市の一般ゴミの処理が不能に?!

2012-12-17 | 放射能汚染

“放射能汚染灰” 柏市の苦悩  NHK 首都圏ネットワーク 2011年11月30日 放送)の文字おこしと動画リンク

http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_shutonet_20111130_1575

 

【文字おこし】

千葉県柏市にあるゴミ焼却場。原発事故のあと、(ゴミ焼却場の)作業員たちは防護服を身につけなければならなくなりました。作業員たちが向かった先にあるのは、高い濃度の放射性物質が含まれている焼却灰です。作業員たちは保管用のドラム缶に詰める作業に追われています。

焼却灰からはこれまでに、最高で70800ベクレル/kgの放射性物質が検出されました。首都圏で最も高い値です。

国が埋め立ての目安としている8000ベクレルを大きく上回るため埋め立て処理ができません。

ドラム缶の表面の放射線量は1時間あたり4マイクロシーベルト1年に換算すると、一般の人が浴びる放射線の限度1ミリシーベルト/年をはるかに超えています。このためコンクリートの建物の中で保管を続けています。

 

なぜ、焼却灰の中から高濃度の放射性物質が検出されているのか。

原因は焼却施設の性能の高さにあります。ゴミを超高温で燃やす過程で放射性物質が濃縮されてしまうのです。

そのしくみです。焼却場でゴミは900度で燃やされ、その量は1/10に減ります。さらにその灰を1200度の超高温で溶かすことでゴミは元の量の1/100にまで減るのです。しかし、放射性物質は減らないため濃縮されてしまうのです。

施設の中で保管している焼却灰は現在ドラム缶で756本に達しています。

作業スペースや通路などに保管してきましたが、年内にもいっぱいになる見通しです。

作業員「ごらんのとおり、ここはメンテナンス通路です。機器類もありますので機器類のアクセスが取れないという状況になると思います。もういっぱいいっぱいの状態です」

柏市は東京電力に対して、灰の保管場所を確保するよう求めてきました。しかし、東京電力は「適当な用地の確保は極めて困難」と回答するだけでした。

一方、国も焼却灰の処分について、現状ではそれぞれの自治体が行うことが原則だとしています。その上で、放射性物質を含む灰の処分方法について、10万ベクレル以下の場合、コンクリートで固めるなどすれば安全に埋め立てできるという方針を示しました。

しかし、柏市には灰を固める施設はない上に、放射性廃棄物を扱った経験もありません。国が示した方針は、市にとっては実現不可能なものでした。

 

市職員「どこまで自治体がやればいいんだ。結局は枠組みは作られたけど、実務は全部自治体がやりなさいっていう状況が起こるとしたら、それは本当に我々にとっては大きな負担になると思います」

放射性物質を含む焼却灰と隣り合わせの生活に、住民たちは不安を募らせています。この日、市は住民向けの説明会を開きました。

柏市は、焼却場の外の放射線量に変化はないとしていますが、住民からは質問が相次ぎました。

住民「へたすると置きっぱなしになる可能性があるわけです」

住民「もうそれ以上入らない状況になってきているわけでしょ、そうなったらどうするのか、野積みをするような段階になるのではないでしょうか」

市職員「(焼却灰の)行き先がない、市外に出せない、市外に出した時にどの市に持っていくんだと問われると、どうしても持っていく場所がない。」

 

国から現実的な支援がない中、市は住民たちの不安の声に応えることができません。

放射性物質を含む焼却灰を少しでも減らすことができないか、柏市は今、苦肉の策をこうじています。放射性物質を多く含むと思われる落ち葉や草木を、一般のゴミと分けて回収しているのです。 

回収された草木のほとんどは、焼却場で燃やさずに別の場所で一時保管しています。しかし、この場所も年内でいっぱいになる見通しです。

このままでは、ゴミ処理が止まるという最悪の事態に陥りかねない、一刻の猶予もない柏市は今日、国に厳しい現状を訴えました。

 

