日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ギンバイカ(=銀梅花)の花は、ブーケに使われます
産直の花棚で見かけた鉢花です
ギンバイカ(=銀梅花)と呼ばれるフトモモ科の常緑低木(=樹高3m位になるようです)で、地中海沿岸が原産です
明治時代に渡来し、6月から7月にかけて、 白いきれいな花が多数咲きます
花色は白ですが、これを銀とたとえ梅の花に似ているとして、「銀梅花」と名付けたようです
英語でマートル(myrtle)、 ドイツ語ではミルテ(Myrte)と呼ばれますが、アラビアやヨーロッパではこの名で古くから知られているようです
尚マートルの呼び名は、ハーブとして使われています…葉は揉むと強い芳香を放っています
花が結婚式などの花飾りによく使われるので、「祝いの木」ともいいいます
夏に白い5弁の花をつけ、雄蕊(おしべ)が多くあるのがとても目立ちますが、はではでリボンのように見えます ・・・お祝いだからこれでいいのだ
ギンバイカは古代ギリシアにおいては豊穣の女神・「デーメーテール」と愛と美と性の女神・「アプロディーテ」に捧げる花とされていました
また古代ローマでは、愛と美の女神・「ウェヌス」に捧げる花とされ、結婚式に用いられる他、「ウェヌス」を祀るウェネラリア祭では女性たちがギンバイカの花冠を頭に被って公共浴場で入浴したといわれています
そんな事例にならって、その後今に至っても結婚式などの祝い事に使われ、愛や不死、純潔を象徴するともされて花嫁のブーケに使われています
花をアップ!!して見ました
私には華やかさは感じますが、ヨーロッパで「祝いの樹」というほどの花の感覚が湧きません
きっともっと別ないわれがあるのでしょう
たとえば、エデンの園に生えていた樹木で、この樹の香りがアダムとイブの愛を支えたとか・・・!?
ギンバイカの花言葉は、「 愛の囁き 」、 「高貴な美しさ」 です
アスチルベの花が輝いて見えました
車を走らせていて、造園業の看板を架けている花屋さんがありのぞいてきました
このお店・花棚にはガーデニング用に色々めずらしい花を置いていましたが、裏手の方に広く、造園見本のためか野草ふくめてちょっとしたガーデンが造られていました
ガーデンは大きな欅の樹がメインツリーになって樹林のイメージを作り、区分けしたよく陽の当たるところには、ミニガーデン風に時期の花々を中心に花木が植えられていました
欅の樹陰ができた半日陰のコーナーで、アスチルベの花が目立って咲いていました
アスチルベはユキノシタ科チダケサシ属の多年草植物で、花期は5月~9月です
アスチルベの名の語源は、ギリシャ語の"a"(-がない)と"stilbe"(輝き)の合成で、「輝いていない」「美しくない」という意味があるといわれていますが、そのフワフワと煙るように見える房状花は、遠くからでもよく目立ち、近年のガーデニングブームではきっと人気品種なんでしょう
アスチルベは環境への適応能力が高いが、湿り気のある土壌と半日陰を好み、耐寒性を持っているようです
アスチルベの仲間は日本にも数種自生し、「アワモリショウマ」・「チダケサシ(乳茸刺)」・「アケボノショウマ(曙升麻)」といった名前の山野草として知られています
初夏の半日陰の庭・シェードガーデンにピッタリ!! ・・・アスチルベの立ち姿を見てください
1個1個の花は目立ちませんが穂状の花はすばらしい
花茎がまっすぐ立ち上がり、淡いピンク色は優しい感じで、見る人の心慰めてくれる花です
最もアスチルベはアワモリショウマがヨーロッパで品種改良された園芸品種なのだそうで、花色は赤やピンク・白・藤・暗褐色など多彩のようです ・・・まあピンクが何と言ってもいいですね
円錐状に咲く花房は群生すると見事で、ボーダーガーデンの中列やナチュラルガーデンのアクセントとして効果的に利用できますね
花穂がブラシ状に見える小さな花をアップして見たら、花弁は5枚と確認できました
雄しべは先が赤く10本(?)あり、雌しべの先は2つに裂けています
パチリ!! していたら、「ハナアブ」が飛んできて、花の中にもぐりこんでいきました
アスチルベの花言葉は、 「 恋の訪れ 」・「 繊細 」・「 控えめ 」・「 優雅 」・「 消極的なアプローチ 」・「 自由 」・「 気まま 」・「 心のまま 」 です
大輪の松葉ボタンの花が見事な咲き振りです
今日から月が替わって、夏月ですね
