自分がもっとも関係のある話を、誰かが、ヘンなことをしたかのように、膿を出し切るなどと、他人事のように発言する姿は、不思議な光景である。
こういうことが言える人間は、もっとも信頼できない相手であり、恥を知らない人であり、人でなしである。そして、こんな人にくっつくならば、東大法学部を優秀な成績で出たといっても、とってもカッコの悪い役回りをさせられることとなる。そして、最後は、トカゲのしっぽとして、悪いことをした人間として、貶められる。
改竄をやらされて、自殺者まで出てきた。耐えられなかったのだろうか。こういう事情こそ、詳しく取材してほしいものである。ここに問題の本質がある。安倍首相のような、子供でもわかるようなうそをつく人間が、平然としておれる世の中というのは、腐敗しきった道理が通らない、とんでもない世の中だということである。
いつまで、こんなことを続けておれるのか、それは、国民の責任も大きい。国民が馬鹿にされているのに、気づいていないのである。気づかなければ、権力者は、好きにできる。力でねじ伏せるか、騙すか、権力は使い分ける。国民がしっかりと、自分のことばかりではなく、他者との関係や、人類、社会、他の生物、環境などなど広い視野を持たなければならない。
しっかりした目を持たなければ、みんな共倒れになるほかない。