柏市 秋山浩保市長「・・・なんとか見通しをいただけないかと・・」

細野「・・・・・」

 

しかし、国から具体的な回答はありませんでした。

 

市職員「われわれがこれほどまで困っていることに対して、今の段階だと結果が出てない、それを市民の方々も(その影響を)受けてしまっている。その事実はきちんと受け止めてほしい、それは国に対しても東電も」

 

明日から12月。一年でゴミの量が最も増える時期です。ゴミの処理が止まるという最悪の事態を防ぐことはできるのか?柏市の苦悩は続きます。

 

焼却灰をめぐる問題は、柏市だけでなく首都圏全体で大きな問題となっています。

灰から1kgあたり8000ベクレルを超える放射性セシウムが検出された焼却場は関東地方で5つの都県の合わせて24の(焼却)施設。

NHKがこれらの施設に取材したところ、埋め立てできずに一時的に保管されている焼却灰は、

今日現在で合わせて5150トンにのぼっていることがわかりました。

これはこの一ヶ月だけでおよそ1.4倍に増えたことになります。これから一年で最もゴミが多くなる年末年始を迎え、焼却灰も一層増えることが予想されますが、放射性物質を含む焼却灰の処理について国などによる対策を一刻も早くすすめなければならない事態になっています。

 


  管理人より

これは2011/11/30のNHKの放送です。地方に住んでる人はこのニュースを見ていないと思います。地方の人は首都圏の一般ゴミ焼却灰が、超高濃度になっているということすら知らないのかもしれません。 一般ゴミでさえ、この濃縮、汚染。NHKはこの原因を「超高温焼却で濃縮するため」としていますが、呆れました。

燃やしてるゴミが相当に放射能汚染されているということに言及されていません。

生ゴミはもとは食材から出たもの。食材が放射性廃棄物レベルに汚染されているから、灰に濃縮するということが大きい原因です。原因をあたかも焼却の仕組みだけが問題であったかのようにすり替えています。

ゴミ自体が汚れてるから」ということにいっさい触れずに、焼却施設の性能の高さのせいにするNHK。これは問題だと思います。(文字おこし下線部)

しかも、震災がれきの焼却でも市民が散々調べて追求していますが、

バグフィルターを通り抜けて煙突から出される放射性物質に関してなんの言及もありません。(大気中に放射性物質を拡散していることには触れない)

70800ベクレル/kgの灰が出るなら、実際、排ガスにはどれだけの放射性物質が含まれているか、排ガスの検査はどうなっているのかは報道されていません。

焼却場の外の空間線量だけの問題にすり替えています。(文字おこし下線部)

問題は空中に浮遊する放射性の微粒子です。周辺住民の方はその微粒子に注意しなければならないのです。

しかも、もやせない落ち葉などは野積み、シートかぶせ程度。腐ったら土壌にセシウムなど濃縮⇒地下水に混入するのではないでしょうか?

ニュースの中でも「放射性物質は減らない」とこれだけは正しく言っているのでもっと追求して欲しかったです。煙突から漏れ出る放射性物質のことも。

首都圏では一般ゴミ焼却工場の煙突から放射性物質が再拡散していると思われます。(がれきの焼却以前に)

柏市はホットスポット。まずそれを認めなければ、被曝低減対策や、放射能防御の対策など進まないと思います。

国は現在何もしてませんが、今後、震災がれきを焼却した自治体に、こういった汚染灰を押し付けてくるのではないかと思います。要注意です。

柏市の秋山浩保市長が細野元環境大臣に申し入れていたのを見てゾッとしました。

 

このニュースから分かること

●福島第一原発から約200km離れたところにもホットスポットがあり、流通食材が放射能汚染されている。基準値以内のものでも十分汚染されており生ゴミの汚染がそれを証明している。首都圏も同じ。その点をNHKは触れない。