夏の花といえばこの花でしょう
先日近所の花屋さんで、大輪の松葉ボタンが売られていました
通常の松葉ボタンの花の大きさは、直径3cmぐらいですが、さすが大輪というと倍の6cm以上はありそうです
松葉ボタンは南米が原産で、寒さには弱いけど、暑ければ暑いほどによく茂る強健な草花です
スベリヒユ科スベリヒユ属の多年草で、葉が松葉のように細い葉をしていることから松葉ボタンと名付けられました
松葉ボタンは細い茎が細かく枝分かれして、這うように広がっていきます
葉は肉厚の棒状で先端がやや尖っていて短く、茎、葉とも多肉質で、アロエやサボテンなどと同じ貯水能力と、「気孔が夜開く」という特殊な光合成能力があり、強い日照りにも耐えられ、次々と一日花を咲かせます
暑さに強く、真夏の炎天下に咲くことから「日照草」とも呼ばれ、また、爪でちぎってそのまま挿し芽にしても簡単に殖やすことができることから「爪切草」という別名もあります
開花時期は、6月末から10月中頃まで長い間咲き続けます
蕊(しべ)の中央にまるで花が咲くように見えるのは、雌蕊でしょうか!?
雌しべの柱頭が開いて、まるで花びらのように見えます
こうすると雄しべについている花粉と接しやすく受粉がしやすいわけですが、植物の知恵はすごい!!
松葉ボタンは、一重咲き、八重咲きがあり、赤色やピンク、黄色、白色それに橙色などの色鮮やかな花を咲かせます
松葉ボタンの花言葉は、 「 可憐 」、 「 無邪気 」、 「 忍耐 」 です
ドクダミの花も色々あります
梅雨が深まって、そろそろ終盤になってきました
庭先に毎年 ドクダミ が沢山生えてきます
雨に濡れて見るドクダミの真っ白い花は、小さな花瓶にさすと、茶花になるかと思えるほどなかなか可愛く風情があります
通常ドクダミはやや日陰の湿った場所を好む草で、野山や空き地などいたる所で見ることができます
我が家の庭では、手入れをしないせいかミョウガや水引草を凌駕して一杯に生えてきました (下画像 )
この場所はつい先だっては水仙が沢山咲いていたのですが、すっかり見えなくなりました
ドクダミの花は、6~7月が盛りです
樹下のちょっとほの暗くなったところで、真っ白く咲いているドクダミの花の白さはいつもハッとするものがあります
この白い4枚の花弁のように見える部分は花びらではなく、総苞片と呼ばれるものです
中心のぐっと突きでた黄色いものが、沢山の花の集合体になっています
突き出した部分に一杯ついている1mmぐらいの黄色い花部をアップして見ました
一つ一つの花には花弁らしいものはなく、ガクもなく、雄しべと雌しべだけなのだそうです
ドクダミは地下茎が伸び、節状に地上に芽をだし群生します
独特の臭気の葉はハート形で、緑~紫色に色づきます
ドクダミ薬効について、ちょっと薀蓄です
ドクダミのにおいのもとになっているのは、葉に多く含まれている「デカノイル‐アセトアルデヒド」という物質で、この物質には、黄色ブドウ球菌や肺炎球菌、白癬菌(はくせんきん)などの細菌や、ある種のウイルスの活動を抑える力があると言われています
更にその他にもさまざまな有効成分が含まれ、傷口の止血や再生にも効果があるといった優れた薬効は古くからドクダミが民間治療薬として利用されてきました
因みに風邪や便秘の治療・高血圧の予防にはドクダミ全草を煎じた汁を服用し、傷・おできなどには生のままか、火であぶった葉を患部に貼るとよいと言われています
また風呂に入れれば冷え性に、鼻腔に詰めれば蓄膿症に効くといわれ、まさに万能薬です
漢方では、軒先につるして乾燥日干しし、生薬(=十薬といわれる)として使われます
生の葉の匂いは乾燥すると無臭になるようですが、これは、葉にある「デカノイルアセトアルデヒド」や「ラウリールアルデヒド」が成分変化したためのようです
このため生葉と乾燥葉の効果はそれぞれ違ってくるようです・・・水虫などの抗カビ性には生の葉を幹部に擦り込むと効き目があります
話を戻して・・・
ドクダミは、日本ではまぎれもない雑草で、わざわざ庭に植えたりする人は少ないのですが、最近は総苞片をたくさん付ける八重咲きのものや葉に乳白色の斑が入るものもあり、これらは珍重されています
マイ庭にも以前から八重咲のドクダミをいただいたり、産直で買ってきたりと植えたのですが、なかなか従来のドクダミが優勢で増えませんでした
今年は一昨年鉢植えの八重咲を購入し、今年もうまく花が咲きました
雨の中で咲いた姿はなかなか綺麗でしょう!!
