日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ヒメヒオウギの花
先日行った花木センターで、ヒメヒオウギの花苗がたくさん売られていました
ヒメヒオウギはくっきりした6弁花なので、最近人気のようです・・・私がパチリ!!していたら、買わないのなら早くどいて欲しいようににらまれちゃいました ・・・お邪魔しました
ヒメヒオウギはアヤメ科のフリージアなどに似た半耐寒性の秋植球根性植物です
多くは鉢物として利用され、草丈約20cmくらいで、数輪の花が総状につきます
ヒメヒオウギの仲間は、アフリカの熱帯から南部地方にかけて約50種が分布して、花は5~6月が開花時期のようです
ヒメヒオウギは秋に球根を植え付けて春に花を楽しむ秋植え球根です
草姿や花の咲き方がなんとなく、同じアヤメ科のフリージアをぐっと小さくしたような雰囲気で、地際から平べったくて細長い葉が出てきます
葉の間から細い花茎を出して2cmほどの花を10輪程度順次咲かせます・・・花色は赤色ですが、白色の品種もあるそうです
花持ちはさほど長くないですが、1~2輪ずつ順番に咲くので、1ヶ月くらいは花が楽しめます
花は明るい紅色の元の部分が3cm位が筒状、先端は6枚のはなびらになっています
花びらには下の3枚のつけ根に黒みがある紅色の斑紋が入っています
花びらの表面には薄くラメが入ったようになっており、日射しが反射するとチラチラと輝いているようにみえました
ヒメヒオウギ(姫檜扇)の花言葉は、「 歓喜 」、 「 青春の喜び 」、「 楽しい思い出 」、「 強い心 」、「 誠実 」 です
ヒメヒオウギ(姫檜扇)は、6月20日の誕生日花です
ビバーナムの花は、オオデマリとよく似ています
先だって、埼玉・神川のR254 沿いにある産直にいった折、植木市が開かれていました
変わった花木がないかと覗いてみましたら、オオデマリの花に似た鉢植えの樹を見つけました
名札にはビバーナムと書かれていました
ビバーナムは、スイカズラ科ガマズミ属の常緑・落葉低木で、北半球を中心に約120種もあるそうで、正確にはビバーナムというとこれらの総称をいうようです
ガーデニングでは、「ティヌス」や「ダヴィディー」、「カールセファーラム(香り大輪ガマズミ)」などを指すことが多いそうで、植木市ではこの3種が良く販売されているのだそうです
見かけたビバーナムは花色や葉の形から、「カールセファーラム(香り大輪ガマズミ)」ではないかと思いますが・・・
ビバーナム・カールセファーラム(別名:香り大輪ガマズミ)は、落葉低木で、植えかえると3mくらいに大きくなります
ピンクのつぼみから白花が咲き、花は大きくオオデマリ並によく目立ちます
オオデマリとビバーナムの花は割とよく似ている感じです・・・同じ科だから間違われても当然かもしれません
大きな違いは「葉」の形です
オオデマリは葉にきっちりとシワがあり、比べると少しだけ固い感じがし、ビバーナムは葉の形がアイビーの様な掌状で、かなりやわらかな印象です
ビバーナムの花言葉は、「 大いなる期待 」 です
サクラソウの花・・色々
先日行った花木センターでは、山野草展示販売会が催されていました
どんなものがあるかなと覗いてみたら、沢山の山野草の鉢物が展示と共に売られています
中でも色んなサクラソウがずら~っとならべられ咲き競っていました
サクラソウ(桜草)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です
サクラソウは、江戸時代に育種が進み、数百に及ぶ品種が作られた古典園芸植物だそうで、今は野生の群落を見れるのは少なくなっているようです
同じような花ですが、花形がさまざま、色合いもさまざまです・・・なんか歌の文句にあったような感じです…何言ってンだ俺は
サクラソウ栽培の歴史は江戸時代の中ごろから、荒川の原野に野生するサクラソウから本格的な栽培が始まり、種子まきを繰り返すうちに、白、桃、紅、紫、絞りなどの色変わりや、大小さまざまな花形の変わり品が生まれ、名称が付けられたのが始まりだそうです
江戸時代後半になった頃には品種数も非常に増え、1800年初頭には新花を持ち寄り品評することが始まり、新品種の作出を競い合ったそうです
幾つかあった初めてみた花形をアップしたので鑑賞ください
サクラソウの花言葉は、
「 若い時代と悲しみ 」、「 顧みられない美 」、「 絵画 」、「 貪欲 」、「 初恋 」、「 勝利 」、「 富貴 」、「 神秘な心 」、「 うぬぼれ 」 です
