日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
枯れ葉の中で、ツチグリが一杯顔を出していました
近くの公園の雑木林を散歩したら、落ち葉の中で、ツチグリが一杯顔を出していました
まるで小ぃちゃな蛸(たこ)が、枯れ葉をかき分け歩いているようです
ツチグリはニセショウロ目ツチグリ科ツチグリ属のキノコで、夏から秋、林内の道端や土の崖など路傍で普通に見られる中型のキノコです
ツチグリの形はとてもユニークな形状をしています
幼菌時は土に少し埋もれ、大きさは2~4cmほど、形は球型、白色~灰褐色をしています
成長するとヒトデのような形に外皮が開き、6~10つほどに分かれ、ツチグリの特徴的な形になります
転がり出てきたようなツチグリちゃん達
開いて反り返った外皮は硬くて厚みがあり、表面にはひび割れのような模様がでて、まるでなにかの生き物のようです
内膜に包まれた中心部分にある球型の袋は、グレバ(胞子が放出される部分)といい、微毛状の薄い膜で覆われできています
グレバの色は褐色~濃褐色で、成熟すると頂上の中心部分に穴が開き、そこから胞子を放出されます
グレバに穴の開き始めた ツチグリ
外皮はおもに2層の構造となっており、内側の層が水分を吸収して膨張することで乾湿に合わせ、開閉します
乾燥すると外皮は丸まり、胞子の袋を包んで全体が球形にせり上がるようになっていきます
球形をしたグレバは、外皮によって空中湿度を感じ取り、雨に当たりやすくして胞子を排出しやすくするようです
雨粒が当たると胞子を発散するところから、「きのこの晴雨計」とも云われているようです
ツチグリの幼肉は白色~ココア色で成長すると共に変化していきます
ツチグリの見た目からは何となく食不適のようですが、球体外皮が裂ける前の松露に似た個体は食用になるようです
食べる場合は幼菌の場合に限るようです
必ず二つに割って中が白いものを選ぶといいようです・・・( 根があるところや皮でも黒っぽい箇所は切り取る事や、中が黒味の混じったものは裂けましょう )
ツチグリは、「味噌汁」、「バター炒め」、「味御飯」が美味しいそうです