ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

通潤橋の放水は待って正解、道の駅「うき」に来た(2014/11/9)

2014年11月09日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
夜半からの強い雨が屋根をたたく。8時になっても雨は断続的に続いている。昨夜からの車中泊は自分たち1台だったようだ。昼までここで放水を待つつもりでいるので、今まで道の駅正面に停めていたクルマを営業の邪魔にならないように隣接する体育館の横に移動させた。放水時間に近くなると道の駅にも多数の車が入ってきている。


 
 通潤橋は水のない台地に水を送るために作られた送水用のアーチ橋だが、橋の位置が両側の丘よりも低いために単純な導水路ではなく逆サイホンの水路になっている。1854年の金属やプラスチックのパイプなどない時代に、長期間漏水しないように石の導水路を作ったことに感心する。放水は逆サイホンの最下部に堆積した砂などを放出するために行うが、現在では観光用だ。

 11時50分頃に通潤橋の放水口のところまで上がってみた。水路の放水口には木栓とつっかい棒。







11時55分ごろに向こうからハンマーを持ったおじさんがやってきて、12時の定刻になったら木栓をハンマーで緩めてあっさりと水を放出した。

 上から、下からの放水の模様。







 今日の温泉は美里町の「元湯佐俣の湯」。これも雑誌の無料温泉手形利用。



建物の見た目は今ひとつだが、お湯はすばらしい。無色透明のアルカリ性単純温泉と表示されていて、温泉成分も多くはないが、浴室に入ったときに若干の硫黄臭(硫化水素)、湯に入るとすごいぬるぬる感が気持ちいい。実質の湯で勝負の温泉だ。

 ここを出発してしばらくしてから「スムーサーEx」の警告ランプがついた。道路わきに止めてマニュアルを引っ張り出してみると、いすゞの販売店に持ち込むように記載されている。今日は日曜日でもあるし、近くのいすゞは八代だ。とりあえず最寄の道の駅「うき」で車中泊して、明日の対処とした。ついでに道の駅の向かいにあったコインランドリーで洗濯。



 本日もっと先まで行くつもりだったが、このアクシデントのため走行は42.5キロ、燃費は10.9Km/L。

 ここ道の駅「うき」は新しい道の駅のようで設備がきれいだ。メインが地元物産館と思えるほど物産販売の店が正面にドーンと構えている。弁当や惣菜の類もいろいろある。そうとは知らず惣菜は買ってきたので、1300円でメロンを買ってみた。食べごろは明日以降と表示されていたが、まだかなり硬い感じだ。



 
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高千穂あちこち、そして道の駅「通潤橋」へ(2014/11/8)

2014年11月08日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
今朝の道の駅「高千穂」。





 天の岩戸の立役者、天鈿女命と手力男命のコンクリート製の巨大な面が据えられている。

 まずは高千穂神社に参拝。祭られているのは天孫のニニギノミコトと木花開耶姫の夫婦のほか14神。





 広くもなく、きらびやかでもないが厳粛な気持ちになる。こういうのをパワースポットというのだろうか。

 高千穂神社から谷を少し降りた高千穂大橋脇の公共駐車場にクルマを停めて、遊歩道を歩いて高千穂峡に向かう。







 団体の観光客が次々に遊歩道をやってきてかなりの混雑。峡谷の崖と淵と滝とそろって神秘的な環境だが、川のボートが少々俗っぽいのと、まだ紅葉には少し早かったのが残念。

 今度は山に向かっていって、国見ヶ丘からの展望。



 明るい曇り空ですっきりしないが、高千穂の町も狭い土地の小さな町だ。こんなところを舞台にした神話を、だれが作り上げてメジャーにしたのか。

 最後に天岩戸神社。





祭神は天照大神。この社の後ろのほうに天の岩戸があるようだ。ここから少し川を遡って、天安川原まで行ってきた。


 この洞窟のところで神々が天照大神を引っ張り出す相談をしたのだとか。

 今日の温泉は高千穂から国道218号線を西に少し走った、ごかせ温泉「森の宿 木地屋」。



 広い総合運動公園のようなところの最上部にある。内湯だけで単純な長方形の浴槽。そしてお湯はちょっと熱め、無色透明だが、すばらしくぬるぬるする。成分表示はなかったがpH 9.3だそうだ。気持ちのいいお湯だった。

