北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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縄文ロマン

2008-07-02 21:57:08 | 道外旅行記
暑くなったり涼しくなったり、なんだか慌しい陽気の北海道。
明日は曇りのち雨のようだけど、気温はそこそこ高いらしい。
どんな格好で出勤してよいのやら・・・。

さて、数日間が空いてしまいましたが、ここいらで、青森冒険記を再開します。
今日は、青森市郊外にある特別史跡「三内丸山遺跡」のレポートです。





青森駅前からバスで約30分、遺跡の入口に辿り着きました。

三内丸山遺跡は、今から約5,500年前~4,000年前の縄文時代の集落跡で、平成4年から発掘調査が始まり、竪穴住居跡や墓、盛土、貯蔵穴など数多くの跡が見つかり、それまでの縄文史の研究に一石を投じる形となりました。
発掘された跡からは、集落全体の様子や当時の自然環境などがうかがえます。
また、住居跡等の他にも、膨大な量の縄文土器、石器、土偶、装身具、さらにはヒスイや黒曜石なども出土しています。
その後、平成12年11月には国特別史跡に指定され、現在に至っています。





これが、遺跡のシンボルキャラクター「さんまる君」。
縄文人をイメージして作られたようですが、愛嬌があって親しみやすく感じます。

さあ、それでは遺跡の中へ入っていきましょう。











遺跡の中にある古代住居のうち、代表的な形の物を3枚掲載しました。
発掘された住居跡の形状を頼りに、古代の形態そのままと思われる形に復元されています。
入口が塞がれていないことから察しがつくかと思いますが、実際に中に入ることもできるようになっています。
もっとも、気温・湿度共に高く、これからの時期は灼熱地獄に見舞われてしまいますが。





なんと高い建物なんだろう・・・。
全景を写真に収めるのに、かなり苦労しました。(汗)
写真を見ておわかりかと思いますが、この柱、縦、横、高さがピッタリ等間隔なんだそうで、このことから、この時代既に、現在の測量に通ずる技術があったことが推察されます。






住居跡の他に、こんな物も設置されていました。
土器の形をした、水呑み場です。





おぉ、これは?
そう、今もなお進められる、新たな発掘作業です。
三内丸山遺跡では毎年発掘作業が行われていて、新たな発見に向けた取り組みが進められています。

先日紹介した木造駅周辺もそうですが、青森県内には、縄文時代に纏わる史跡群が数多くあるので、次回は、その辺に的を絞った旅でも計画してみようと思います。
コメント
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