この花言葉を見ていると、なんか哲学的な花言葉だなと思えました
イメージは、「若きウェルテルの悩み」 です
『若きウェルテルの悩み』は、1774年に刊行されたフォン・ゲーテによる書簡体小説で、青年ウェルテルが婚約者のいる身である女性シャルロッテに恋をし、叶わぬ思いに絶望して自殺するまでを描いたものです
出版当時ヨーロッパ中でベストセラーとなり、ウェルテルを真似て自殺者が急増するなどの社会現象を巻き起こしたそうですからすごい小説です
日本版では、華厳の滝で、一高生(現東大)であった藤村操が、「巖頭之感(がんとうのかん)」と題する遺書を残して投身自殺し、若者の自殺者増をおこしています
必死に生きるのは東西みな同じですね
ニーレンベルギアの花がびっしり花木棚で咲いてました
このところ畑仕事が大忙しです
サボっていたので、草も茫々、マイ独自農法のスコップでの掘り返し耕作は遅々として進まずやっと苗を植え付ける段階になりました
連休中、苗を買いに、各所の花木やさんを回って来ました
最近は苗が高くなり、素人お百姓さんはなかなかうまく育てられないので、すこしでも安く丈夫な苗をさがして数勝負です
先日友人お勧めの花木センターに行ってきました
沢山の苗があり、ナス、キュウリ、トマト、を各種買い込みました
最近は実に品種が豊富で、トマトに至っては一体幾品種あるのでしょう
あま~い・そして彩の異なるものも買いました
一本280円です・・・一杯なってほしいけど、果たしてどうなるのでしょう
苗を買った後、花木コーナーの花棚で、びっしり咲いている花苗をパチリ!! してきました
花の名前は、ニーレンベルギアと名札がかかっていました
ニーレンベルギア は南米原産のナス科の熱帯植物です
元々は暑さに弱く夏枯れやすかい一年草だったのが、品種改良夏に強い多年草が多くなっているそうです
ニーレンベルギアの花は杯状の整った形で上向きに咲き、花弁は薄く、花色は薄青紫や白など淡い色が多いようです
ニーレンベルギアの名はスペインの植物学者「ニエレンベルグ」の名にちなんでいるのだそうです
英名は、ろうと状につく花の形を器に見立たところから「cup flower(カップ フラワー)」、別名は盃のような花形から「ギンパイソウ(銀盃草)」と呼ばれ、あるいは「アマモドキ(亜麻擬)」などとも呼ばれています
初夏から秋にかけて、カップ状の淡い青紫色、または白色の可憐な花が咲きます
これらの花は一日花ですが開花期が永く、分枝性のよい柔らかな茎が波打つように広がって伸びるのでコンテナの寄せ植えなどこんもり型に咲くので、寄せ植え夏花壇にピッタリです
葉や茎も細く線状なので全体的にやさしげで繊細な印象です
花がら摘みをこまめに行い、花がひととおり咲き終わったら、根元から15cmほど残して切り取り、込み入った茎は間引きしてやるといいようです
株分けは、春に株を分けた後茎を寝かせて置き、先端をの芽まで土を薄くかけます
ニーレンベルギアの花言葉は、「 心が和む 」、「 許されざる恋 」、「 楽しい追憶 」、 「 清楚 」 です
シャガ(=射干)の花は、実に清楚に見えます
さわやかな5月の風です
先日、群馬・県立公園・「群馬の森」を散策したとき、木陰の広場で、シャガの群落を見つけました
シャガは人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生するアヤメ科アヤメ属の多年草で、花弁に濃い紫と黄色の模様がある白っぽい紫のアヤメに似た花を咲かせます
シャガの根茎は短く横に這い、群落を形成します
草丈は高さは50~60cm程度までになり、葉はつやのある緑色、形は扁平形になっているいわゆる単面葉ですが、シャガの場合、株の根本から左右どちらかに傾いて伸びて、葉の片面だけが上に向け、その面が表面のような様子になり、二次的に裏表になって見えます
シャガは漢字で「射干」と書き、これがなんで「しゃが」と読めるのか不思議です
アヤメの仲間のヒオウギアヤメ(檜扇)のことを漢名で「射干(やかん)」といい、これを音読みしたようです
シャガの別名は胡蝶花ともいいます
開花は4月初め~5月一杯です
シャガの花は、朝開いて夕方には萎む一日花です
ちょっと香りがある気がします
シャガの花は橙色と青紫色に彩られた外花被(萼に相当)と先端が二つにくびれた内花被(花冠に相当)でなっています
これが胡蝶に見えるのですね!!
