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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[1月21日(金)~23日(日)]

2011-01-25 20:24:17 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 <泣ける映画>だからといって<良い映画>というわけではありませんが、「ハーモニー」横浜ブルクの18:55~の回、久々の観客1人かと思いましたよ。本編上映の直前に1人入ってきて、それでもたった2人。韓国で観客動員300万人の映画としてはさびしい入りです。「彼とわたしの漂流日記(キム氏漂流記)」なんかもすごくいい映画だったのに、神戸の元町映画館のブログにコメントしたら、Re.に「めちゃめちゃ良い映画ですよね。 なのに、お客さんがさっぱり来ませんでした。とても悔しいです」とのこと。宣伝のしかた等にも問題があるんですかねー?
 別件で、22日から「K-POP DREAM CONCERT-New Generation’10」の上映も始まりました。当然KARAも出場しているんですけどね、例の解散騒動はどうなっているのでせうか? ソフトバンクの孫正義さんが「KARA解散すべきじゃない」とつぶやいたとか。その影響力はあるかどうか??
 考えてもしょうがないことは考えないで、オジサンもドリコンを観にいくことにしますかねー・・・。

    ★★★ Daumの人気順位(1月25日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①なくな、トンズ(韓国)  9.7(640)
②サミーの冒険  9.3(352)
③劇場版ポケットモンスター  9.2(77)
   ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク(日本)
④瞳の奥の秘密  9.0(69)
⑤のだめカンタービレ 最終楽章 後編(日本)  8.8(39)
⑥メガマインド  8.8(325)
⑦グローブ(韓国)  8.8(463)
⑧ハートビーツ  8.7(36)
⑨終着駅 トルストイ最後の旅  8.6(45)
⑩ケチなロマンス(韓国)  8.6(1112)

 初登場は⑦です。説明は後述。
 ①、こういう宗教色の強い映画、日本人の目から観たらどうだろう? ・・・ということを以前記しました。最近ようやく<Mary Kay PINKISH !>というブログで、韓国で働く日本人女性の感想をみつけました。やはり韓国の人たちと受けとめ方が少し違うようです。
 
【専門家による順位】

①Io sono l'amore(I am Love)  8.5(5)
②リミット  7.7(7)
③Winter's Bone  7.7(5)
④虹(韓国)  7.0(5)
⑤クララ・シューマン 愛の協奏曲  7.0(4)
⑥カフェ・ノワール (韓国)   7.0 (2)
⑦意外~accident~  7.0(2)
⑧なくな、トンズ(韓国)  7.0(1)
⑨アウトレイジ(日本)  6.7(7)
⑩黄海(韓国)  6.7(5)

 ①と③が初登場。
 ①はイタリア映画。ミラノの大金持ち一家のロシア人夫人が息子の親友と不倫の関係になって・・・という昼ドラっぽいストーリーですが、美しい映像と音楽と美味しそうな料理等々で通俗的にはなっていないとか・・・。さるブログでは「21世紀のVisconti風な作品と言えるか」ですと。
 ③、昨年の東京国際映画祭でも上映された、いかにもミニシアター系のアメリカ映画。サンダンスの審査員賞受賞作。主人公は17歳の少女。父親は刑務所出所後行方不明で、母親は精神病。幼い弟と妹の面倒は彼女がみるしかない。これだけでもタイヘンなのに、父親を探し出さないと家を出ざるを得ないことになる。うーむ、どこまでも暗くなるなー。こういうのが専門家の好みなんだよねー。日本公開未定のようです。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[1月21日(金)~23日(日)] ★★★
         韓国映画「グローブ」が初登場1位

