プロセス（ 過程）

少し有名なら、名前だけで検索しても、その人の現在が解り、そして、あらましの人生の構造さえ解る。インターネットの力である。

グーグル検索で、知人の消息をたどると、だいたいにおいて、予想どおりの、人生のプロセスを経過している。

公務員の世界では、学歴がモノをいい、階層を形成し、世にいう天下りを繰り返して、それなりの地位を確保している。

エリートで無い場合は、個性に応じて、力のある者は、社団・財団の法人の専務理事あたりになっているのは、「成功者」といえるのだろう。

背景には、許認可との関わりがあって、事情を通じていないと、事がすすまない現実がある。それは、どこの官庁も縄張り意識を明確にもっているから、人事は、最大の関心事であり、また、予算獲得は、権益の維持拡大のための、原資であるから、名前を変えても、理屈を変えても、既定の権益は絶対に確保する。組織の論理が貫徹している。

それを民主党政権は、意識している。具体的に、必要かどうか、優先順位を決めようとしている。国民第一を、スローガンに掲げた。

政治家が、ただ口でいってただけで、本当の支配構造には、入れなかった領域である。実際は、許認可の権限を持つ役所支配を、崩すつもりもなく、それほどのビジョンを持っていなかったのである。

どうやら、今回は違うようだ。だが、検察が動き出している。デマや工作が始まるかもしれない。国民が、本質を把握して、このプロセスをキチンと理解し、注視していくことが重要である。