ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

天空の露天風呂と天空の集落(2014/10/9)

2014年10月09日 | 2014/10 四国のたび3(まつり)
朝から雨だ。昨日、天気予報を確認したときには一日晴れの見込みだったが、剣山の周辺のエリアはかなり降るようだ。雨の日に山に登りたいとは思わない。次なる手は温泉と落合集落を回る。
 温泉雑誌に「ホテルかずら橋」の無料温泉手形が付いていたが、昨年は11月に祖谷に来たが、繁忙期のため入れなかった。丁度いい機会なので、日帰り入浴のできる10時まで待って利用させてもらうことにした。

ホテルの3階から60メートルくらいケーブルカーに乗って上がっていく。ここに露天の岩風呂がある。露天といっても、浴槽の上には全部屋根がかかっているが、谷の方角2面は壁がなく吹きさらしなので、眺めは抜群にいい。真下は見えないが向こうの山や集落を見ながら、お湯を楽しんだ。お湯は低張性の炭酸水素ナトリウム、無色透明、無味無臭だった。目を引いたのは岩風呂を組んでいる石が素晴らしいこと。石の種類は知らないが、そちらも楽しめた。

 ホテルを出発したところで、ホテルのすぐ横に湧き水があるのに気が付いた。「天神さんの御敷水」と書いてある。


 次に向かったのは「重伝建 東祖谷落合集落」。

この入り口の看板のところを左に上がっていくわけだが、狭い急坂。ここから先の国道439号も集落内の狭い道でどこにも駐車場所がない。先のほうまで行って折り返し、手前の2車線道路部分の路側が広くなっている場所にクルマを停めて、そこからは自転車で回ることにした。
 半分くらいは自転車から降りて押していくくらいの坂道で、結構汗をかいた。





下のほうから見ると坂道がうねうねとかなり高いところまで続いている。中央右下のかやぶきの家屋が「長岡家住宅」。おもての間にも囲炉裏が切ってある。おもての障子の横で椅子に座って向かいの山を眺めていたおばあちゃんが、留守番兼案内役のこの家のオーナーで、縁側にすわってしばらく話し込んだ。





おばあちゃんのご主人が大工で、昭和26年ごろ倉庫にするためにこの家を買い取ったのだそうだ。昔はこの家は庄屋だったそうで、そのために家族用のほかに来客用にも囲炉裏があるようだ。
 ここからさらに上に上がる。









 一番上まで行って、畑仕事をしていたおばあちゃんとしばらく話し込んだ。広島、宮島にも行ったことがあると話してくれた。

 帰り道は下りで楽々だが、狭い急坂、急カーブなのでスピードが出ると怖い。

 ここから先は剣山の駐車場まで狭い谷あいの道が続く。狭い道で大型ダンプが向こうから来たのにはまいった。ゆっくりと50メートルくらいバックして離合。こういうところにはあまり来たくはない。山道に入ると1.5車線くらいの道だが急カーブの連続。

 そんなこんなで今日はほとんど3速で登り坂、走行45.2キロ、燃費は5.9Km/L。たったこれだけの距離だが3時間くらい走っていたような気がする。
 18時現在まだ雨が降っている。明日は晴れの予報だったのが、今時点では曇りになっている。
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