”シャガの花言葉は、 「 反抗 」、「 抵抗 」、「 決心 」、「 私を認めて 」、「 友人が多い 」 です
清楚なイメージなのですが、きっと芯の強い花なのでしょう
キングサリの花が輝いて見えました
今年の5月は何となく寒さを感じます
これって歳のせいでしょうか・・・寒暖の差が大きく朝など肌寒いです
「早起きは三文の徳」を信じて、ウォーキングを続けています
ゴールデンウィークに入って、各地がにぎわっています
遠出はやめて産直の花木コーナーめぐりをしてきました
皆お出かけで、近場は空いているかと思っていましたが、私同様遠出はせずガーデニングに精を出す人が増え、花木コーナーもいつにも増してにぎやかでした
花木棚では、キングサリの鉢植えが花を咲かせて目立っていました
キングサリはヨーロッパ中南部原産のマメ科・ラブルヌム属で、落葉中低木です
名前のように、金色の鎖のような花序がぶら下がって咲く事から、英名ではゴールデン・チェーンとも呼ばれるほど美しい花を咲かせる花木です
一見フジの黄色い花に似ているのでキバナフジ(黄花藤)という名もあります
日本へは明治時代に渡来したそうです
ゴールデンウィークの青空のもとで、ゴールデン・チェーンが輝いていました・・・ちょっとダジャレっぽいですかね
キングサリの開花は5~6月で、フジの花の約半月後が盛りで、初夏の花木ですね
葉は3出複葉で長い柄があり、小葉は楕円形、長さ4~7cmで裏面に白い絹毛があります
枝先の葉腋から長さ20~30cmほどの房のような総状花序を下垂し、鮮黄色の蝶形花をたくさんつけます
花は長径約2cmほどの大きさで、翼弁といわれる花弁が竜骨弁より長い形です
果実は扁平な線形で長さ5~7cmあり伏毛があります
この実は食べれません
キングサリは見かけによらず、有毒植物だそうで、アルカロイド系の毒が含まれているのだそうです
キングサリの花言葉は、「 哀愁の美 」、 「 哀調を持った美しさ 」 です
黄色い明るさを見ると、キラキラしており私には、哀愁は感じられません
黄金柏が輝いていました
今日で4月が終わりです
風が何となく暖かさを増してきています
4月の中旬、埼玉の産直の花木コーナーを覗いた時、とても珍しい黄金色の樹を見つけました
鮮やかな黄色で、黄金柏(おうごんかしわ)と、名札が下がっていました
広い花木コーナーのある産直で、色々な花木苗や鉢物が置かれていますが、遠くの方からでも色が鮮やかなので、とても目立っていました
黄金柏はナラガシワの別称で、ブナ科の落葉高木です
原産地はアジア東北部、中央アジア、日本だそうですが、あまり見かけた事がありませんでした
とにかく豪華な雰囲気です
黄金柏の名は新芽から新葉、花序まで鮮やかな黄金色になることにより、この名前がついたらしいのですが、まさにその通りですね
葉とぶら下がった花の黄金色が、青い空と後ろの松の緑に映えて、産直のまさに主役でした
アップで撮った新葉の黄色と黄金色の花穂を堪能してください
この黄金色は夏場になると、黄緑から緑色にかわり、更に、秋には春の鮮やかさとは趣きの違う赤みを帯びた黄色葉にお色直しするそうです
深まる秋となると、黄色い「どんぐり」が生るそうですが、見てみたいものです
黄色ずくしの黄金柏の花言葉は、「 自由 」、「 愛は永遠に 」、「 愛想のよさ 」 です
白花マンサクって、今頃見れるんだぁ~
随分あったかくなって、春爛漫(らんまん)って感じになりました・・・時々寒くなるので風邪用心ですけど
あっちこっちの産直では、花木コーナーを拡げ旬の農産物以外に、今咲いている苗木の販売をはじめています
産直は季節感がとても味わえるので、ときどき覗くのですが、季節感だけでなく時にめずらしいものを見つけることがあります
先日行った埼玉を通るR254沿いにあった産直で、白い花をつけたマンサクを見つけました
白花マンサクと名札にありました (右奥の赤いのはツツジ(?)、アカ紅葉(?))
