セクハラで天下の財務省事務次官が辞任した。音声まで出されて、それでも粘っていたが、マスコミに追い回されて、仕事にならないから辞めるという話だ。
だが、女性記者がひとりで、「男」の事務次官と会食、(お食事じゃないか)をするのは、事情があるではないか。ムクツケキおっさんに、女性が取材と会いにきてくれるのだ。会社の方も、女性を武器にネタをとってきてくれたら有難いと思っているにちがいない。
大物官僚だって、男である。相手にその気があれば、いいことがあるかもしれないと、少しは思うのではないか。男と女の関係は、本人同士が恋愛するというのは、普通のことであって、ましてや出世コースのトップに上り詰めたような人間は、当然自信もあるだろうし、女性にももててきたのではないだろうか。
軽く、エッチな話をして、相手がのってくるかどうか間合いを測りながら、そして、取材に応じるような会話をしているわけだ。
それをセクハラと言われてしまって、まるで、猪が罠にかかったようなものともみえる。セクハラとして、マスコミの儲けのタネになる材料ともなるし、この問題は、いろんな側面がある。
もっと言えば、恋愛に持ち込んで、取材をするケースもないとはいえない。そうして取ったネタでも、取材の仕方を攻撃されて、大事な問題が、ウヤムヤになったこともあった。
新潟県知事のケースは、人間的に正直な人で、むしろ好感がもてる。彼の、華々しい経歴にも関わらず、男としての、幸せがつかみにくかったのだろうが、これも罠にはちがいない。
相手がリークしたら、これは逃げようがない。お金をはらって、生理的欲求を満たすことが合法であれば、問題はない。今の時代、合法とされる地域もあるだろうが、タテマエからは認められない。
都合のわるい人間を、落とすには、「違法な状態」に引きずり込むことだ。その実績ができれば、彼は、もう独自の行動をとることはできない。「なにものかに」しばられるのである。