慰安婦問題をめぐって、昨日、海外メディアに釈明した会見の内容をみて、橋下氏は、間違ってはいないと思った。彼のいうとおり、前提をぬいて、わざと誤解してみせたのが、マスコミの仕事であった。
それに海外も乗った。なんと脆弱な構造であることか。こんなことで政治家を葬れるのならば、地球人はたいしたことはない。程度が低い。
朝日新聞の今朝の記事をみて、その扱いの大きさをみてびっくり仰天した。彼の影響力の大きさを示すものだが、これで、誰が悪いのかが読み取れないとするなら、国民も大したことはないと言わざるをえない。
彼はしっかり話している。朝日の見出しは、民主党政権のときのような不当性は見当たらなかったが、姿勢はどこにあるのかといえば、どっちつかずで、はっきりしない。だが、内容を詳しく報道しているのは、いいことである。
せっかくの大きな論争になったのだから、この際、すべてをまな板にのせて、徹底的な議論をすべきである。敗戦国が、戦勝国の言うままの歴史観を受け入れるのは、人類の未来にとってもいいことではない。
アメリカはすべて正しいのか、韓国のいうとおりの歴史だったのか、中国の歴史観はどうか、徹底的な解明をしていくことである。民主主義についても、日本は誇れる状態だろうか。世界の民主主義の状況はどうなのだろうか。
弱肉強食の実態を覆い隠す、非人間的構造を温存したままではないのか。そういう課題が、ただちに浮かび上がる。