日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
群馬・「赤城自然園」で、森林セラピー・・・シラネアオイ、クリンソウと出会いました
群馬・渋川にある「赤城自然園」は、「森林セラピー基地」に認定されています
「森林セラピー基地」は、特定非営利活動法人森林セラピーソサエティによって、癒し効果が科学的に検証された「森林浴効果」(=森林セラピー)があると認定された森林やウォーキングロードを持つ地域のことをさします
現在は57の地域が認定されているそうです
森林セラピーは、森を楽しむことで、心身の快適性を向上させ、保養効果を高めていく「森林浴効果」によって、リラクゼーション効果や免疫機能の改善など予防医学的効果が期待できます
自然園の園内は、『セゾンガーデン』、『四季の森』、『自然生態園』の3ブロックにわかれており、赤城の様々な植物、昆虫にであうことができます
『四季の森』では、今の時期もっとも森のセラピーが満喫できました
『四季の森』入口・松の樹林の中で、どのくらいの株があるのかわかりませんが、見事なシラネアオイの群落がありました
シラネアオイの群落です ・・・ 奥の樹林のなかに見える建物は、炭焼き小屋だそうです
シラネアオイ(白根葵)は、キンポウゲ科シラネアオイ属の多年草の一種で、深山の植物・日本固有種です
花の咲く時期は5~6月なのですが、ここ赤城自然園では先月終ったばかりで、一個として花はなく、種子ができていました
花は花弁がなく、7cmほどの淡い紫色の大きなガク片が4枚あり、大変美しい姿をしているのですが、見られず残念!!
葉はカエデに似た手のひら状で、互い違いに生え、葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があります
花の後にできる実は、扁平な形で、熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出します
シラネアオイの葉と実
シラネアオイの群落を抜けると、緑陰を流れる川の縁にはクリンソウが沢山咲いていました
山間地の、比較的湿潤な場所に生育し、時に群生しています
草丈は50cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型です
花期は6~8月、10~20cmほどの鋸歯を持つ葉のロゼットを作り、その中心から花茎を伸ばします
花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「9輪」に似ていることが名前の由来となっています
小川の川べりに咲く色とりどりのクリンソウ
花は地上から伸びた花径の先に数段に輪生してついています
花径は2~3cmで、花の色は紅紫色、白、ピンクと白の混じり、等々カラフルです
花冠は先で5つに裂け、横に平らに開きます
それぞれの裂片の先は浅く2つに裂け、萼片は緑色で5枚あります
雄しべは5本、雌しべは1本です
クリンソウの花言葉は、「 幸福を重ねる 」、「 物思い 」 です