この白花マンサクは、北米原産の落葉低木で、1~1.5mほどの大きさになるそうです
正式名称はフォッサギラ・マヨールといい、マンサク科フォッサギラ属 ・ マンサクの仲間だと云う事で、白花マンサクと呼ばれるようになったようです
フォッサギラ・マヨールとは、ラテン語の学名がそのままの名前となっており、「フォッサギラ」は人名、「マヨール(マジョール)」は英語のメジャーと同じスペルで、”大きい”という意味だそうです
耐寒性、耐暑性があり、割に育てやすいと云う事で、最近人気の花木です
花は4月頃、芽吹きの前あたりに咲き出します
葉は小さな楕円形をし、秋にはとても綺麗な紅葉を見せてくれるそうです
フォザキラ・マヨール(白花マンサク)の花は、白い雄しべの花糸が目立つ花穂を、枝先に咲かせ甘い芳香を放ちます
花の形は花びらがないので、こんもりと咲く様子をしており、マンサクの花というより、白いブラシのように見えます
この様子はマンサクというより、ブラシノキに似ています
取り澄ました表情の白花マンサクです
赤城山麓で見つけたスミレの花について
春の野草花といえば、タンポポとスミレが双璧でしょう
今日はスミレの紹介ですが、誰でも知っているスミレを私は全然知らない事に気が付きました
スミレはスミレ科としておよそ16属850種もあるのだそうですが、科全体は樹木が多いのだそうです・・・スミレといえば可愛い野草のイメージでした
スミレ科スミレ属に限ると約400種あり、これはほとんど草本に括られるようです
私はスミレというと何となくミッキーマウスに似た決まった形の草本だけしか知らなかったので、数の多さと実は樹木にもスミレがあると知ってびっくりです
とにかくほぼ世界中の寒帯から熱帯に分布するコスモポリタンといえそうです
スミレの仲間は現在盛んに種分化が進行していると考えられ、日本では各地の変種や色変わりをも含めて、250種あるのがわかっているそうです
分布は沖縄から北海道までの全土に渡り、道ばたや野原に咲くものもあれば、山奥の渓流のほとりに咲くもの、高山のお花畑に咲くものまで、様々のようです
そんなに沢山あるスミレと知らず、先日群馬・赤城自然園で見つけたスミレを新発見のように紹介します・・・知らぬが仏で、恥ずかしい
足元に咲く二つのスミレです
黄色の花は、オオキバスミレ、薄紫色の花はエイザンスミレです
オオバキスミレ(大葉黄菫)は、スミレ属の多年草の一種で、積雪量の多い日本海側の山地帯から亜高山帯で、林縁や草地に広く分布する日本の固有種と見られているそうです
草丈は5~30cmほどあり、多雪で少し湿ったところに生え、根茎を伸ばすように、雪解けのあとに群生します
ハート形の根生葉(1~2枚)と広卵状形の茎葉(3~4枚)があり、長さは2~8cm・葉の縁は、ギザギザの形状をしています
オオキバスミレの名の由来は、他のスミレと比べて葉が大きく黄色の花であることによると思われます
花の直径は約1cm・黄色の花弁をし、紫色の線が入っています
側弁は有毛で、距はごく短めです
オオキバスミレと並んで、薄紫色のエイザンスミレが咲いていました
エイザンスミレは、 本州~九州の山地の樹下に生えるスミレ属の多年草で、名の由来は「比叡山に生える菫」ということでこの名がつけられたと聞きました
葉が細く裂け、一目で他のスミレとは区別がつきやすいのが特徴です
葉は3全裂で、側裂片は2裂し、各裂片は欠けたものもあるようですが、花が終わるころには大型で単に3裂した形になるそうです
普通は淡紅色の花をつけるそうですが,花の色には変化が多いということで、自然園で見つけたものは、5~10cmの花柄を出し淡紅紫色に見えました
世界中で咲くスミレの花は色々な姿をしているけれど、とにかくよく知られ愛されている花です
そういえばスミレの花を表現すのに、「ウィリアム・ワーズワース」の詩が確かあったと探して見つけました