今年は花数も増えうまくいきましたので、小さな鉢ですが、このまま根が底に抜けて増えるように見守りたいと思います
尚斑入りのドクダミは、日本では‘ゴシキドクダミ’、海外では‘カメレオン’と呼ばれているそうで、やや強めの日光を当てて乾燥気味に管理すると葉全体が赤みを帯びてとても美しくなるそうです
産直で売られているのを見たことがあり、八重咲がうまく管理できたら、今度は斑入りを植えてみようかな
「ツバメ」の飛び交う時期になりました・・・ツバメ水仙見っけ!!
群馬・藤岡の道の駅ラランの花木コーナーで、花棚におかれたちょっと変わった鉢花を見つけました
名前は、ツバメ水仙と書かれていました・・・これって水仙なのか??
ツバメ水仙は、ヒガンバナ科スプレケリア属の多年草で、学名では Sprekelia formosissima(スプレケリア・フォルモシッシマ)と呼ばれているようです
かってはアマリリスの仲間として分類されていたらしいのですが、スプレケリア属として分けられ、1属1種です
原産地はメキシコからグアテマラに分布しており、岩石の多い丘陵の斜面に生え、草丈は30~50cmほどになります
日本には明治時代に渡来したようです
ツバメ水仙の茎は中空で、葉は根際から生えて細長く線形になってます
春に花茎を伸ばし、5~6月鮮やかな緋色から深紅色の花を咲かせます
1本の花茎に、花径10cm位ある花が一つつきます
花披片は6枚で、反り返っています
このうち下側3枚は、重なり合って間隔が狭くなっていますが、上3枚は両腕を拡げ、踊るようにもみえてきます
雄しべは6本で、雌しべの花柱の先は3つに裂けています
ツバメ水仙の名の由来は、花の形が「燕」のように見えることからきているといわれていますが、・・・どうもな・・・似てるかなぁ~
ツバメ水仙の花言葉は、 「 幸せを知らせる 」 です
今山法師(ヤマボウシ)が、あっちこっちで咲いています
今年は雨が少なく、梅雨に入ったというのに、なんか乾燥した日が続いています
山の緑が濃くなっていますが、何となく水不足の感じが否めません
しかしそれでも山の緑は青々して葉を茂らせて雨を待っています
緑の茂る中、車を走らせていると、今あっちこっちで白い花が咲いているのを目にします
目立つのはどうやらヤマボウシの花のようです
ヤマボウシはミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木です
樹の高さは5~10mになり、幹は灰褐色、葉は対生して、楕円形または卵円形で長さ4~12cm、全縁ではやや波打っています
花は6月初め~7月に開き、淡黄色で小さく、球状に多数集合(=その数は20~30個)し、その外側に花弁のように見える大形で白色の総包片が4枚あります
榛名山麓・水沢山下で咲いていたヤマボウシです
4枚の総苞片は、花を保護する役目です
結構ヤマボウシって、色々あるのでしょうか!?