 走ってきたのは道の駅「通潤橋」。目の前に通潤橋が見える。明日は丁度日曜日で正午に観光放水が行われるそうだ。今夜はここで車中泊して明日の放水を見てから出発しよう。





 本日の走行は69.0キロ、燃費は9.3Km/L。
 

 
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阿蘇中岳は噴煙が(2014/11/7)

2014年11月07日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
 道の駅「小国」で5時半に目覚めた。今日の阿蘇地方の天候は晴れ。よし大観峰に行って阿蘇をバックに日の出を見よう。(最初からそのつもりだった)今日の日の出は6時半ごろだ。
 クルマの中を片付けて出発したが、大観峰に着いたのは6時40分。思っていたよりも北寄りの雲の切れ間から朝日が顔を出している。(地図も位置関係も確認せずに、阿蘇の山のどこかから太陽が出てくると思って走って来た)

 (横長の画像をクリックすると2,400ピクセルの画像が表示される)

 寒さも相俟って荘厳な気分になる。中岳は盛んに噴煙を上げている。空のグラディエーションがなんともいえずきれいだった。

 阿蘇連山から朝日が昇るのを見ようとすると、ここよりももっと西よりの赤水の上のほうから俵山峠展望所にかけてのエリアを、季節により選択する必要があるというのが、本日の反省。

 ここで朝食をとり、ゆっくりと阿蘇カルデラに下りて道の駅「阿蘇」で昼食やら野菜などを買う。
 キャンピングカーも10台以上が停まっていて、おそらくここで車中泊していたのだろう。ここは水平で大型トラックは小型エリアには入れない、トイレもきれい、水も外の流しがある、温泉は隣にあるという道の駅車中泊の5星のようなところだ。

 しばらくのんびりしてから、阿蘇パノラマラインを中岳に向かって登っていく。

 途中の牧場で牛と馬が放牧されている。

 米塚の手前の放牧地がゴルフ場みたいに見える。

 草千里の手前の尾根の上から中岳が良く見える。昨年7月17日に火口に上って行ったときに比べると数十倍の規模の噴煙が上がっている。これでは火口周囲1キロは立ち入り禁止のはずだ。(2014年8月30日からレベル2規制)ロープウェイは休止、登山道路も閉鎖は御嶽山の事故が無くても当然だ。

 
見ているうちに噴煙がロープウェイの下側の駐車場のほうに流れている。あそこまで行っても灰を浴びるだけなので、ここでUターンにて温泉に向かう。

 今日は阿蘇白水温泉 瑠璃 。かなり大規模な日帰り入浴施設で宿泊、食事もできる。地元特産品も売っていた。
 お湯は無色透明で源泉湧き出しに近い場所は熱め、離れた浴槽はぬるめ。露天は大きな浴槽が2つ。昨日の黒川温泉 旅館「こうの湯」と同じように温泉成分が白から褐色に析出、そして水面下は黒に染まっていた。ちょっと肌がつるつるする。これで300円と安いのもいい。

 温泉から出たら名水を汲みに行く。
 名水100選の白川湧水。ここまで駐車場から300メートルくらい歩く。奥のほうで湧き出している川になっている水を川辺で柄杓ですくってボトルやポリタンクに入れる。柄杓も大中小のじょうごも備え付けてある。この場所の入り口で協力金一人100円を徴収する受付がある。自分たちは20L+10Lのポリタンクに2LのPETボトル7本だからまあいいか。水を少し飲むだけの人も湧水の雰囲気を味わう入場料みたいなものかな。

 美味しい水が欲しいだけなら阿蘇神社だったら無料でアクセスも近いんだけど、味の違いがわからない。

 さて今夜は道の駅「高千穂」で車中泊。ここの近所でいろいろと見所がある。すべては明日だ。
 今日の走行は112.3キロ、燃費は9.2Km/Lだ。
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久住山(1786.5m)に登る(2014/11/6)

2014年11月06日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
長者原駐車場で今日の天気を確認した。朝方は曇りだが午後からは晴れ。風も無いようだ。今日は久住山に登る。日本百名山だ。朝食を食べ、山登りの準備を整えてまずは牧ノ戸峠駐車場に向かう。
 6時半ごろの長者原駐車場と九重連山(三俣山?)