●ホットスポットでは草木落ち葉などにも焼却できないほどの汚染がある。

●灰に関して東電は何もしない。

●一般ゴミ焼却は地方自治体の自治事務。役所には放射性物質を扱える人はいない。ごみ焼却場職員は原発労働者と同じ被曝労働。

●自治体は、大気中に拡散する放射性微粒子に対して無視。灰は溜まる一方。

●住民説明会では煙突から出される空中浮遊の微粒子に着目しないように、空間線量の値に誘導する。

 

 追記

2011.8.4【汚染】柏市が小学校や住宅街に隣接する最終処分場に「最高70800ベクレル/kgの放射能焼却灰」25トンを埋め立てていた

http://savechild.net/archives/6611.html

柏市はこの高濃度の放射性物質の含まれる焼却灰を2011年6/4~6/22までに、3回にわたり柏市の最終処分場に25トンも、すでに埋め立てています。

http://savechild.net/archives/4930.html  によると

2011年7月時点で「約2カ月で灰の保管スペースがなくなり、一般家庭などからの可燃ごみの受け入れが不可能になると予想される。」

と言ってますが、今度こそ本当に置き場がないのでしょう。

まさか「置いて応援」か?

追記

なんか柏市の焼却場に溜まってるドラム缶見てておかしいな・・・と、本当は緑色じゃなくて黄色いドラム缶でなければいけないのでは?

http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/2e8d29e54062602c39640e265c78cacc  より

柏市清掃工場 焼却灰の放射能量測定結果(平成23年8月分)
●柏市清掃工場(北部クリーンセンター) 
 流動床式焼却炉 (使用開始1991年)
 飛灰固化物(採取8月17日)放射性セシウム合計値:3,420Bq/Kg

●柏市第二清掃工場(南部クリーンセンター) 
 ストーカ式+灰溶融(使用開始2005年) ←日立造船のアーク式
 溶融飛灰固化物(採取8月22日)放射性セシウム合計値:33.300Bq/Kg

 

追記   2012年12月18日 現状を確認しました。

現在、焼却灰はドラム缶に入れて、収集事務所駐車場に作られた仮保管庫に移動されています。30センチの厚さのコンクリートの中に1800本の焼却灰のドラム缶があります。

1本が200kg、1800本 計36万トンの放射性廃棄物が保管され、仮保管庫は閉じられた状況。南部クリーンセンターは焼却を中止しています。

草木を分けて、北部の流動床型の焼却炉で対応しているが、国が最終処分場を用意するまでは、仮保管庫で保管するしかないそうです。

http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080600/p013765.html

 

私はこの仮保管庫は何年持つのかと思いました。

「北部で焼却すると灰を溶融しないため埋め立てられるレベルになる。」と言われましたので、最終処分場のデータを見て見ましたが

びっくりしました。5センチの高さのところで0.41マイクロシーベルト/時。

http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080400/p013620.html

測定結果(単位:マイクロシーベルト/時)

測定日

測定高

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12月14日
(金曜日)

5センチメートル

0.41 0.29 0.20 0.29 0.21 0.27 0.34 0.18 0.29 0.33 0.15

50センチメートル

0.29 0.25 0.19 0.23 0.16 0.21 0.29 0.17 0.29 0.32 0.17
100センチメートル 0.21 0.18 0.17 0.24 0.17 0.18 0.29 0.19 0.28 0.31 0.18

私は、煙突から出る煙の中にも放射性物質が含まれること、HEPAフィルターを付けることはできないのかということなど話しました。柏に友人がいます。大気浮遊じんをこれ以上増やさない方法を考えて欲しいです。

結局、ガス化溶融炉の南部クリーンセンターで草木と一緒に燃やすと8000ベクレル/kgを超えるので、草木を分けて別に貯めて、ゴミは北部クリーセンターで燃やして8000ベクレル/kg以下にして焼却灰を埋め立てているということです。