「ウィリアム・ワーズワース」は18世紀後半~19世紀初頭に活躍したロマン派詩人の代表で、イングランド北部の湖水地方に生まれ、自分の思いを同地域の自然と重ねた詩を数多く残したため、「湖水詩人」と呼ばれた詩人です
スミレを直接詠ったのではないけれど、いいえて妙の表現です
「ウィリアム・ワーズワース」の『ルーシーを悼む歌』を載せました
花誰ひとり足を踏み入れることのない
山里の ダウの泉のほとりに住む乙女
誰からも称賛されることもなく
また愛されることもなく
苔むす岩の陰に咲き
人目に触れることもない
菫のごときその清楚な姿
それは空に輝く星に似て
人知れず暮らす乙女の逝きし日を
誰か知る者のありやなしや
今ははて乙女ルーシーは永久に眠る
ああ 昨日とはまるで異なるわが想い
スミレの花は目立つ花ではないけれど、気になる花ですね
春の色は黄色が目立ちます・・・土佐ミズキとアブラチャンが咲いて思う事
早春花というのは、黄色い花が多いですね
というか黄色い花は春に似合っていると云う事でしょうか!?
群馬・赤城自然園で、幾つか黄色い花を見つけましたが、なかでも若葉吹き出した樹林の中で目立っていたのは、土佐ミズキとアブラチャンでした
まずは青空の下で咲く土佐ミズキの黄色さを見てください・・・春~~って、感じそのものです
花の下で、頭上の花を覗いたら、赤い蕊(しべ)が4つ、5つ、顔を見る事ができました
株立ち風に腕を広げて咲いているアブラチャンを見つけました
実はアブラチャンなんて面白い名の樹は知らなかったのですが、名札がついていてすっかり覚えちゃいました
アブラチャンは、クスノキ科クロモジ属の落葉木で、花は葉に先立って咲き、春まだ葉がほとんど芽吹いていない森の中では、その黄色の花が目立つ木の一つにされているようです
アブラチャンを漢字で書くと油瀝青と書くそうで、アブラチャンの「アブラ」は「油」、「チャン」は「瀝青」のことを指しています
つまり木全体に油が多い(*)ということが、名前の由来になっているようです・・・それにしても、「ちゃん」づけ名は「ちゃん」違いだけど、面白いですよね
参考*樹皮や種子から絞り取った油を灯油に利用したり、薪炭に利用されたようです
アブラチャンは雌雄異株で、春先展葉に先立って、淡黄色の小さな花を、散形状にびっしり付けます
雌花序には3~4個花付きします
花被片が6個、葯の無い雄しべが6個(=9個という人もいます)、雌しべが1個、子房は球形(=未確認ですが、これも退化してないとも言われています)しています
アブラチャンの花は同時期に咲く同じクスノキ科のダンコウバイの花ととてもよく似ていますが、花柄がつくので区別はできます
アブラチャンの葉芽は小さく細長く、花芽は球形で、冬期には同じ木に二種類の芽を確認できます・・・尚花芽には当然柄がついています
アブラチャンの花
ダンコウバイの花 ( 群馬・高崎植物園で撮影 )
ダンコウバイは花柄がないので、枝から直接散形花序がでているように見えますが、冬芽で比較した方が区別が容易のようです
即ちダンコウバイの冬芽は葉芽は楕円形、花芽は球形をしているが柄は無く、葉芽・花芽ともに大柄でぼってりしているそうです
アブラチャンの花言葉は、「 はかない恋 」 です
似た花の ダンコウバイの花言葉は、「 永遠にあなたのもの 」 だそうですが、随分違いがありますね
ライラックの花が咲きました
早朝ウォーキングで、咲き出したライラックの花を見つけました
鉄路の横に植えられている赤紫色の花をしたライラックです
まだつぼみが多いので、香りはまだですが、 冷気の中で間もなくかぐわしい香りがしてくるでしょう
ライラックの和名は、ムラサキハシドイといい、漢字では「紫丁香花」と書きますが、名は体を表すというところでしょうか