 7時前に牧ノ戸峠駐車場に着いたが、駐車場はがらがら、登山者が数組出発していった。

 7時半に登山計画書を書いて早速登り始める。奥はもちろんお留守番で、これから二度寝だそうだ。

 最初はかなりきつい遊歩道のような感じだが、目の前の岩山越えが少し難所。後は斜度の緩急、岩がごろごろというのはあっても基本的には初心者コースで助かった。

    やっと久住山が見えてくる。

  10時久住山山頂に到達。

ここまでの行程でも噴煙を上げる阿蘇中岳が右手に見えていたが、山頂から見るパノラマは雄大で美しい。(小さい画像をクリックすると1,800ピクセルの画像になります)



 こちらは星生山と硫黄山の噴煙。

 お昼には早いのでそのまま下りにかかる。登ってくる登山者が多い。一番びっくりしたのが半袖のTシャツに500PETボトルひとつ下げた外人カップル。おいおいそれで大丈夫なの?と思ったが言葉が出ない。

 それはともかく、どんどん下って避難小屋のある広場の端で阿蘇の中岳の噴煙を見ながら昼食にした。


  これだけの標高だと黄葉は終わりかけ。ほとんどの木は葉を落として、くすんだ色になっているが、今が最後の見頃かな。

 牧ノ戸駐車場まで降りてきたのが12時45分。駐車場は満車になっていた。

 この後、黒川温泉まで下って無料温泉手形で入浴。
 旅館「こうの湯」の露天風呂「森の湯」で、木立に囲まれた、とてもいい感じの大きな露天風呂、ちょっと熱めの薄い緑白色のお湯で浴槽の縁の岩に白い成分が析出しいる。それが水面近くでは褐色、お湯の中は真っ黒になっている。すごく温まるお湯だった。

 奥はもう一軒温泉手形のあった旅館「山河」に入浴した。こちらもいいお湯だったようだ。

 今夜は道の駅「小国」で車中泊。すぐ近くにスーパーマーケットがあって、ここで買い物をして道の駅に落ち着いた。建物の形は奇抜だが、1階がお土産とトイレ、2階が観光案内ほかで運営上は地場の物産が無いだけの普通の道の駅だ。面白いのは道の駅の駐車場を囲むように飲食店が並んでいる。


 残念なのは24時間トイレが駐車場とは反対側に公衆便所のような雰囲気で作られていて、ちょっと臭うところも公衆便所並のところ。

 今日は久住山に登っていたので32.5キロとほとんど走行なし、燃費は10.4Km/L。20時のサブバッテリー電圧が24.3Vなので明朝までバッテリーがもつかどうか心配だ。








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深耶馬渓を満喫、やまなみハイウェイに合流して長者原に(2014/11/5)

2014年11月05日 | 2014/11 宮崎・熊本のたび
 深耶馬渓の駐車場まで来て安心したのか二度寝をしてしまって、起きたら10時になっていた。ごそごそと起きだして朝食の後に一目八景を見に行く。
 駐車場も心配していたほどの混雑でもなく、かなり余裕がある。
 

 駐車場から道路沿いに200メートルも歩いていくと、道路わきに一目八景の展望所がある。ここからはいくつもの柱状節理の岩塊が一望できる。そこに紅葉、黄葉の木々があって迫力の中にもやわらかい彩りが目を楽しませる。ただもう少し紅がほしい。あと1週間~10日後が最高の時期だろう。
 



 帰り道は橋を渡って対岸を帰り、群猿岩の直下まで登ってきた。ここまで来ると岩がすごい迫力で迫ってくる。


 ここからは山越えで玖珠町に出て、道の駅「童話の里 くす」に立ち寄った。


 ここには手作りパンの店や弁当、惣菜、野菜もそろっている。この先スーパーマーケットもない様子なので、ここで今夜と明朝の食事を買った。
 
 ちょっと脇に入ったところに雑誌の温泉手形が使える、壁湯温泉「福元屋」の洞窟風呂があったので立ち寄った。

洞窟風呂は露天で目の前が川になっている、野趣があって源泉かけ流しだがお湯がぬるくて、浴槽が浅い。奥は有料で利用したが店の人が無愛想で気持ちよく入浴とはいかなかった。

 今夜はやまなみハイウェイの長者原で車中泊する。ここはキャンピングカーのマナーが悪いために締め出しを食っているという話も聞いていたが、いまはシーズンオフでもあり閑散としている。ただ駐車場のトイレは16時から8時半まで閉鎖されていた。

 ビジターセンター横のトイレは使えるようなので、ここで車中泊。


今日の走行は56.5キロ、燃費は7.9Km/L。
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