しかし、HPを見ても、もはや焼却灰の濃度は掲載されていません。空間線量だけ。もう濃度を市民に公開してません。排ガスのデータもどのくらいの頻度でどうやって測ってるかもHPではわかりません。 

2012年の11月に環境大臣あてにホットスポット5市の市長が連名で緊急要望書を出しています。↓

http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080100/p013435_d/fil/youbousho.pdf

避難できない人のために、追加の被曝を軽減する施策を考えなければ住民の健康は守ることができないと思います。

2012年6月の住民説明会の動画がありました。市長が仮保管庫、分別について説明。草木だけが原因というのも・・?

8000ベクレル/kg以下でも本来3.11以前なら十分ドラム缶レベルです。北部クリーンセンターの草木なしゴミで1400~3420ベクレル/kgです。

十分高いです。

資料より

質疑応答より

http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080100/p011870_d/fil/H240610shitugioutou.pdf

 

 北九州市と同じで、どうやってどのくらいの頻度で排ガスを検査してるという説明は住民説明会ではなかったです。HPにも。

東電から市に放射性物質を含む焼却灰対策費用として賠償金が入金されていました。

http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080100/p013460.html

まとめ

ホットスポット地域では、東電によって撒き散らされた人工放射性物質の影響で、本来焼却処分できるものが(雑草・草木枝など)できなくなっている。草木なしの一般生活ゴミの汚染レベルを行政はなぜか低く見積もっている。排ガスについて目を向けさせない。説明もほとんどない。最大着地濃度距離を試算したかどうかもわかりません。

ほかの市の対応より安心だという印象付けのような気がしました。「~市さんの対応でも十分なんですが当市ではこんなにやってます」


 

追記

汚染焼却灰の一時保管、21日から開始 地元は反発 千葉・手賀沼

2012.12.20 22:00

 千葉県は20日、県北西部のごみ処理施設で発生した高濃度の放射性物質を含む焼却灰を、手賀沼終末処理場(我孫子市、印西市)に建設した一時保管施設に21日から搬入すると発表した。我孫子市はこれに強く反発、印西市は県側に徹底した安全確保を求めた。

 計画している一時保管施設15棟(容量計約2500トン)の1棟が完成したため搬入開始を決めた。施設は放射線遮蔽用の囲いや土(ど)嚢(のう)、遮水シートを設置した鉄骨テント倉庫。年内にさらに4棟が完成する見通し。搬入するのは、放射性物質の濃度が1キロ当たり8千ベクレル超の焼却灰で、固形化してコンテナ容器に封入し、倉庫で保管する。

 灰は、国が整備する最終処分場に移送することになっているが、どこに整備するかまだ決まっていない。

 県は、10月末時点で柏市、松戸市など4市1組合が計約4千トンの灰をごみ処理施設内などで保管しており「逼迫(ひっぱく)した状況が続いている」と説明。柏市から1カ月あたり約48トン、松戸市から同約45トン搬入する。流山市も来年1月から同約100トンを搬入する予定だ。

 これに対し、我孫子市の星野順一郎市長は「突然の決定はあまりにも乱暴で全く容認できない」として文書で県に抗議。星野市長と同市議会の川村義雄議長らは、この日、柏市と松戸市に出向き、灰を搬入しないよう申し入れた。印西市の板倉正直市長は「県の強行実施に対しては市民の安全安心を徹底的に求め、しっかりと監視する」とコメントした。

 一方、搬入する側の柏市の秋山浩保市長は「安全対策を講じたうえで搬入する。我孫子、印西の両市には迷惑をかけるが、理解してほしい」と話した。

 県は24時間体制で管理し敷地内外の定期的な空間放射線量の測定・公表を行うなどとしている。最終処分場の整備については「衆院選で政権が変わっても、しっかりやってもらえると考えている」とした。


 