群馬・県立公園「群馬の森」を歩いてみたら、ちょっと強い日差しの中で、ヤマホウシが咲いていました
このヤマボウシのガク片は皆ならぶように上を向いて開いています
総苞片の形が品種によって違うようです
このヤマボウシは随分イメージが変わって見えます
花木店で咲いているのを見つけたヤマボウシで、名札には、ホンコンエンシス・月光と名がついていました
ヤマボウシ”も色々品種改良によって、実の大きな品種(ビッグアップル)や、落葉しない品種(ホンコンエンシス)、斑入りの品種(ウルフアイ)、赤身がかった花をつける品種(源平・サトミ)、黄色の花をつける品種(金陽)などの多彩な種が流通しているようです
でもこれらの品種は人工的なので、山で見るのとはちょっと風情が違いますね
オリーブの花咲く季節です
昨日に続いて・・・
花木店の花木苗庭園(仮称)で、オリーブが花開いていました
オリーブは、モクセイ科の常緑の高木で、葉は小さくて硬く、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されている
世界では1000種以上の品種があるといわれています
多くの品種では、自家受粉はしにくく、DNAが同一の花粉には反応せず実をつけないことが多いそうです
このためオリーブは2本以上隣接して植えた方がよいとされています
オリーブの花は毎年5月下旬から6月初旬に米粒ぐらいの小さな白い花をたくさん咲かせます
オリーブの開花期間は4-5日と短く、開花後、米粒ほどの小さい実をつけます
雄雌があると思われていることが多いオリーブですが、雄雌の別はなく、他品種の樹を側に複数本植えることが好ましいと言われいます
果実はオリーブ・オイルやピクルスを作るときに利用され、種子の油は、オリーブ核油 olive kernel oil といい、オリーブ油よりも品質が劣るようです
オリーブの花言葉は、 「 平和 」 、「 知恵 」 です
ちょっと薀蓄(うんちく)です
オリーブの枝というと、鳩(はと)と共に平和の象徴のように言われています
これは『旧約聖書』の、「神が起こした大洪水のあと、陸地を探すために「ノア」の放ったハトが、オリーブの枝をくわえて帰ってきた。これを見た「ノア」は、洪水が引き始めたことを知った」との一節に基づいている事からいわれるようになったそうです
ソヨゴの樹に花が付きました
先日、友人が私の知らない花木店を教え連れてってくれました
大きな花木店で、まるで庭園になっているように沢山の樹木が各コーナーに分けて配置販売されていましたから、購入するわけではなかったので多少気が引けましたが、まずはどんな樹木を置いてあるのかと興味がそそられ、うろうろしてきました
造園された庭園ではないので、木々の成長や配置の妙は楽しめませんが、自然園のような多種類の樹木があって目を楽しませてくれました
大きな樹なのですが、とてもちぃちゃな花を咲かせた樹を見つけました
名前を聞いたら、 ソヨゴ(=「冬青」と書きます)というのだそうです
ソヨゴはモチノキ科モチノキ属の常緑小高木で、別名をフクラシバといいます
ソヨゴは自然界では15mほどにまで大きくなるそうですが、置かれていたソヨゴは5~6mほどの樹高でした
葉は1~2cm位の葉柄を持ち、 葉身は卵状楕円形で、やや革質、光沢があってのっぺりした外見をしています
表面は深緑で滑らかで外縁は波打つようになっているのが特徴で、風に揺れて葉同士が擦れると「ソヨソヨ」と音を立てるそうで、ソヨゴの名前の由来になっているんですって・・・これホント!!
尚、葉の構造は丈夫で、葉の表面から強く炎で過熱する裏面の表皮が膨らみパチンと音を立てて破裂します
このことから、別名の「フクラシ」の語源にもなっているそうです
見つけた小さな花の咲く時期は、5~6月、雌雄異株です
雌花は葉腋に単生し、雄花は集散花序に数個まとまっているようです・・・見かけたソヨゴの花はどうやら雌花でしょうか!?