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数

1・・グローブ(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・1/20・・・・・・・・473,227 ・・・・・・・・・・・・・・554,055・・・・・・・664
2・・メガマインド・・・・・・・・・・・・・・・・1/13 ・・・・・・・・204,686 ・・・・・・・・・・・・・・690,495・・・・・・・392
3・・ハロー、ゴースト(韓)・・・・・・・・12/22 ・・・・・・・151,562 ・・・・・・・・・・・・2,934,471・・・・・・・337
4・・Love And Other Drugs・・・・・・1/13・・・・・・・・129,185 ・・・・・・・・・・・・・・442,508・・・・・・・318
5・・Season of the Witch・・・・・・・・1/13 ・・・・・・・103,958 ・・・・・・・・・・・・・・394,058・・・・・・・247
6・・心臓が脈打つ(韓)・・・・・・・・・・・1/05 ・・・・・・・・81,935 ・・・・・・・・・・・・・・992,154・・・・・・・301
7・・ラスト・ゴッドファーザー(韓)・・12/29 ・・・・・・・・79,343・・・・・・・・・・・・・2,517,237・・・・・・・335
8・・アフリカ魔法旅行 ・・・・・・・・・・・1/20 ・・・・・・・・32,797・・・・・・・・・・・・・・・・37,908・・・・・・・159
9・・昆虫物語みつばちハッチ ・・・・1/13 ・・・・・・・・17,908・・・・・・・・・・・・・・・・69,901・・・・・・・128
    ~勇気のメロディ~(日)
10・・泣くな、トンズ ・・・・・・・・・・・・・9/09・・・・・・・・・17,855 ・・・・・・・・・・・・・・367,659・・・・・・・・96

 1・8位が初登場。
 1位は、韓国で53番目に正式登録された高校野球チームの選手たちとコーチの感動物語。その学校というのが聴覚障害の生徒の学校。打球音が聞こえない等のハンディが当然あるわけです。コーチはプロ野球のスター投手でしたが、飲酒暴行事件を起こして懲戒処分を受け、しばらくその学校の臨時コーチを務めることになった。、ということで、演じるのがチョン・ジェヨン。最近では「彼とわたしの漂流日記」の自殺に失敗した失職青年から「黒く濁る村」の特殊メイクの老人役までホントに芸域が広いです。監督も「黒く濁る村」のカン・ウソク監督。事実に基づいた話のようで、映画と同じ校名の<충주성심학교(忠州誠心学校←漢字は推定)>のサイトに野球部や映画の情報が載っています。(字幕付きの上映館のリストとか。) 原題は「글러브(グラブ)」。英語題は「Glove」ではなく「GLove」になっています。ふむふむ、なるほどね。
 8位はスペイン製の3Dファンタジー&アドベンチャー。想像力豊かな10歳の少女ジャナはバルセロナの街でアフリカの少年ガボと出会った後、想像のおもむくままに、星野ように輝く魔法の石を求めて驚くべき旅に出る・・・。「全世界7700万人の観客を感動させた」ということですが、日本語サイトにはほとんどナシ。ヨーロッパの映画はもっと日本で上映してほしいです。原題は「Magic Journey To Afric」、韓国題も「아프리카 마법여행」とそのまんま。

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2 コメント

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Unknown (ishii)
2011-01-26 20:21:40
 いくら泣くこともストレスに良いからと言っても、始めから泣かせ(?ようとす)る映画はダメです。それで昨年のコリアンシネマウィークでも観ませんでした。「僕の彼女を紹介します」のように思いがけず大泣き、というのは良いのですが…。
 ところで、韓国では普通の受刑者と死刑囚が一緒になにか(ここではコーラス)をすることが出来るんでしょうか。確かナ・ムニさんの役は死刑囚ですよね。日本ではいま死刑囚は殆んど外界とのつながりを断たれている状況なので気になりました。
 昨年観た「ジュリアは夕べに出かけない」というイタリア映画は、死刑囚ではなかったと思いますが(でも殺人罪で服役)服役しながら日中は外の世界で働くジュリアという女性が主人公の話だったのですが、監督によると全てではないけれどイタリアにはそういう制度があるらしいのです。
  
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私も・・・ (ヌルボ)
2011-01-27 02:02:18
 私も、死刑囚が他の囚人と同じ雑居房で起居しているのを見て、(それが事実なら)日本とずいぶん違うなあと思いました。むしろ外部とのコミュニケーションをほとんど遮断してしまう日本の方が例外なのでは?
 韓国の死刑に関するドキュメントで「赦し」という映画(モトはテレビ番組)があるのはご存じでしょうか? →
http://www11.ocn.ne.jp/~grdragon/temp/forgiveness/intro.html 
 4月に茅ヶ崎で上映会をやる予定です。
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