管理人

放射性廃棄物レベルの食材から出たゴミ、街や家庭の庭や菜園、農園から出た草木のゴミなどを燃やして高濃度の汚染が出るのがホットスポットが点在する千葉県。首都圏はすべての焼却場の煙突にHEPAフィルターつけるべきです。排ガスの検査も3.11前の原発基準で厳しくすべきです。環境省のガイドラインは、3.11以降に作られたゆるい基準。

危険な焼却灰を自治体どうしで押し付け合っている。悲しくなりました。東京電力によってばらまかれたものなのですからフクイチ敷地内に保管すべきです。人の住まないところなのだから、柏市が作ったコンクリートの入れ物に入れて置くべきです。津波が来ないところに。

松戸や流山は、相当な汚染の焼却灰が、ドラム缶ではなくフレコンバックで貯めてあったのには驚きました。もう首都圏は、危険か危険でないかのセンサーが麻痺してしまったのだろうかと思います。

手賀沼って湖ですよね。農業用水も使うと書いてあります↓ そんな焼却灰を近くに置いて大丈夫なのでしょうか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E8%B3%80%E6%B2%BC

もはや「防災」という言葉は日本という国になくなってしまったのかと思うと暗澹たる気持ちになりました。

というか、首都圏にもたくさん専門家の方もいるはずなのに、どうして、排ガスのことをちゃんとしていないのか本当にわかりません。 

 

 


投票後に行ったスーパーの魚売り場で驚いた!茨城産のワカサギ。青森のハタハタ。

2012-12-16 | 放射能汚染

今日は、選挙の投票に行ってから買い物に行った。宇部市内のスーパーで、地元産の野菜をかごに入れて、魚売り場へ。

すると、なんと、茨城産の生ワカサギ、青森のハタハタがあった。

まず、水産庁HPから最新のデータを調べた。(ベクレル/kg)

ハタハタ 検出限界未満 セシウム134が0.540以下 、セシウム137が0.555以下 で、3.11以前のデータは  0.15ベクレル/kg

ワカサギ セシウム合算 27ベクレル/kg      で3.11以前のデータが0.81ベクレル/kg

3.11以前のデータはこちらのデータベースで見ることができる。↓これは便利です 

食品と放射能

http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food/servlet/food.do;jsessionid=de30613e19cb7fbd56af47471943711c447c?pageSID=323_de30613e19cb7fbd56af47471943711c447c

NHKスペシャル「シリーズ原発危機」知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~ ↓

 http://www.dailymotion.com/video/xohgho_yyyyyyyy-yyyyyyyyyy-yyyyyyyy_news

霞ヶ浦は茨城県南東部から千葉県北東部に広がる湖。霞ヶ浦も閉鎖的な環境である。底の土には放射性セシウムが堆積している。

茨城県の放射性降下物は福島県に次いで桁外れに多い。

プランクトンの寿命は数週間。これを食べるワカサギが放射性セシウムに汚染され、それが死ぬとまた湖底に放射性セシウムがたまるという循環を繰り返す。3.11以前の30倍近い汚染となっている。

このようなことから、宇部市のスーパーでもこの霞ヶ浦のワカサギを買って食べると、内部被曝する可能性は高い。

私は買わなかったが、この店舗の売り手としての情報収集不足を感じずにはいられない。わざわざ、遠くから石油を使って危険な食材を移動させる必要はない。フードマイレージという点でもおかしい。店として危険かどうか調べてないのだろうか?

「ハタハタ」もこのあたりには生息してしてない魚だ。198円で売ってるのもよくわからない。輸送費をかけてこの値段。知らない人は珍しいと言って買うのだろうか?青森あたりまで海の汚染は広がって来ている。

山口県に住んでいながら、わざわざ内部被曝の危険性のある魚を食べる必要はないと思う。

消費者の選択の自由。風評被害ではなく、実害=健康被害を避ける行為。

追記 川根先生のレポート 必見!↓

岩手・宮城・福島の海はどれくらい放射能汚染されているか?