果実は秋になると赤く熟しますが、径7 mmほどで丸くできるそうですが、花の大きさの割には大きくなるのですね
小さくかわいいソヨゴの花の 花言葉は、「 先見の明 」 です
ソヨゴは、濃く美しい緑の葉、風に揺れる葉音、柔らかな樹形、秋の赤い果実が魅力の樹木です
サンショウ(山椒)の花が、今咲いていました
群馬・榛名湖湖畔で、サンショウ(山椒)の花が咲いているのを見つけました
とても大きなサンショウの樹です
サンショウ(山椒)は各地の山野にある林の中や林縁に普通に見られるミカン科サンショウ属の落葉低木で、別名はハジカミと呼ばれたり、若葉が食材ともなるので、木の芽の名称もあります
漢字で書かれた山椒の「椒」の字には芳しいの意味があり、山の薫り高い実であることから山椒の名が付けられたと考えられています
雌雄異株で、樹高は3m程、大きなものは5mほどになるといいますが、見かけたサンショウは崖下から眼の先まで生えており、ゆうに5mはありました
サンショウの枝の向こうに、「烏帽子が岳」が見えました
サンショウの葉は奇数羽状複葉で、小葉は長さが1~3.5cm・枚数は11~19枚あり、長楕円形で、縁はギザギザしています
枝には棘が多く、小枝の葉の基部に2本づつ付きます
葉の付け根には、緑黄色の小型の5弁花を多数つけます・・・花径は5mmくらいでしょうか!?
ちょっと花の盛りに遅かったのか花びらは見えず、線香花火のように蕊(しべ)だけが弾けて見えます
雌雄異株ですからこの花は雄木だとすれば、雄花・蕊は雄しべですね
雄花は「花山椒」として食用にされるので、これを摘んでいくと珍品・珍味です
眼の前の花に、「ハナアブ」が飛んできて、蜜をたべ始めました (下画像)
サンショウは香辛料的な味で、勿論辛い感じですが、蜜は一体どんな味なんでしょう!?
サンショウの実は鳥も好物だといいます
「山椒は小粒でもピリリと辛い」 というくらい辛い味は、鳥や虫たちにはどう受け止められているのでしょう
サンショウの花言葉は、「 健康 」、 「 魅惑 」 です
あの独特の辛みはきっと魅惑的な味であり、健康にいいと、鳥も虫たちも知っているのかもしれません
ナルコユリ(=鳴子百合)だと思います
昨日に続いて・・・湖畔で緑探訪の散歩です
群馬・榛名湖・沼の原で、ナルコユリらしい群落を見つけました
ナルコユリは山地の林や山野の草地に生える多年草です
アマドコロとナルコユリは、蕾の時期は見た目がとてもよく似ていますから、自信はないのですが、ナルコユリと思ってパチリ!! しました
ナルコユリのつぼみが並んだ向こうに、緑一杯の装いの「相馬山」が見えました
ナルコユリは太い円柱状の茎を斜上させ、互生した葉を出し、葉腋から花軸をだして、長さ2cm前後の筒状の緑白色のつぼみが綺麗に並んで下垂していました
まるで二列縦隊で、上に向かって行進しているようにも見えます
この花のつき方が、田畑から害鳥を追い払う鳴子に似ているとして、鳴子に見立てて名付けられたそうです
まだ出たばかりの若芽も混じっており、葉色も黄色味を帯びた淡緑色のナルコユリが草原にたくさん生えていました
この辺りはキスゲも以前見ていたのですが、近年あまり見なくなりました
生態系が変わってきているのでしょうか!?
ナルコユリの花被片(かひへん)は、6枚の筒状で、先端部が分離して緑色をして、その姿と色合いは微笑ましく可愛らしい限りです
開きかけた花を覗いてみたら、雄しべが6本・花被の筒の中にあります
葉は笹の葉に似て、長さ10~15cmになり、狭長楕円形で葉先は鋭三角形状をしています
葉を伸ばして成長している姿も、どこか愛らしく見えます
明るい林縁や草地を好むナルコユリの花言葉は、 「 懐かしい音 」、「 あなたは為れない 」、「 元気を出して 」、「 心の痛みを判る人 」 など です
新緑に 鳴子の音が どこかする ( ダッペ )
キウイフルーツの花
ご近所で庭先に、キウイフルーツを植えているお宅があります
生け垣みたいな植え方なので、通りがけに見る事が出来、目を楽しませてくれます
果実がなったら、盗られちゃう心配をしないのは、信頼と人柄が行き渡っていて日本は平和そのものです・・・なんかうれしくなりますね
先日久しぶりに前を通ったら、花が咲いていました
果実は今までよく見かけたのですが、花は時期が決まっているせいか珍しいのでパチリ!! しました・・・花期は5月だそうです
キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物です
元はシナサルナシ(オニマタタビ)という中国中部・長江流域原産の植物を、1900年初頭にニュージーランドに移入栽培され、改良されたものだそうです
昨年このお宅で、果実が生っているのを見たことがありました
キウイフルーツは雌雄異株ですから二本・木があると思うのですがそんな様子は見えません
花も雌花、雄花の見分けもできません
アップして見た限りでは、雌蕊(しべ)らしいものが、見当たらないので、多分「雄花」なんでしょうね!?
