今回PM2.5の件で環境省のそらまめ君がサーバーダウンして見れない事態がたびたび起きました。その時は各県の県環境保健センターHPで、市民は速報データを見ることができました。
それと同じように、もし空間線量率の速報値を見ようとして、文科省がサーバーダウンしたらどうなるのでしょうか?
調べてみると、自治体によっては放射線モニタリング能力、HPの作りに差があるようです。原発立地県においては、見やすい地図入りでリアルタイムデータを県のHPで見ることができるのですが、山口県は、空間線量率データ速報値は、いったん文科省経由でないと見れない仕組みになっています。
山口県環境政策課のHPではリアルタイムデータを見ることができないのです。⇒http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15500/monitor/kukanhousyasen.html
山口県民は、県HPにリアルタイムデータが出てなかったら困ると思います。改善を要求していかなければならないと感じました。
従って山口県民は速報値が知りたい場合、一番近い県、福岡や周辺の原発立地県のHPでデータを見ざるを得ないということになります。これから先、隣国の核実験だけでなく、自国の原発事故も収束してないし、日本中で震災廃棄物が燃やされたり、岐阜県で核融合実験の予定があったり、どれだけの放射性物質が環境中に撒き散らされるかわからないような状況になってきています。なので、このブログ記事で山口県民としてチェックできることを、リンクなどでお知らせします。
判断材料がなければ話になりません。お手持ちのガイガーカウンターで計測したり、下記サイトを見たりしてご判断ください。
まずは単位から。
http://jp.newsconc.com/saigai/monitoring.html#12 より転載
よく原子力発電所などで放射線量を表すものとして用いられているのが「空間放射線量率」です。これは、「Gy(グレイ)」という単位で表されます。実際には、nGy/h(ナノグレイ/時)という小さい単位が用いられています。
これに対し、人体への影響の大きさを表すものとして用いられているのが「等価線量」です。放射線によって人体に与えられたエネルギー量(被曝量)」を表すものあり、「Sv(シーベルト)」という単位で表されます。実際には、μSv/h(マイクロシーベルト/時)という小さい単位が用いられています。
グレイ(空間放射線量率)をシーベルト(等価線量)に換算する場合であり、かつ外部被ばくの線量当量を求める場合には、一般的にグレイの数値に0.8を掛けることでシーベルトに換算できます(通常は、1グレイ=1シーベルトとして換算しますが、人体への影響の度合いとして考える場合には、0.8を掛けるということらしいです)。
ただし、自治体によっては、人体への影響度合いについても、1グレイ≒1シーベルトと表示しているものもあります。
グレイは、実際のケースで『ナノグレイ』が用いられているのに対し、シーベルトは『マイクロシーベルト』が用いられています。大きさを表す尺度として、『1,000ナノ = 1マイクロ』であるため、
1 nGy/h (ナノグレイ毎時) = 0.0008 μSv/h (マイクロシーベルト毎時) 1nGy/h ×0.8÷1,000 = 0.0008μSv/h |
という算式で換算されることになります(実際の計算をされる場合は、
次項「ナノグレイ (nGy/h) ⇔ マイクロシーベルト (μSv/h) の換算」をご参照ください)。
追記
公益財団法人 日本国際問題研究所 軍縮・不拡散促進センター に電話して CTBT高崎でデータをとってるかどうか聞いてみました。
データはとっているがHPなどで一般公開していない。CTBT高崎はHPもない。このデータは外務省が一元的に扱うものなので、外務省の指示があればこのHPで出す。 24時間監視しており全世界のデータが集まっている。現在も測定中である。リアルタイムではないが、外務省の指示により公開する。
感想
受付の女性は担当者が留守と言っていましたが、そのあと出てきて、たいへん冷たく対応をされました。放射性物質の拡散というのは結局軍事機密になってるんだなと感じました。