 



 

 


【動画】選挙に行く前に、若いみなさん、中高年の皆さんも見てください【メッセージ集】

2012-12-15 | 放射能汚染

沢田研二さん=ジュリーのスピーチ!

 

こちらも必見 ↓

http://skmtsocial.tumblr.com/


 オペレーション・コドモタチ 選挙に行こうぜ!コメント集」動画メッセージ。↓

http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-1032.html

coma-chi、DELI、ハンサム判治、Ryuzo、Anarchy、湯浅誠、沢田穣治、Sing J Roy、chuky smart、中塚武 、TaroSoul


エコ議員つうしんぼ 

山口選挙区はこちら http://www.giintsushinbo.com/shuuinsen046/saitenkekka/senkyoku/yamaguchi.html

山口選挙区でこのアンケートまだ回答していないのは自民党です。ご確認ください。↑


 Google 選ぼう 2012

第 46 回 衆議院総選挙 選ぼう。

2012 年 12 月 16 日、衆議院総選挙が行われます。日本のこれからを決める大切な日です。
さまざまな想いを抱え、多くの方が衆議院議員を目指して立候補しました。
選ぶ ぼくたちも、候補者のこと ちゃんと知ってから、誰に投票するか、決めたい。

候補者のこと、政党のこと、まとめました。選ぼう。この国のこれからを。

 


生物界の異変 アブラムシの奇形 他

2012-12-03 | 放射能汚染

 

 

 鳥類減少の度合いはチェルノブイリの2倍。鳥類の減少が放射線の影響かまだ断定はできないが生物界の異変は確実に起きている。

アブラムシにまったく見たことのない奇形。「­多くの動物にとってここ福島の状況はチェルノブイリと同じくらいひどいと言えます。」
2012.11/30放送

ムソー教授らのチェルノブイリでの同様の調査はこちら
http://vimeo.com/24097290

 


下関市内の河川で採集された黄金のナマズ。

 http://www.kaikyokan.com/blog-event/post-228.php

 

ナマズというと、4本の長いヒゲ、大きな口、間が離れた小さな目が特徴で、地震を予知するともいわれる皆さんお馴染みの淡水魚ですよね。でも今回展示している個体は一味違います!何と一見錦鯉を思わせる非常に美しい金色の体をしているんです。
 生まれつき色彩変異をおこし、黒や茶色などの濃い色が極端に少ないために、このような色に見えるようです。小さな頃に目立ってしまうと、エサにありつけなかったり、敵に見つかりやすかったりして成長するのが難しいのですが、成魚にまで成長していますので、その色もあいまって非常に運のいいナマズではないでしょうか。
 皆さん、是非この黄金のナマズを見て、一攫千金を狙ってみてはいかがでしょうか?運気アップ間違いなしですよ!

・展示開始日 平成24年12月1日(土)~
・場     所 海響館3階 木屋川の生き物 中・下流水槽


 

“青い松葉ガニ” 鳥取で見つかる

http://megalodon.jp/2012-1119-0738-08/www3.nhk.or.jp/news/html/20121118/k10013574751000.html

11月18日 4時48分
“青い松葉ガニ” 鳥取で見つかる
 

鳥取県で水揚げされた山陰の冬の味覚、松葉がにの中から全身が青いカニが見つかり、関係者を驚かせています。

この珍しいカニは鳥取県の境港で水揚げされ、鮮魚店の男性が購入した松葉がにの中から見つかり、島根県水産技術センターを通じて鳥取市にあるカニの資料館「とっとり賀露かにっこ館」に提供されました。
全身が薄い青色をしていて、重さは550グラム、甲羅の幅は11センチ余りで足を広げた全長はおよそ60センチです。
資料館によりますと、カニの色はカロテノイドと呼ばれる色素の量で決まっていて、このカニはその量が少ないため、青く見えるのではないかということです。
資料館の丸山将士さんは「何百匹とカニを見ているが、大変珍しいと思う。大事に育てて多くの人に見てもらいたい」と話しています。
この青い松葉がには、「とっとり賀露かにっこ館」で19日以降、展示されるということです。