キウイフルーツの花言葉は、「 ひょうきん 」 です
何ともひょうきんな花言葉ですね
これからお出かけしますので、明日はお休みします
アカシアの花も間もなく終わり!?です
河原で、アカシアの花が咲いていました
ところでアカシアと呼ぶのは本来はミモザアカシアの事で、河原などでよく見られるのはニセアカシアです・・・なぜ本物よりも偽物が「アカシア」名で有名になってるのでしょう
最近以前ほどに、ニセアカシアを見ないような気がします
ニセアカシア は北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木です
和名は、槐(えんじゅ)に似た木で、 とげをもつことから、ハリエンジュ(針槐)と呼ばれ、日本には明治中頃に渡来し野生化したそうです
ニセアカシアは、マメ科植物特有の根粒菌との共生のおかげで成長が早く、他の木本類が生育できない痩せた土地や海岸付近の砂地でもよく育つ特徴があります
このため、渡来した往時は治山、砂防などで活用されて、日本国内のはげ山、荒廃地、鉱山周辺の煙害地などの緑化資材として復旧に大きく貢献してきたそうです
とても育ちやすく緑化貢献に重宝なので、ハゲシバリなんて変わった呼び方もあるようです
あまりに成長力が旺盛な外来種のため、、アカマツやクロマツなどのマツ林、ヤナギ林が減少し、海岸域や渓畔域の景観構造を大きく改変させてきたことが確認されています
ニセアカシアは単独で木本の生物多様性を低下させるだけでなく、好窒素性草本やつる植物をともなって、植生を独自の構成に変えてしまう特性を持っており、このためカワラノギクやケショウヤナギなどの希少種の生育を妨害したそうです
このためニセアカシアの悪影響を危惧し、外来生物法の「要注意外来生物リスト」において、「別途総合的な検討を進める緑化植物」の一つに指定されているそうです
ニセアカシアの開花時期は5月です・・・俳句の季語では、夏です
ニセアカシアの花はとても愛嬌がある表情です
花を見ると、なぜか微笑みたくなりませんか !?
山菜好きにとって忘れてはいけないのは、ニセアカシアはたべられることです
新芽はおひたしやゴマあえにして食べられますし、咲きたての蜜を含んだ花は、パン生地に入れたり、火を止めたミソ汁に放したり、テンプラにしたりして、楽しむこともできるそうです
そしてその花の密(みつ)は香りよく極上で、大変美味しく、重用されています…蜂蜜といえば、ニセアカシアの蜜が代表でしょう
ハハコグサは春の七草だと知ってました!?
