空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

「人は変われる」・・・高橋和巳著・・・を読む

2013年05月08日 14時54分56秒 | 思考試行

本の帯の言葉を引用する。

「境遇を変えたいと思うと、人は変わる。」

「私たちが自分の人生が後半部分に入ったことを自覚させられるもっとも大きな変化は、私たちの人生全体の時間に対する感覚がかわってくることである。自分の人生の時間は無限にあると思っていたが、後半を自覚したとき私たちは自分の時間が死という事実で制限されていることに気づく。そして、その時間は毎日の日常生活の刻一刻の時間と連続しているのである。この単純な事実を自覚したとき、私たちのこころは死を見つめ始める。こころが死を見つめ始めたとき、こころは自然に、その事実を正確に理解し、解釈しようと働き始める。」

21年前の本である。環境が同じでも、悲観的になって、希望がもてないという人があれば、生き生きと、前向きに生きている人もいる。

著者は、その人の「解釈」にその違いのもとがあると喝破する。精神科医としての経験から、人が変わる瞬間にも立ち会っている。人間の仕組みに触れて、説得力がある。この当時にすでに、ガンの自然退縮の話もでてくる。

人間のもつ、自然治癒力は、気と大きな関係がある。たしかに、考え方を変えると、状況が変わる。この解釈をかえることで、人生が変わることを知ることは、まことに有益である。昔に購入した古本の中から、偶然見つけたものである。本を持っていても、読まなければ活かせない。間に合った感が強い。ラッキー!である。