 


因果関係はわかりません。「昔からいる」とか、「冷静に」とか言う人がいますが、冷静に生物の異変を見てます。山口県にもいるなと思っています。何か「縁起がいい」的な報道もどうかと思います。

 

 


11/23モニタリングポスト欠測→「データ通信上の不具合」って何でしょうか?説明不足の文科省HP

2012-11-26 | 放射能汚染

 11/23のモニタリングポスト欠測についてですが、今日は午前中午後とずっと外出しており電話ができませんでした。明日確認します。

文科省のHPをみてみました。すると

http://radioactivity.mext.go.jp/map/ja/area2.html

↑「全国環境放射能水準調査用固定型ポストに関しデータ通信上の不具合が発生しておりましたが、現在復旧しております。」

とあります。

画像追記↓

 

「データ通信上の不具合」って何でしょうか?説明不足ですので全国の皆さん確認しましょう。

「HPで公開してますから十分説明しています」というのは、行政の側がいつもいうことです。

いま文科省の山口県のを見たら、11/23分が入っていました。文科省データを使ってる他のサイトでも入ってました。

↑上のグラフは文科省のHPですが、縦軸を0.1にすると上が見切れてわかりにくいです。改善を要求します。

それから、福岡県ですが、11/23はそのままでした。

 

山口県は表示されていなかった11/23のデータを、公開しています。

同じ理由で表示してなかったとしたら、北九州市にできないことはありません。

電話できちんと出すよう働きかけていきましょう。

「11月23日の空間線量データがグラフに表示されていない理由はなんでしょうか?早く表示するようお願いします。」

 


追記 文科省に電話しました。

原子力災害対策支援本部  電話番号:03-5253-4111

とりあえず、現時点で分かったこと。電話に出た人に、11/23のモニタリングポスト欠測理由を確認するも、即答できず。

とりあえず、八幡西の欠測状態を見てもらいました。

しかも、昨日の夜時点で出ていた「お知らせ」が朝消えている。私はこうなることを予測して画像をとっておきましたのであげてます。

それから、担当者の名前を訪ねたら、「名前は教えないことに決まりました」と言われました。

そんなことがいつ決まったのかと聞きますと

「2011年6月ぐらいから名前を出さないということが決まった。名前を出すと、

担当者がノイローゼになってやめた事態が出たため」

ということで、原子力災害対策支援本部に電話して、電話口の人に、何か調べてもらう際に名前を聞いても答えません。

官僚なのに、名前を名乗らなくて仕事するんですね。驚きました。

こちらの電話番号は聞かれましたので、かかってきたら内容をアップします。

 


 

 文部科学省から返事。

11/23は日本分析センターのサーバーダウンが原因。

その日はその旨HPでお知らせしたが復旧後は取り下げたそうです。

「お知らせの履歴をすべて残すべきだ、県内全欠測にならないようシステムを整備して欲しい」と改善を要求しました。

なぜ山口県のデータがもどって八幡が未だに出てないのかは不明。

名前は、イニシャルすら出さないそうです。加藤氏が代表だそうです。

機械が壊れたらいけないといっているわけではありません。

お知らせの履歴が残ってなかったら、「いつの間にか故障して、いつの間にか復旧したこと」が、

市民にわからないまま過ぎていくことになるからです。

データをきちんととり、公表するのは行政の責任です。

データを公表しなかったことで、今でも福島周辺、高濃度汚染地域の人たちは被害を受けているのです。

 


 

11/23の福岡県内のデータがグラフ上欠測していることについて福岡県に問い合せました。

 

「ネットワークシステムの不具合が原因。データはあるので今週中に反映するように更新する」とのことでした。(中川さん)