早朝歩きで今朝見た野草はハハコグサです
ハハコグサ(母子草)は、キク科ハハコグサ属の越年草で、春の七草の1つで、「御形(ごぎょう、おぎょう)」と呼ばれ、茎葉の若いものを食用にします
もっと早い時期に見かけていましたが、久しぶりに鉄路のあるコースに変えて歩いてみたら、農業用用水の側溝脇でびっしり咲いている黄色い花のハハコグサが、なんか今年初めて見る花のように新鮮に見えました
ハハコグサの名前の由来は 「この草には柔らかな毛が生えそれが母が子を包みこむようなのでついた」というものや、「白い毛が生える様子がほつれて乱れている(=ほうけている)様子からホウケグサ″と呼ばれそれが転じて呼ばれるようになった」など、いくつかの説があります
それがなんで、「春の七草」に入ってその名が呼ばれる時は、「「御形(ごぎょう、おぎょう)」と呼ばれるのでしょう
「御形(ごぎょう、おぎょう)」の呼び名の由来は、昔、人々の身代わりとして川に流す人形を「御形仏」と呼び、この草を「御形仏」の代わりに流す風習があったことからつけられたそうです
ハハコグサの草丈は10~30cm位に結構大きくなります
冬は根出葉がややロゼットの状態で育ち、春になると茎を伸ばして花をつけます
葉と茎には白い綿毛が生え、フランネルの感じを醸しています
花期は4~6月で、柔らかいうす緑色の茎の先端に、頭状花序の黄色の花がつぶつぶになってかたまって咲きます
かたまって咲く管状花は雌性で細く、中心の筒状花は両性で、総苞片は5裂淡黄色をしていて、外片は短くて白毛があります
アップして眺めると、優しい感じがよく分かるでしょう
ハハコグサはかつては草餅の材料に用いられていた草だったそうです
しかし、「ハハコグサ即ち母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、平安時代ごろからヨモギ(蓬)に代わったともされているが、実際には、明治の頃から次第に草餅つくりには「蓬(よもぎ)」が一般的に材料にされるようになったといわれます
草餅のあの香りはヨモギの香りですよね
ハハコグサの全草を採取し細かく裁断して日干しし、お茶にすると、咳止めや内臓などに良い健康茶ができ、これには鼠麹草(そきくそう)という生薬名がつけられています
ハハコグサを詠んだ句を見つけました
「 老いて尚 なつかしき名の 母子草 」 高浜虚子
ハハコグサの花言葉は、 「 いつも思う 」、 「 優しい人 」、 「 永遠の想い 」 です
アロニア 英名をチョコベリーといい、なかなかの果樹だそうです
産直の花木コーナーで見つけた鉢植えの花木で、ちょっと面白い名前の木がありました
正式名は、アロニアというのですが、別名でチョコベリー(=英名だそうです)といいます
日本ではカマツカに似ていると云う事で、和名でセイヨウカマツカとも呼ばれるようです
アロニアは北アメリカ原産のバラ科の落葉低木で、古くから果樹用の樹木として栽培されてきたようです
耐寒性が強くロシアでも栽培され、黒い実のナナカマドと呼ばれ、ジャムやジュース、果実酒として利用が定着しており、日本では北海道で産地もでき、アイスクリームやジャムがお土産として売られているそうです
果実は赤く熟すものと黒く塾すものの2種があるようです
花木コーナーでは実は残念ながら、季節的にみられませんで、花が満開になっていました
自然では株立ちし、1~2mほどの樹高になるようですが、産直の鉢も1mほどになっており、秋にはこの鉢にも実が見られるかもしれません
花は梨の花に似て白、または淡紅色の5弁花を、散房花序に咲きます
アロニアの果実は、直径5mm~1cmほどで、秋に熟します
生でも食べられるが渋味が強く、食用には加工するのが普通のようです
ジャムやジュースにすると、その味は酸味に甘さが加わった豊かな風味になるのが特徴だそうですから、なかなか洒落た果実といえます・・・脇役でいながら主役になれるという訳なんですね
健康によいといわれるポリフェノールが豊富で、ポリフェノールの一種アントシアニンはブルーベリーの2倍、ブドウの約1.5倍含んでいる機能食品として高血圧や動脈硬化の予防に効果があるとして注目を集めているようです
岩フジ別称ニワフジの花は今が盛りです
昨日に続いて・・・
埼玉・神川にある花木センターで、花棚に並んでいたイワフジの鉢物です
イワフジはマメ科 コマツナギ属で、フジではないようです
別称をニワフジといい、落葉小低木で、名前のように、花がフジの花に似ています
鉢植えされた花木は幾分その植物本来より早めに花が咲きますから、今頃咲くのはフジではとても珍しいなと思っていました
イワフジ”の花期は5月下旬から7月初め・初夏の花です
イワフジの葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は長楕円形または狭長卵形をしています
木高は30~60cmで、枝は細く、無毛です
花はフジのような花房をつけ、長さは10~20cmくらいになり、花形は紅紫色をした蝶形で、長さは1~2cmです
花色は白花の品種もあるそうです
こんな歌を見つけました
「 首傾げ 庭藤の花 眺めれば 梅雨の暑さも しばし忘れて 」
作者を知りませんが、鉢で咲くこの花を眺めると、歌の意が素直に受け止められました
イワフジの花言葉は、「 しなやかな体 」 だそうです
因みにフジの花言葉は、「 歓迎 」、「 恋に酔う 」、「 陶酔 」 です
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