日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
観葉植物・スパティフィラムが花咲くのを見つけました
昨日に続いて・・・
群馬・高崎の植物園に行った折、見つけたスパティフィラムです
スパティフィラムは、サトイモ科、スパティフィラム属で、分布は中央アメリカや南アメリカの熱帯域が中心です
主に森林の湿地に自生しています
スパティフィラムの葉はササのような形で、光沢のある深緑色をしており、真っ白いアンスリウムにも似た花を咲かせます
勿論白い花のペラペラした部分は花びらではなく「仏炎苞」で、花の中心にあるブツブツした棒は「肉穂花序」です
スパティフイラムは株分けや実生によって増やすことができ、多くは観葉植物や切花用に栽培されます
やや乾燥に弱く、特に小さな株は水分が少なくなると葉がしおれますが、この場合はすぐに水を与えると数時間で元に戻ることができるようです
日照不足には強いが、花を多く咲かせるには肥料と光を与える必要があり、日陰から急に日向に移すと葉焼けを起こしやすいようです
光沢のある緑の葉と白い苞のコントラストが美しく、条件がよければ年中開花します
スパティフィラムの花咲く姿です
スパティフィラムの仏炎苞は開花後もすぐには枯れ落ちず残ります
常緑多年草で、根茎か短い地上茎を有しています
スパティフィラムの「肉穂花序」をアップしました
花はどこにも見えません
ゴツゴツした青い粒の先端に枯れた花の跡が見えます
あれが花なのかもしれません
チャンスがあったら、もっと観察してみたいものです
スパティフィラムは、12月23日の誕生花です
スパティフィラムの 花言葉は、「 清々しい 」、「 清らかな心 」 です
観葉植物アンスリュームのツボミって!?
先だって行った群馬・高崎の植物園で、 観葉植物のアンスリュームが花開いているのを見つけました
アンスリュームは、サトイモ科・アンスリウム属の多年草で、原産地は熱帯アメリカ、西インド諸島です
種類は色々あり、大別すると地面に根を下ろす地生種や、気根を茎から出して、樹木などに張り付いて生長する着生種があり600種以上が分布しているそうです
アンスリュームの草丈は、10~80cm、花期は5~10月頃とながめです
園芸では、用途別に葉を鑑賞するものと、花を観賞するものに分けられ、主に観葉植物や鉢花、切り花として扱われています
属名の「アンスリウム(Anthurium)」は、ギリシア語の「anthos(花)」と「oura(尾)」という意味で、真ん中に突き出た肉穂花序が動物の尾のような形になることにちなんでいるとされています
和名は、ハート形の花をうちわにみたてたもので『ベニウチワ「紅団扇」(アンスリウム・シェルツェリアヌム)』、『オオベニウチワ「大紅団扇」(アンスリウム・アンドレアヌム)』などと呼ばれます
英名では、フラミンゴの立ち姿に似るため「flamingo flower(フラミンゴ フラワー)、または tail flower(テイル フラワー)、oilcloth flower(オイルクロス フラワー)」等の呼び名があります
アンスリュームのつぼみ(?)・・・紅い棒からどんな花が開くのでしょう!?
アンスリュームは、長い軸を伸ばして、その先に1枚・ハートを狭めたような形の葉を付けます
葉は濃緑で、表面がビロード状に鈍く輝き、葉脈の色がくっきりと浮き出ています
形は種により様々で、葉の大きさは長さ1mになる大きいものもあります
アンスリュームの花の本体は、葉の変形した花びらのような赤い仏炎苞の中央の棒状をした肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれるものです
紅い仏炎苞が割れて開き始めていました ( 中央の白い穂のような柱状のものが、肉穂花序です )
仏炎苞の直径は、約10~15cmあります
仏炎苞の色は、鮮やかな赤がポピュラーですが、ピンクや白、緑、黄緑もあるようで、観葉植物としての鑑賞価値はこの仏炎苞が対象になっているように思えます
仏炎苞は、厚みがあってワックスをかけたような光沢をもち、一般的にハート型、卵形ですが、細長くとがった形ものなどがあります
アンスリュームの花姿 ・・・ハート形の紅い仏炎苞と中央の肉穂花序でなっています
肉穂花序は小さな花が寄り集まりくっついている形です
小さく目立たない花ですが、よく見ると4枚の花びらと4本の雄しべ、1個の雌しべがあると云われています
花後に、白や赤の球状の果実を房状につけます
肉穂花序のアップ 花後の果実ができ始め・・・緑ですが、この後赤くなるのかな!?