ライラックの呼び名は、英語の仮名転写に由来し、他にフランス語由来のリラとも呼ばれています
モクセイ科ハシドイ属の落葉樹で、ヨーロッパが原産・春(日本では4~5月)に紫色・白色などの花を咲かせ、香りがいいので香水の原料ともされているそうです
デジカメ で撮っていたら、朝の通勤電車が通って行きました
ハート形の葉っぱで、花色は紫、白、赤など色さまざま、花房状に密生して咲きます
花びらはふつう4枚ですが、 まれに5枚のものがあり、それを見つけると 幸せになれるという事を聞きました・・・四葉のクローバーみたいなものですかね
そんな言い伝えのあるライラックの花言葉は、「 友情 」、「 青春の思い出 」、「 純潔 」、「 初恋 」、「 大切な友達 」 です
ハナカイドウの花が、咲き出していました
4月に入って花冷えかと思うほどちょっと冷え込む日が続いています
数日前、群馬県立公園・群馬の森を通りかかって気づいたのですが、公園入り口で、ハナカイドウの花が咲いているのを見つけました
ハナカイドウ(花海棠)は、中国原産のバラ科リンゴ属の耐寒性落葉高木で、開花期が4~5月で春の代表花の一つです
江戸時代初期に日本に渡来し、庭木や鉢花として親しまれてきました
樹高は5~8mになるようですが、見かけたハナカイドウは結構立派な樹形です
公園横を流れる河を見下ろすように、花開き始めていました
「カイドウ」を漢字で書くと、『海棠』です
棠は梨のことで、海棠とは海外から来た梨という意味だそうです
中国では、古来より牡丹と並び称されて人気の高い花で、「美人」を表す言葉であったそうです
ソメイヨシノが咲き終わる頃に、紅色の可憐な花を枝いっぱいに咲かせます
ハナカイドウの花びらは雄しべと雌しべを軽く包むような半開状態になり、完全に開きません
花径は4~5cm程で一重から半八重をしています・・・花弁数は5~10枚だそうです
長めの花茎(=花柄長:3~6cm)を伸ばして、垂れ下がるように花を付けるので、スイシカイドウ(垂糸海棠)とも呼ばれるそうです
花の盛りは短いのですが、一度見るととても印象に残ります
開花前の、赤いつぼみが垂れ下がる姿も、なかなか個性的です
ハナカイドウは、4月8日の誕生花です
ハナカイドウの花言葉は、幾つかあるけど、なんといっても、「 艶麗(えんれい) 」 です・・・「艶麗」とは、「容姿があでやかで美しいこと。また、そのさま。」だと、大辞典にありました
他の花言葉は、「 温和 」、 「 妖艶 」、 「 美人の眠り 」 です
カンパニュラの花 → ベルフラワーとも云われます
昨日に続いて・・・スーパーの花棚で見つけたカンパニュラの花です
カンパニュラの名は、キキョウ科ホタルブクロ属の、主として地中海沿岸地方に原産する植物から改良された観賞用植物の総称をいいます
名前の由来は、カンパニュラがラテン語の「釣り鐘」を意味し、花の形が釣り鐘に似ていることからつけられたと思われます
英語ではbell flower(ベルフラワー)といいますが、同じ英名を持つ植物は十種以上あるそうですから、間違いやすいですね
尚別名では、フウリンソウとか、ツリガネソウと呼ばれています・・・これらの名も同じ名の植物がありそうです
日本には明治のはじめに入って来たとされています
カンパニュラは北半球の温帯から冷帯の広い範囲に分布し、全部で300種ほどもあるのだそうで、その大半は多年草ですが、1,2年草のものも少数あるそうです
草丈は30cmから2mくらい、ロゼット型の根生葉を持ち、茎につく葉は互生します
葉の形は様々あるようです
花は晩春から夏にかけて、総状花序または穂状花序の釣り鐘型の3~8cmくらいの花を数輪から数十輪咲かせます
花色は、青や紫または白が多いですが、ピンク色のものもあるといいます・・・ピンクは珍しいと云うことなのでしょうか!?
横向きに咲くものが多いが、受け咲きや下向き咲きのものもあると説明されていましたが、どれもこれも下向き咲きの花が花棚では咲いていました
カンパニュラは、大体が春にタネをまいて翌春以降に花を咲かせて枯れる2年草で、低温に合う性質があり花芽が作られます
茎太であまり枝分かれせず、まっすぐ上に向かって伸びます
大きくなったカンパニュラはさぞや立派でしょう
鉢物しか見たことないのですが、大きく育ったカンパニュラを見てみたいものです
カンパニュラの花言葉は、「 誠実 」、 「 感謝 」、 「 思いを告げる 」 です
クルクル葉をした多肉植物 アルブカを見つけました
先日行ったスーパーの花棚で、珍しい植物を見つけました
名札があって、 アルブカ・スピラリス(Alubuca spiralis)と書かれていました
アルブカはユリ科(=ヒヤシンス科だとも)アルブカ属で、南アフリカ原産の冬型球根の多肉植物です
葉がクルクルとカールして、とても特徴的です・・・ゼンマイ葉といった感じです
冬型の球根植物で、秋頃から葉を伸ばし始めクルクルと巻き始めます
日光によく当てるほど、クルクルが強くなり、このクルクルはどうやら形状記憶されているようです
花は春から初夏にかけて、株の中心から茎を伸ばし、茎の先に、香りのあるグリーン色のランのような花を咲かせそうですが、グリーンの花色だなんて見てみたいなぁ~
花が終わったあとは枯れ始め、秋ころから再び活動を始めます
クルクルまいたゼンマイ葉をアップしました
見れば見るほど、この巻き方はまるでゼンマイ弦のようです
葉の巻き方だけでも充分楽しめる植物で、花と共に季節によって違う顔を見せる事から室内インテリアにもいいかもしれません
因みに育て方は、1.水やりは控えめに 2.夏場は遮光しますが、その他の季節は陽当たりの良い、風通しの良い環境で管理 するのがポイントだそうです
葉のカール具合は水のやりすぎや、日照不足などが原因で、緩くなることがあります
リナリアは和名では、姫金魚草といいます
スーパーの花棚で見つけました
花の名前は、リナリア・和名では姫金魚草といいます
Linaria(リナリア)の名は亜麻という植物に似ていることから、ギリシャ語の 「linon(亜麻(あま))」を語源として名づけられたそうです
リナリアは、原産地・西地中海沿岸、ゴマノハグサ科・リナリア(ウンラン)属の秋まき一年草です・・・多年草もあるそうです
開花時期は4~5月、ピンクや白、紫色の唇状の花が、かたまって咲いてる様子はとてもきれいです
姫金魚草の名は金魚草とよく似ており、花の形が金魚のしっぽのような形をした小さな花を花茎に沢山咲かせるところからつけられたようです
そもそも金魚草は花の形が金魚のように見えることから、この名がつけられたのですが、開花時期3~6月/9~10月の二度咲きで、〝リナリア(姫金魚草)〝と区分けできます・・・更に金魚草はオオバコ科金魚草属ですから別な植物です
花色や花形で色々品種名前があるようです
カラフルで華やかな花色をもつ、リナリア・マロッカナの一年草タイプがよく利用されています
多年草には、夏~秋に紫色の花を咲かせるリナリア・プルプレアや、淡黄色のホソバウンランなどがあります
リナリアの花言葉は、 「 私の恋を知ってください 」、 「 幻想 」 です
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