アンスリュームの花言葉は、「 可愛い 」、「 無垢な心 」、「 情熱的 」、「 心は燃えている 」、「 恋にもだえる心 」 です
花の咲く様子が、とても不思議なイメージをわかせてくれました
群馬・新田のジョイフル本田・ボタニックガーデンに行って来ました
何となく思い立って、一週間ほど前ですが、群馬・新田にあるジョイフル本田内の「アンディ&ウィリアムスボタニックガーデン」に行って来ました
北関東道太田藪塚ICを下りて、20分くらいのところに、ジョイフル・本田はあります
「アンディ&ウィリアムスボタニックガーデン」は、イギリスの大きなカントリーハウスに付随する伝統的で歴史のある庭を再現した、我が国では数少ない本格的イングリッシュガーデンで、2002年の開園だそうです
「ボタニックガーデン」には、「彩り」と自然美」のテーマパークを自称した総面積約2万へーべの敷地に、いくつもの雰囲気異なるイングリッシュガーデンが造られています
それぞれのイングリシュガーデンは、季節ごとの自然を色々の表情で見せてくれます
「ボタニックガーデン」の入り口はビィクトリア調のエントランスガーデンで、華やかなカーペット状の模様花壇となって、色鮮やかな一年草とカラーリーフや多肉植物とのコントラストを活かして、季節ごとにデザインを変えて迎えてくれます
「ウェルカム(WELCOME)」の刈り込み文字が目立っていました
ビィクトリア調エントランスガーデン (中央正面が、ボタニックガーデン入口)
入口を潜れば自然な風景の広がるガーデンがいくつも見る事が出来ました
入口近くには、「ダウコートガーデン」と呼ぶガーデンが造られていました
ダウコート(Dove Cote)とは鳩小屋の事で、鳩小屋をフォーカルポイントに置き、幾何学模様に小路をめぐらせ、植栽スペースを背の低いヘッジで取り込み、フォーマルな雰囲気を演出するというのが狙いのガーデンだそうです
黄葉が始まり、咲き残ったバラの花が秋の深まりを教えていました
「ダウコートガーデン」 ・・・(向かって右に「ダウコート(Dove Cote)」あります)
入り口正面からは、メインパスが貫いています
細長い形の池を真ん中に、両脇にさまざまな季節の植物が植栽されたガーデンで、「ジョイフルガーデン」と名付けられ、ボタニックガーデン全体のほぼ中央に造られたメインガーデンとなっています
ウィンザーティールームが以前ありましたが、訪ねた時は閉じていました
ティールーム前のテラスから「ジョイフルガーデン」の黄葉を眺めました
池の姿は見えませんが、晩秋の彩りがとても綺麗です
「ジョイフルガーデン」の秋 (中央モミジの向こうに池があるのですが・・・)
「ジョイフルガーデン」を越えて奥深く広がって進むと、そこはより自然な風景を持つガーデンへと繋がってゆきます
そこにはちょうどイギリスのカントリーサイド(行ったことないのですが…)を思わせるような豊かな空間が存在し、そこでは数多くの趣ある樹木やシュラブ(=バラの仕立、剪定をいいます)、宿根草や球根、その他思いつくあらゆる植物が育てられています
イングリッシュガーデンといえば、本来雄大な風景式庭園がモチーフです
ボタニックガーデンには、ガーデン全体の約半分の面積を占め、大きな湖を模したガーデンがあります
「ウッドランド&レイク」と呼ばれ、ボタニックガーデンの中で憩いの場所になっているようです
ウッドランド&レイク」の秋 (➝この森と湖は18世紀の英国の風景庭園をイメージしたそうです)
模された湖周りを散策しました
紅葉一杯、鴨が泳いでいましたが、私の姿を見て隠れちゃいました
ウッドランドの奥に、「コニファーガーデン」と名づいたガーデンがあります
コニファーとは、針葉樹の総称ですが、全てが常緑樹ではなく、黄葉するものもあるようです
「コニファーガーデン」には様々な色や形のコニファーが植えられて、他のガーデンよりも寒いときが一番美しいガーデンとして、「ウインターガーデン」とも呼ばれているそうです
「コニファーガーデン」 (手前:植栽はハイマツ群です)
ボタニックガーデンの中で特徴あるガーデンがあります
「サンカンガーデン」といい、日本語に翻訳すると「沈床花壇」・つまり低い位置から花を見るようになっている花壇をいいます
「サンカンガーデン」 (中央の池は水生植物は見られませんでした)
池の中央には噴水があるようなのですが、なぜか水は出されていませんでした
階段を下りて石畳を踏む感じは、ちょっぴり英国貴族の感じを味わいました
「シールズパレード」と呼ばれるガーデンがあります
「シールズパレード」という名前の由来は、アンディとデヴィッドのシールズ、兄弟が造り上げたパーゴラなので、この名前が付いたのだそうですが、厚さ2cmのテコラッタタイルをらせん状に積み重ねて造った柱が見事な造形として見られました
「シールズパレード」 に晩秋の陽射しです
バラの咲くシーズンは、ツルバラのゲートとなってさぞや見事のようです
バラの花が咲いていない今の季節でも、十分その美しいシルエットが楽しめました
「シールズパレード」 の秋を見ました (向かって右:パンパスグラスが今が盛りです)
ガーデン最奥・二本の路の交差するところには、「センテッドガーデン」と呼ばれる小さなガーデンがあり、全体のまとまりを現わしているところと云えます
中央に日時計があり、フォーカルポイントとされています
「センテッドガーデン」 ( 向かって左: タイル柱 、奥:テンプル)
「センテッドガーデン」の広がる芝庭の奥には、ドーム状の建物と彫刻があります
この場所はテンプルローンと呼ばれているようです
ドーム状のテンプルは、ゲートからも目立って見えます
踏み込むのが気が引けるほどのエバーグリーンの芝生庭は、広々し、入ると庭の広がりが美しい空間として迫ってきました
「ビーナス」はちょっと雨風で汚れちゃっていました
せっかくなんだから少し綺麗にお化粧してほしいなと思いましたが、汚れているのもイングリシュ的なのでしょうか
枯れ葉の中で、ツチグリが一杯顔を出していました
近くの公園の雑木林を散歩したら、落ち葉の中で、ツチグリが一杯顔を出していました
まるで小ぃちゃな蛸(たこ)が、枯れ葉をかき分け歩いているようです
ツチグリはニセショウロ目ツチグリ科ツチグリ属のキノコで、夏から秋、林内の道端や土の崖など路傍で普通に見られる中型のキノコです
ツチグリの形はとてもユニークな形状をしています
幼菌時は土に少し埋もれ、大きさは2~4cmほど、形は球型、白色~灰褐色をしています
成長するとヒトデのような形に外皮が開き、6~10つほどに分かれ、ツチグリの特徴的な形になります
転がり出てきたようなツチグリちゃん達
開いて反り返った外皮は硬くて厚みがあり、表面にはひび割れのような模様がでて、まるでなにかの生き物のようです
内膜に包まれた中心部分にある球型の袋は、グレバ(胞子が放出される部分)といい、微毛状の薄い膜で覆われできています
グレバの色は褐色~濃褐色で、成熟すると頂上の中心部分に穴が開き、そこから胞子を放出されます
グレバに穴の開き始めた ツチグリ
外皮はおもに2層の構造となっており、内側の層が水分を吸収して膨張することで乾湿に合わせ、開閉します
乾燥すると外皮は丸まり、胞子の袋を包んで全体が球形にせり上がるようになっていきます
球形をしたグレバは、外皮によって空中湿度を感じ取り、雨に当たりやすくして胞子を排出しやすくするようです
雨粒が当たると胞子を発散するところから、「きのこの晴雨計」とも云われているようです
ツチグリの幼肉は白色~ココア色で成長すると共に変化していきます
ツチグリの見た目からは何となく食不適のようですが、球体外皮が裂ける前の松露に似た個体は食用になるようです
食べる場合は幼菌の場合に限るようです
必ず二つに割って中が白いものを選ぶといいようです・・・( 根があるところや皮でも黒っぽい箇所は切り取る事や、中が黒味の混じったものは裂けましょう )
ツチグリは、「味噌汁」、「バター炒め」、「味御飯」が美味しいそうです
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